まとめ読み・つながり読みの本– category –
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まとめ読み・つながり読みの本
思考実験の本まとめ読み
思考実験の本3書 思考実験をテーマとする次の3書をまとめ読みしよう。ただし3は「科学書」であるが、自然科学も「思考実験」を端緒とすることが多いことがわかる。1,2については、100の問いのすべてを「要約」で取り上げた。これを見ると生成AI時代にも、矯めつ眇めつの思考がいかに重要かがわかる。こららの記事は、私と来訪者の頭... -
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老死を知る2書を読む
Mのコメント いうまでもなくすべての生物は「生老病死」という物理的化学的過程を辿り進むが、人はそれを言語化し、意味と価値から眺める。なお仏教では「生」は「生きる」ことではなく生まれることであり、インド宗教での転生という特殊な前提がある。また「病」は、主として学的検討の対象であると言えよう。当面、私の目の前にあるのは、... -
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知覚力・観察力が世界を拓く
Mのコメント 序 知覚力・観察力は、「問い」を充実させる基盤となる。その知覚について論述した後記の「観察力を磨く」、「知覚力を磨く」という似通った本がある。いずれも絵画の研究者、愛好者として、基本に絵画を据え、知覚力・観察力を磨く議論を展開する。レオナルド・ダ・ヴィンチや、シャーロック・ホームズに注目する点も重なってい... -
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隙間を埋める
プラトンとフッサール さて前回の記事が1月25日なので2ヶ月近く間が空いてしまった。 ただこの間、(本人としては)無駄に過ごしていたわけではなく、竹田青嗣さん(「哲学とは何か」(Amazonにリンク))や西研さん(「哲学は対話する」(Amazonにリンク))が注目し新しい目線で切り拓いたプラトン(アリストテレス)、フッサールを見... -
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精神現象学から認知科学へ
ヘーゲルは分からない ヘーゲルの法哲学、歴史哲学、あるいは論理学等は、読んでいて何を論じているのかが全く分からないわけではない。しかし、「精神現象学」、それも前半部分はお手上げだ。読んでいて、論じている対象が分からない、内容も分からない、言葉遣いが不快だ、等々がごく普通の反応だと思う。今後、こういう本を手に取ることも... -
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資本主義は持続可能な世界を実現出来るか-多角的に読む6冊の最初の2冊
MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する (日本経済新聞出版) :アンドリュー・マカフィー デジタル化する新興国 先進国を超えるか、監視社会の到来か:伊藤亜聖 問題の所在を考える あたりまえのことだが、私たちは子や孫の世代においても「持続可能な世界」を、何とかして、作りあげなければならない。知恵なく気候... -
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秋の夜長に読もうこの10冊
夜長に読むこの10+2冊 よそに鳴る夜長の時計数へけり 杉田久女 孫娘の「けろけろ時計」の不規則に叫ぶ「実家にカエラセテいただきます」、「この部屋好きケロ」、「夢は自分で見つケロ?」との声を数えながら、秋の夜長に読むこの10冊を選んでみた。というより、今このWebに手を入れていて大分形ができてきたが、ずらずらと参考本を... -
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気になっていたこと
「哲学入門」と「The Roots of Reason」 気になっていたこと 誰でも,どうでもいいことが気になり,忘れられないことがある(大事なことで忘れることは無数にあるが)。 私の場合,そのひとつに,戸田山さんが「哲学入門」で,David Papineauが挙げる認知デザインは6段階あるとしながら,4,5段階(6段階目は人間)については重要でないと... -
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やり残したことども
大晦日に書きかけたこと 2018年の大晦日にこの記事を書きかけたが,やり残したままあっという間に今日(2019年1月7日)になってしまった。「今年もあっという間に大晦日だ。今年は去年より比べて,だいぶ充実したときを過ごせたような気がする。更に来年は踏ん張ろう」で始まり,今後作成する記事の「目論見」を書く段取りだったの... -
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安くなった時にKindle本を買うのは快感だ 未読・半読・一読の本 4
未読・半読・一読の本 4 (180708) Kindle本は時々安くなる。特にIT系や自然科学系の比較的高価な本,あるいは新書類は,数か月から1年に1回くらいは,ほぼ4分の3から半額になるセールがあるような印象だ。 私は,すぐに読みたかったり必要となったりしたわけではないが,興味を惹かれたKindle本は,サンプルをダウンロードしておく。そ...