目次
思考実験の本3書
思考実験をテーマとする次の3書をまとめ読みしよう。ただし3は「科学書」であるが、自然科学も「思考実験」を端緒とすることが多いことがわかる。1,2については、100の問いのすべてを「要約」で取り上げた。これを見ると生成AI時代にも、矯めつ眇めつの思考がいかに重要かがわかる。こららの記事は、私と来訪者の頭が滑らかに流れるようにするための純粋な情報提供だ。
しかしこのぐらいの量の情報を処理しようとすると、頭の中も事務処理も、大混乱、イライラもいや増す。頭の中の混乱の一因は、言葉遣い、概念の不分明さだ。そこで概念哲学の「形而上学」を一覧すると少しは整理できるかもしれない。そこで「概念」を整理する4の本を追加して取り上げた。神様の話しではないからいやがらずに覗いてみることをお薦めする。
ついでに全てをここに盛り込むと混乱するだけなので、各書はそれぞれ独立した投稿にすることにした。これで大分というか、跡形もないほどスッキリと整理できる。
- 思考実験大全:岡本裕一郎
- 100の思考実験―あなたはどこまで考えられるか:ジュリアン・バジーニ
- 世界一深い100のQ いかなる状況でも本質をつかむ思考力養成講座
- 形而上学とは何か:秋葉剛史
知的生産の学習実験室&未来の法律…


思考実験大全_を読む – 弁護士Mの知的生産の学習実験室&未来の法律事務所
思考実験大全_への道標 書誌 短い紹介と概略目次 400字の紹介文 哲学者や科学者が理論の検証に用いる思考実験とは、抽象的な問題を我々自身の切実な問いへと転換させる…
知的生産の学習実験室&未来の法律…


100の思考実験_を読む – 弁護士Mの知的生産の学習実験室&未来の法律事務所
100の思考実験_への道標 書誌_100の思考実験 あなたはどこまで考えられるか 短い紹介と概略目次 400字の紹介文 本書は、100の哲学的な難問に対し「思考実験…
知的生産の学習実験室&未来の法律…


世界一深い100のQ_を読む – 弁護士Mの知的生産の学習実験室&未来の法律事務所
世界一深い100のQ_への道標 書誌_世界一深い100のQ いかなる状況でも本質をつかむ思考力養成講座 短い紹介と概略目次 400字の紹介文 本書は、誰もが一度は抱く…
知的生産の学習実験室&未来の法律…


形而上学とは何か_を読む – 弁護士Mの知的生産の学習実験室&未来の法律事務所
形而上学とは何か_への道標 書誌 短い紹介と概略目次 400字の紹介文 本書は、伝統的に哲学の一部門であるとされる「形而上学」についての現代的な入門書である。形而上…
思考実験300の問いにチャレンジしよう
1.「思考実験大全」、2.「100の思考実験」、3.「世界一深い100のQ 」の思考実験300の問いを取り出し、昇順にならベてみた。2は語句で「問い」になっておらず、3は自然科学系が多いので、何となく区別が付くが、まあいいだろう。2は暇を見つけて「問い」にしよう。頭の薬になるだろうか。
- 0・9999999……は1に等しいのか?
- 1を3つに分けることはややこしい?1÷3の謎
- 1立方センチメートル当たりに、どれだけの情報を記憶させることができるか?
- AIが仕事をする世界は人にとって幸福か?雇用の未来
- AIの開発競争は進歩か? 終焉か?2027年のシンギュラリティ
- AIの進化を喜べるのはいつまでか?AIエージェントの誕生
- AIの進化を止められるのか?AIエージェントの驚くべき進化
- AIは考えているといえるか?中国語の部屋
- AIは全知全能か?ペーパークリップ・マキシマイザー
- AIは必要な情報だけを選べるのか?ロボットの憂鬱
- アダムのリンゴとは何か?
- アップデートが止まらない知性と、どう共存するか?AI研究を支援するAI
- ありふれた英雄
- 「いつ」境界が生まれるのか?ハゲ頭なんて存在しない
- ウサギだ!
- エネルギーを消費するのは悪なのか?
- エントロピーとは乱雑になることか?
- オリジナルとは何か? コピーとは何か?テーセウスの船
- きたるべき衝撃
- ギュゲスの指輪
- グリンピースはゆでるとどうして色が薄くなるのか?
- グレープフルーツには毒性があるのか?
- グローバル化は格差を拡大するのか、それとも縮小するのか?
- クローン人間を生み出すことは「悪」だろうか?自分とそっくりな赤ん坊
- コウモリであること
- この現実は本物か?水槽の中の脳
- コンピューターがアインシュタインよりも賢くなるのはいつか?
- コンピューターはある数字を無作為に引くことができるか?
- コンピューターは匂いを感知できるか?
- 「さとる」とはどういう状態か?隻手の音のなき声を聴け
- シモーヌに自由を
- すべての人類が失業する社会はユートピアか?AIが仕事を奪う
- すべてを包括する「世界」という概念は成立するか?なぜ世界は存在しないのか
- そっくりに再現された私は、「私」なのか?人間転送機
- ゾンビ
- ただ乗り
- つかみどころのないわたし
- つぼみを摘む
- テセウスの船
- テロ予告
- どうしたら進化論者にならずにいられるのか?
- どうして1は9よりも多く現われるのか?
- どうしてコンピューターにはモデルがひとつしかないのか?
- どうしてフランス人の過半数は平均給与を稼げないのか?
- どうして空は青いのか?
- どうして偶然に頼らなくてはならないときがあるのか?
- どうして人間はいびきをかくのか?
- どうして世界には色があるのか?
- どうして大きい動物と小さい動物がいるのか?
- どこにもいない男
- なぜ人は本心を抑えて「他人の期待」を優先するのか?アビリーンのパラドックス
- ニュートンのリンゴは青かったのか?
- ネット頭脳
- パーシーに自由を
- バクテリアには思考能力があるのか?
- バタフライ効果とは何か?
- ピタゴラスの定理を作ったのは誰か?
- ビッグバン以前には何があったか?
- ビュリダンのロバ
- ピリ辛のミートシチュー
- ふたりのデレク
- ポストヒューマンは危険か?遺伝子リッチと遺伝子ナチュラル
- ミミズには人間と同じように記憶力があるのか?
- もしもアメリカと同じように、中国人とインド人の4分の3が車を持ったなら、原料とガソリンは足りるのか?
- モッツァレラチーズでできた月
- もっともらしい話
- よい昼寝と悪い昼寝があるのか?
- ラドンは致死性か?
- 「リベラルな社会」は、すべてをうまく調整できるか?リベラル・パラドックス
- ルールを知らない知性が、世界を動かし始めたら?激化するAIエージェントの開発競争
- レマン湖を満たすにはどのくらいの時間がかかるか?
- ロボットはなくなるのか?
- わたしがするようにでなく、言うようにせよ
- わたしは考える、だから?
- わたしは脳である
- わたしを食べてとブタに言われたら
- わたしを責めないで
- 悪の問題
- 悪夢のシナリオ
- 依存する命
- 意識するとはどういうことか?
- 意識や知覚は「脳の中」にあると本当にいえるのか?無脳論の可能性
- 異なる文化間で、相互理解はできるか?最悪の接触
- 異種交配は許されるか?ヒューマンジー
- 遺伝子組み換え食品は健康にいいのか?
- 一粒ずつの課税
- 宇宙の中の自分の大きさ
- 宇宙は何歳か?
- 宇宙は複数存在するのか?
- 嘘でも、愛や喜びを求めるか?ドリーム・ワールド
- 運命はもうすべて決まっているか?予定説
- 黄金律
- 化学物質を含まない食品は存在するのか?
- 仮想現実に浸ることは可能か?
- 仮想浮気サービス
- 家族が第一
- 火星への旅
- 過去の結果は未来の確率に影響するのか?ギャンブラーの誤謬
- 我々が吸っている酸素はどこから来るのか?
- 我々の社会は、深刻な自然界の危機に対して、これまでの社会よりも抵抗力があるだろうか?
- 我々の脳は知らぬうちに情報を受け取っているのか?
- 海辺のピカソ
- 階級なき社会に国家は要るか?国家は死滅するか
- 核エネルギーは永続的か?
- 革命とは真の変化か、エリートの交代か?エリートの周流(循環)
- 楽しみの法則
- 完全な知識があれば、未来がわかるか?ラプラスの悪魔
- 「寛容な社会」は不寛容を排除すべきか?寛容のパラドックス
- 「感じる」とは、「知る」ことと別なのか?メアリーの部屋
- 感覚と感受性
- 「観測」とは何か?シュレディンガーの猫
- 丸を四角にする
- 癌の発症を予見することはできるか?
- 気候を人工的に冷却するのは、SF世界のなかだけか?
- 記憶の「事実」と「虚構」の境界はあるか?追憶売ります
- 記憶は作られる
- 記憶抹消
- 亀の徒競走
- 義務を果たす
- 喫茶店で暮らす人たち
- 脚はどうして4本か6本か8本なのか?
- 救命ボート
- 共産主義はユートピアか? ディストピアか?共産主義のユートピア
- 共存の距離感をどう探るか?ヤマアラシのジレンマ
- 狂人の痛み
- 近い将来、人類は冬眠状態で宇宙旅行をすることができるのか?
- 金を取って逃げろ
- 空間は本当に存在するのか?
- 「偶然」はレアなことか?誕生日のパラドックス
- 偶然は予見できるのか?
- 経験機械
- 経済の本質とは何か?美人投票
- 経済学は「経済科学」か「政治経済」か?
- 経済成長は需要から生まれるのか、供給から生まれるのか?
- 芸術のための芸術
- 健康の「質」とは何か?
- 検査員の訪問
- 幻想を破る
- 現生人類は進化を続けているのか?
- 言語や論理の限界はどこにあるのか?ウソつきのクレタ人
- 言葉によって他者の感覚は理解できるのか?箱の中のカブト虫
- 言葉の意味は頭の中だけで決まるか?双子地球
- 限られた資源の中で、誰を助けるべきか?救命ボート
- 個の知恵は、群れの愚かさなのか?ブライスのパラドックス
- 公式ニュースの発表
- 公平な不平等
- 好都合な銀行のエラー
- 幸運のルーレット
- 合理性の要求
- 合理的な選択はいつも正しい結果をもたらすか?囚人のジレンマ
- 国家でも経済でもない、世界のつながりはあるのか?世界共和国
- 国家とは幻想か?共同幻想論
- 魂の力
- 最も美しい数式は何か?
- 最後の手段
- 「最大多数の最大幸福」は暴走するか?功利の怪物
- 最短距離は常に直線か?
- 殺すことと死なせること
- 死がふたりを分かつまで
- 「私」は、ほんとうにひとつなのか?スワンプマン
- 資源のために出産の制限をすべきか?共有地の悲劇
- 雌牛は牛乳工場なのか?
- 事物の本質とは何か?洞窟の比喩
- 持続可能な開発
- 時空はいくつの次元を持っているのか?
- 時計じかけのオレンジ
- 次元の世界を「見る」ことはできるか?
- 治療にはリスクがあるのか?
- 自己言及的な文の真偽は確かめられるか?ラッセルのパラドックス
- 自然という芸術家
- 自然についてすべてを知ることはできるのか?
- 自然の法則は絶対か?マックスウェルの悪魔
- 自動政府
- 自分が「自分だ」と分かるのは、他者がいるからか?3人の囚人
- 自分の身体は自分だけのものか?バイオリニスト
- 「自由に選んでいる」と思う行動は本当に自由か?ニューカムのパラドックス
- 自由意志
- 実際に「物質を構成する素粒子」はいくつあるのか?
- 社会秩序のために個人を抑制できるか?道徳ピル
- 邪悪な天才
- 邪悪な魔物
- 主観と客観の区別がなくなるとはどういう状態か?純粋経験
- 種とは現実か、それとも机上の空論か?
- 樹木の葉を食べる動物は怠け者なのか?
- 樹木は移動できるのか?
- 重いものは軽いものより早く落ちるか?ガリレオの落下
- 重力は斥力になり得るか?
- 純粋に「正義」を考えることはできるのか?無知のベール
- 勝者なしの場合
- 植物は繁殖が容易なのか?
- 心と頭
- 心は脳なのか?対蹠人
- 心配性の人間は暗記が得意か?
- 森は消滅するのか?
- 真空は空からなのか?
- 真実とは、見る者の数だけ存在するのか?(あなたがそう思うならば)そのとおり
- 神に賭ける
- 神の存在を「確率的」に扱うことはできるか?パスカルの賭け
- 神の命令
- 神は数学が得意なのか?
- 身体が変わっても、心(脳)が同じなら同一人物か?ブラウンソンとは誰か
- 身代わり
- 人と人は補完的に存在し合っているのか?四肢的構造
- 人の直感はあてになるか?モンティ・ホール問題
- 人の文明は終わるのか?2030年
- 人間による環境保護は可能だろうか?環境保護のパラドックス
- 人間の手の指はどうして5本なのか?
- 人間の脳とコンピュータの連結はできるか?シンギュラリティ
- 人間の文化をつくるのは自然環境か?風土
- 人工生命の形を造ることは可能か?
- 人種は存在するのか?
- 人獣共通感染症を恐れるべきか?
- 人類の倫理は、AIにもつうじるのか?人を欺くAIエージェント
- 人類はAIのウソを見抜けるか?ブラックボックス化するAI
- 人類は鳥インフルエンザで絶滅するのか?
- 水はどこでも水なのか
- 水は水源から流れるのか?
- 水槽の中の脳
- 随伴現象者たちの星
- 数学がなかったら、我々の世界はどうなるか?
- 数学においては、すべての無限は同じ価値を持つのか?
- 世界の「継続性」を立証できるか?世界5分前仮説
- 世界はすべて「空っぽ」か?色即是空
- 世界をとらえる尺度は人それぞれなのか?便器のクモ
- 正しさは絶対か、状況次第か?カントの問いかける殺人者
- 正義とは他人の目を意識した仮面なのか?ギュゲスの指輪
- 正体がわからないもの
- 生の宣告
- 生物の進化は事実か仮説か?
- 生命維持
- 声帯移植はいつ可能になるのか?
- 青を獲得する
- 石油の枯渇は悪夢か天恵か?
- 赤ちゃんの目はどのくらい見えるのか?
- 赤を見る
- 先史時代の人間は何を考えていたのか?
- 戦慄
- 善なる神
- 善意の賄賂
- 全知全能の神はなぜ悪を存在させているか?弁神論
- 「存在しないこと」を証明できるのか?悪魔の証明
- 他者にも意識があると、どうして分かるか?哲学的ゾンビ
- 他者の感覚を理解できることは可能か?コウモリであるとはどういうことか
- 多くても少なくても
- 多数を救うために1人を犠牲にするのは正しいか?サバイバル・ロッタリー
- 多数決で本当に集団の意志を反映できるか?多数決のパラドックス
- 多数決は、有権者の本当の意志を反映しているか?オストロゴルスキーのパラドックス
- 多文化主義のパラドックス
- 誰も傷つかない
- 知ってはいない
- 知のヴェール
- 「知る」とは何か?デカルトの悪霊
- 知能は脳の大きさに比例するのか?
- 地球温暖化の責任は我々にあるのか?
- 中国語の部屋
- 「注意」はどうやってするのか?
- 痛みの痕跡
- 電気の備蓄はできるか?
- 道徳的な運
- 難聴が完治する日は来るか?
- 二重のやっかい
- 虹の色はどこから生まれるのか?
- 日本人の美意識とは何か?「いき」の構造
- 脳のなかの考えを読むことはできるか?
- 脳はどのように学ぶのか?
- 脳はどのように思考を作り出すのか?
- 脳を「回復させる」ことは可能か?
- 箱の中のカブトムシ
- 反物質の世界は存在するのか?
- 反芻は何の役に立つのか?
- 汎用的な知能をもつ人工知能は必要か?AI研究の悲願達成
- 犯罪的行動は「悪」ではなく、「脳の機能不全」か?殺人は脳の病である
- 非道な手段もときに正義となりうるのか?時限式の爆弾
- 氷の話
- 部分を寄せ集めたときの落とし穴
- 物学の研究はどのように行なわれるのか?
- 平行線は交わることができるか?
- 平和の代償
- 眠らずに生きることはできるか?
- 夢と現実を確実に区別できる根拠はあるのか?夢の懐疑
- 無限であるということはどういうことか?アキレスと亀
- 無限の時間があれば、誰でも名作を書けるか?無限の猿定理
- 命に価値の違いはあるか?トロッコ問題
- 明日、我々はどんな空気を吸うのか?
- 模造画家
- 妄想は覚めない方が幸福か?トラシュロスの風変りな狂気
- 木馬で賭けに勝つ
- 目が見ているもの
- 目に見えない庭師
- 目をあけたまま、夢を見ることはできるか?
- 「役割」はどこまで人の行動を決めるのか?監獄実験
- 友と敵はどのように決まるのか?カルネアデスの舟板
- 予防的正義
- 理屈を超えた衝動とは何か?メロスはなぜ走ったのか
- 「理由なき決断」は可能か?ビュリダンのロバ
- 流氷をリモートコントロールで溶かすことはできるか?
- 粒子はどうやって質量を持ったのか?
- 「労働」は「遊び」なのか?労働とゲーム
- 論理をかさねていけば、未来予測は可能なのか?死刑囚のパラドックス
- 論理的に正しいことは、いつも「正しい」のか?ヘンペルのカラス