フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書_への道標
書誌_フランスの高校生が学んでいる哲学の教科書:シャルル・ペパン

短い紹介と大目次
短い紹介
本書は、伝統的な知の探求にとどまらず、哲学を「生きるための教科書」として捉え直し、思考を喜びや力と結びつけることを目指している。本書は、自己が独立しているか他者との関係で定義されるかという「主体」の問題から議論を始め、文化、理性、道徳、政治といった主要テーマを、日常生活の具体的な問いに結びつけながら展開する。また、「抽象と具象」や「必然性、偶発性、可能性」といった哲学のキーワードを詳細に解説することで、概念的な理解を深めることを重視している。最終的な目的は、読者がデカルトやサルトルといった哲学者たちの知見を活用し、「自由と責任」をもって自らの人生を選択する力を身につけるよう導くことである。
大目次
- ■ はじめに
- 1|主体 「私」は私ひとりだけのものか、それとも他者との関係で定義されるものなのか
- 質問と回答
- 2|文化 文化とは自然なことか、それとも自然に反することか
- 質問と回答
- 3|理性と現実 理性は現実を捉えることができるのか、それとも現実は理性では捉えきれないものなのか
- 質問と回答
- 4|政治 政治は現実的であるべきか、理想を目指すべきか
- 質問と回答
- 5|道徳 道徳は現実に存在するのか、ただの幻想なのか
- 質問と回答
- ■ キーワード解説
- ■ バカロレア試験対策 実践編
- ■ おわりに
- ■ 訳者あとがき
- ■ 解説 「フランスの高校生はどのように哲学を学んでいるのか?」 坂本尚志
一口コメント
大目次の1から5に「問題」が掲載されているが、これに回答することは「バカロレア」の哲学試験に回答することと同レベルであり、そしてこのような問いを発し回答することが、フランスで受け入れられている「哲学」である。私はこれには付いていけない。どの応答も、ある特殊な前提の下での閉ざされた言語世界での言語展開で、日本人には記号接地しない。
要約と詳細目次
要旨
本書はフランスの高校生を対象とした哲学の受験参考書であるが、知識の伝達にとどまらず、哲学を「生きるための思考ツール」として提示することを目的としている。著者シャルル・ペパンは、日常生活と乖離しない「実存的な教科書」を志向し、欲望、幸福、真実といった普遍的テーマを現代社会の具体的な問いと結びつけて探求する。
本書の核心は、主要な哲学的命題を二項対立的な視点から多角的に分析するアプローチにある。たとえば「主体」は自己完結的か(デカルト)/他者との関係で定義されるか(ヘーゲル、サルトル)、「文化」は自然の延長か(アリストテレス)/自然への反抗か(カント)といった対立軸を設定し、読者に思考の深化を促す。この弁証法的構成は、フランスの大学入学資格試験(バカロレア)で求められる論述力の養成を意図している。
また本書は、哲学が難解な概念遊びではなく、具体的な人生の問いに応え得ることを示す。たとえば「本当になりたいものは何か」「本当の友だちとは」といった身近な悩みに対して、アリストテレス、サルトル、フロイトなどの思想を応用し、実践的指針を提示する。
結論として著者は哲学を「パルマコン」(薬にも毒にもなるもの)と位置づける。哲学は苦しみからの解放をもたらす「薬」になりうる一方で、既存の価値観を揺るがし、孤独や不安をもたらす「毒」にもなりうる。その効果は学ぶ者自身が主体的に関わり、自分にとっての「適量」を見出すことにかかっていると説き、哲学と自律的に向き合うことを提唱している。
1. 書籍の目的とアプローチ
本書は従来の哲学教科書と一線を画し、読者が自ら「考えるための教科書」であり「生きるための教科書」となることを目指す。著者は哲学を喜びと不可分のものととらえ、考えることを通じて力を得て強く生きる手段とみなしたうえで、以下の原則に従って執筆している。
- 日常との接続: 日常生活の中に重要な哲学的命題が存在することを示し、日常と乖離しない哲学を追求する。
- 実践的な問いへの応答: 「哲学は役に立たない」と考える人々の疑問にも真摯に答え、哲学の実用性を示す。
- 古典の現代的解釈: 古典的著作や有名哲学者の思想を引用する際、要点を簡潔に示し、称賛だけでなく問題点や現代的意義にも焦点を当てる。
- 根源的な探求: 欲望、真実、幸福といった主要テーマを分野横断的に根源まで掘り下げる。
著者は執筆にあたり「一度も間違わないより間違ってから訂正したほうがよい」「到達不可能な完璧を目指すよりものの見方を考える」という二つの原則を掲げ、完璧な知識の暗記より思考のプロセス自体を重視する姿勢を明確にしている。
2. 主要な哲学的テーマの探求
本書は5つの主要領域に分け哲学的な問いを探求する。各領域では中心的な命題を二つの対立する視点から考察し、読者の多角的理解を促す構成となっている。
2.1. 主体: 「私」は私ひとりだけのものか、他者との関係で定義されるものか
この章では「私」という主体の定義を巡る二つの主要立場を対比する。
- 独立的・絶対的な主体(自己規定): デカルトの「我思う、ゆえに我あり」に代表される考え方。主体は他者の存在なしに自意識を持ち、自己の存在を自覚できるとする。意識や欲望、自由意志は他者から独立したものと捉えられる。
- 相互主観性による主体(相対的定義): ヘーゲル、サルトル、メルロ=ポンティらの考え。主体は他者との関係性のなかで構築・定義される。ヘーゲルの「主人と奴隷の弁証法」は、他者からの承認を通じて自己を客観的に意識する過程を示す。この視点では意識、無意識(フロイト)、知覚、欲望、時間や存在の意味さえも他者との関係において成立する。
2.2. 文化: 自然の延長か、自然への反抗か
文化と自然の関係を巡る二つの見解。
- 文化=自然の延長: アリストテレスの「人間は政治的動物である」に基づく。社会形成、理性や言語の発展は人間本来のあり方(自然)であり、文化は自然の延長とされる。芸術は自然の模倣、技術は身体能力の延長、宗教は世界の意味を問う自然な行為と解釈される。
- 文化=自然への反抗(反・自然): カントに代表される立場。人間は本来利己的な性質を持ち、文化や道徳は自然状態から脱却するための努力である。規律や鍛錬によって衝動を抑制することが文明の第一歩とされる。この観点では芸術や宗教が自然の衝動に対する反応として解釈される。
2.3. 理性と現実: 理性は現実を捉えられるか
理性が現実の複雑さを完全に把握できるかを巡る議論。
- 理性の優位: デカルトやヘーゲルに代表される合理主義。デカルトは神が人間に観念を授けたため世界を理解できるとし、ヘーゲルは理性が現実を構築すると考えた。科学的アプローチでは理性が経験や実験を結びつけ、現実を理論化・検証することが可能とされる。
- 理性の限界: ニーチェやメルロ=ポンティの立場。ニーチェは理性が現実を単純化し謎や多様性を見失わせると批判し、メルロ=ポンティは芸術的知覚が「生きられた世界」の厚みを捉えると主張する。この立場では神の存在証明の試みなどが理性の限界を露呈するとされ、パスカルは「神を感じるのは心であって理性ではない」と述べた。
2.4. 政治: 現実的であるべきか、理想を目指すべきか
政治を人間の本性の現実的側面から捉えるか、人間性の向上という理想から捉えるかの対立。
- 現実主義: ホッブズに典型的。人間は本質的に利己的であり、国家や法は「万人の万人に対する闘争」を避けるための契約であると考える。民主主義は多数派による暴政の危険をはらみ、法は共存のためのルールとして機能する。
- 理想主義: ルソーに代表される立場。人間には自己改善能力があり、社会生活や政治参加を通じてより徳ある市民になれると考える。民主主義は個人が全体の利益を考えて行動することで人間性を向上させる制度であり、法は人々をより良い存在へ導くものとされる。
2.5. 道徳: 現実に存在するのか、幻想なのか
道徳的行為の根拠を巡る二つの見解。
- 道徳は現実に存在する: カントの道徳哲学に基づく。人間は利益や強制によらず、善への意志(道徳律)に従って行動できるとし、自主性(オートノミー)を道徳の根拠とする。この立場では尊厳が幸福より重視される。
- 道徳は幻想である: 人間の行為は利益追求、習慣、本能などに基づくとする見方。善行も他者からの評価や罪悪感の回避といった利己的動機に根ざしているとし、道徳を偽善や体面を繕うためのものと解する。この視点では自由は利己的欲求の追求であり、幸福は徳とは無関係に良好な状態の持続とされる。
3. 日常生活と哲学: 具体的な問いへの応答
本書は抽象的議論に留まらず、読者が抱く具体的な悩みや疑問に哲学的視点から答える。
- 「本当になりたいものは何か、どうすればわかるのか」
- 回答: 内省だけでなく行動が不可欠。悟性には限界があり、行動して一つの道を選び歩み出すことでしか本当にやりたいことは見えてこない。サルトルの「実存は本質に先行する」に従い、これからの行動が「あなた」を定義する。
- 「本当の友だちってどうしたらわかりますか」
- 回答: アリストテレスの友情論を援用し、「友人とはあなたをより良くする人」と定義する。友との関係を通じて自分の才能や可能性(可能態)が引き出され、現実態へ成長できるかが基準となる。
- 「常に礼儀正しくあるべきでしょうか」
- 回答: 礼儀と尊重を区別する。礼儀は相互利益に基づく表面的な作法にとどまる場合があるが、尊重は相手に踏み込み、時に衝突を伴う真摯な関係を求める。違いを尊重するためには単なる礼儀を越える勇気が必要だ。
- 「いつも罪悪感に苛まれています。哲学は助けてくれますか」
- 回答: フロイトの精神分析を援用。罪悪感は文明によって抑圧された攻撃性などの衝動が自己に向けられることで生じると説明し、芸術や知的探求といった文明的活動によってそのエネルギーを昇華させることを提案する。
- 「真剣な話になるとすぐに皮肉を言ってしまう」
- 回答: 皮肉(イロニー)とからかいを区別する。からかいは相手を傷つける一方的行為であり、皮肉は相手の知性に訴え、共有された世界観を前提とするコミュニケーションである。ソクラテスのように、皮肉を相手の思考を促す「産婆術」の道具として用いることを勧める。
4. 哲学的思考のためのツール: キーワード解説
本書は哲学的議論を精密に行う道具として、対立または関連する概念のペアを多数紹介する。これらの「手がかり」を理解することは、思考を整理し論理的に議論を構築する上で重要である。
(表は原文のまま維持)
| キーワード (Keyword) | 解説の要点 (Summary of Explanation) |
| 絶対と相対 | 絶対は何ものにも依存せず存在するが、相対は常に比較のもとで存在する。ただし「絶対悪」「絶対王政」なども文脈によって相対的になりうる。 |
| 抽象と具象 | 具象は形があり触れられるが、抽象は思考で捉えられる。哲学は抽象的だが、カントの「理念の統制的使用」のように具体的人生を改善する道具となりうる。 |
| 現実態と可能態 | アリストテレスの概念。可能態は潜在能力、現実態はそれが実現された状態を指す。人は好機(カイロス)を捉え可能態を現実態へ移す能力を持つ。 |
| 分析と総括 | 分析は内部構造の解明、総括は全体像の把握。精神分析は人生の複雑な構造を分析し、最終的に総括的結論に至るプロセスである。 |
| 原因と目的 | 原因は「なぜそうなったか」を説明し(科学的思考)、目的は「何のためか」を理解しようとする(人文的思考)。 |
| 偶発性、必然性、可能性 | 偶発性は「そうでなかったかもしれないこと」、必然性は「他の可能性がありえないこと」、可能性は「起こりうること」であり、人間の介入の余地を示す。 |
| 知ると信じる | 「知る」は論証可能だが、「信じる」は不確かである。信じることはすべてを知れない人間特有の行為である。 |
| 本質的と非本質的 | 本質は対象を定義する根本的性質、非本質的(偶有的)はそれに付随する副次的性質を指す。 |
| 説明と理解 | 説明は原因や法則による解明(自然科学)、理解は行為の意味や意図の解明(人文科学、ウェーバーの理解社会学)。 |
| 法的な権利と現実 | 権利上は平等でも現実には格差が存在する。法が現実を変える力を持つかが問われる。ルソーは自然界に権利はなく「強者の権利」は無意味とした。 |
| 形(形相)と素材(質料) | 道具や芸術品は素材に形を与えたもの。カントは知覚が集めたデータ(素材)に悟性が秩序(形)を与える過程として知性を説明した。 |
| 属、種、個人 | 個人は分割不可能な単位。同種は生殖可能な子孫を残す。人類という共同体に属することは、生物学的種を超えた道徳的義務を示唆する。 |
| 理想と現実 | 現実は直面するもの、理想は評価基準。理想は現実を評価しより良くするための努力目標(理念の統制的使用)となる。 |
| 同一、平等、差異 | 人はそれぞれ異なる(差異)が、法の下では等しい(平等)。トクヴィルは民主主義が平等を同一化と混同し個人の差異を失わせる危険を指摘した。 |
| 直観的と論証的 | 論証は段階的論理展開(ロゴス)だが、直観は一瞬で把握する「精神のまなざし」(デカルト)。 |
| 合法性と正当性 | 合法性は法律適合性(客観的)、正当性は個人の良心に基づく(主観的)。レジスタンスのように正当性のため非合法行為が取られることがある。 |
| 直接と間接 | 直接は媒介なしの即時的反応や認識。間接は思考や道具などの媒介を通じて世界と関わること。 |
| 客観と主観 | 主観は個人の内的判断、客観は個人の視点を超えた普遍性を持つ。メルロ=ポンティは「交錯する主観の多数が一致を見出すところ」とも述べる。 |
| 義務と強制 | 強制は外部からの力、義務は内なる意志による自らへの課し。法的義務も個人の内面化の度合いによって強制にも義務にもなりうる。 |
| 起源と根拠 | 起源は物事の始まり(きっかけ)に過ぎないが、根拠は存在を支える本質的理由。ニーチェはキリスト教に起源はあっても根拠はないと批判した。 |
| 論破と納得 | 論破は言葉巧みに相手を言いくるめること(詭弁)、納得は合理的根拠に基づく相手の理解の獲得(哲学者)。 |
| 類似と類比 | 類似は外見的な近さ、類比は構造的関係の相似を示し深い思考を要する(例:A:B = C:D)。 |
| 原理と結果 | 原理は行動の普遍的基準(カントの義務論)、結果は行動がもたらす影響(ウェーバーの責任倫理)。 |
| 理論と実践 | 理論と実践は対立だけでなく相互に影響しあう。理論が実践を生み、実践が理論化されることもある。 |
| 超越的と内在的 | 超越は世界の外部に存在する(キリスト教の神)、内在は世界の内部に存在する(汎神論的神、内在的正義)。 |
| 普遍、全般、個人、個別 | 個人は特定の人物、個別はその人特有の性質、全般は特定集団、普遍はすべてに通用する価値(自由)。 |
5. バカロレア試験への実践的アプローチ
本書の背景にはバカロレア哲学試験がある。著者は試験合格のための具体的思考法と執筆戦略を提示している。
- 問題への取り組み方:
- 課題の受容: 課題の良し悪しを判断せず、いかに向き合うかを考える。第一印象に固執せず言葉を綿密に分析する。
- 問題提起の発見: 課題文の単語間の関連(緑線)と対立・緊張関係(赤線)を図式化して内在する問題点を浮き彫りにする。例:「すべての文化を尊重すべきか」では「尊重」と「すべて」の緊張に着目する。
- 議論の構造化: 導き出した対立項(例:①すべての文化を尊重すべき vs ②尊重すべき文化と区別すべき)を基に導入・展開・結論の三部構成で答案を作成する。弁証法的(正・反・合)構成が重要。
- アイデアを広げるコツ:
- 分野横断的思考: 一つの問いを政治、宗教、経済、芸術、医学などに当てはめ論点を多角化する。
- 常識への懐疑: 通説や凡答を疑い、あえて反する視点を示して議論に深みを与える。
- テクスト説明問題へのアプローチ:
- 与えられたテクストが扱う哲学的問題と提示する結論を分析する。
- 単なる要約に留まらず議論の構造や対立立場を明らかにする。
- 解説パートと自分の考察・批判パートを明確に分け、両者の間で議論を展開する。
6. 結論: 哲学の二重性—「パルマコン」としての哲学
最終章で著者は哲学が現代社会で果たす役割を論じ、哲学の二重性を「パルマコン」という語で表す。
- 薬としての哲学:
- 死の恐怖(エピクロス)や自己欺瞞(サルトル)といった実存的苦しみに向き合う手段を提供する。
- 常識や群集心理、狂信といった思考の罠から解放し、より良く生きる智慧を与える。
- ただし効果は医学的な心の病ではなく、健康な人間が抱える「ふつうの」苦しみに限定される。
- 毒としての哲学:
- 心を慰めるどころか不安をかきたて、既存の価値観や習慣の快適さを破壊する。
- 思索の過程で孤独、人間不信、憂鬱、狂気に陥る危険性を孕む。
- 常識や慣習の道から逸脱させる「媚薬」であり、その先には実存的な「賭け」がある。
結論として哲学の価値はその効果が使い手次第である点にある。各人が自らの精神状態を見極め中毒にならぬよう「適量」を探りつつ、知識を人生を豊かにする力として使いこなす――すなわち哲学と自律的に向き合うことの重要性が強調されている。
- ■ はじめに
- 1|主体
- 「私」は私ひとりだけのものか、それとも他者との関係で定義されるものなのか
- 前説
- 無意識と他者
- 欲望と他者
- 時間と主体
- 質問と回答
- 「本当になりたいものは何か、どうすればわかるのか」
- 「本当の友だちってどうしたらわかりますか」
- 「哲学を学べばものぐさが治りますか」
- 「常に礼儀正しくあるべきでしょうか」
- 「いつも罪悪感に苛さいなまれています。哲学はこんな私を助けてくれますか」
- 2|文化
- 文化とは自然なことか、それとも自然に反することか
- 前説
- 言語における文化と自然
- 芸術における文化と自然
- 技術における文化と自然
- 宗教観・歴史における文化と自然
- 質問と回答
- 「真の哲学者であるためには、無神論者でなければならないのでしょうか」
- 「神の存在を哲学的に証明するなんて、冗談じゃないの? 本気で思っているの?」
- 「真剣な話になるとすぐに、自分を抑えられず皮肉を言ったり、からかったりしてしまいます。真面目にならなくても哲学はできますか」
- 3|理性と現実
- 理性は現実を捉えることができるのか、それとも現実は理性では捉えきれないものなのか
- 前説
- 理論と経験
- 理性による解釈
- 精神と素材
- 真理とは
- 質問と回答
- 「どんな人を哲学者と呼ぶのでしょう。普段の生活のちょっとした出来事にいちいち腹を立てずにいられるのが哲学者なのかな」
- 「プラトンの世界観はわかります。でも、プラトン主義、プラトニックな行動とは具体的にどんなものをさすのでしょう」
- 「現代は、価値基準や意味を失っているという話をよく聞くけれど、哲学は意味を再発見させてくれるものなのだろうか」
- 「どうしてこの世はこうなのでしょう」
- 4|政治
- 政治は現実的であるべきか、理想を目指すべきか
- 前説
- 民主主義とは
- 法とは
- 社会とは
- 国家とは
- 質問と回答
- 「どうして人間はこうまで他人に対して権力をふりかざしたがるのでしょう」
- 「法を守らないことは、どんなときも例外なく不道徳なことでしょうか」
- 5|道徳
- 道徳は現実に存在するのか、ただの幻想なのか
- 前説
- 道徳と自由
- 道徳と義務
- 幸福とは
- 質問と回答
- 「選ぶのはどうしてこんなに難しいのか」
- 「哲学者はどうやって自分の死に備えているのでしょう」
- 「実践を伴わない哲学者が多いのはなぜなのでしょう」
- 「誰かを助けるために命を使うことが道徳的と言えるでしょうか」
- ■ キーワード解説
- ・絶対と相対
- ・抽象と具象
- ・現実態と可能態
- ・分析と総括
- ・原因と目的
- ・偶発性、必然性、可能性
- ・知ると信じる
- ・本質的(エッセンシャル)と非本質的(アクシデンタル)
- ・説明と理解
- ・法的な権利と現実
- ・形(形相)と素材(質料)
- ・属、種、個人
- ・理想と現実
- ・同一、平等、差異
- ・直観的と論証的
- ・合法性と正当性
- ・直接(媒介なし)と間接(媒介あり)
- ・客観と主観
- ・義務と強制
- ・起源と根拠
- ・論破と納得
- ・類似と類比
- ・原理と結果
- ・理論と実践
- ・超越的と内在的
- ・普遍、全般、個人、個別
- ■ バカロレア試験対策 実践編
- 難しい本の読み方
- 問題提起のヒント
- アイデアを呼ぶコツ
- ベストな体調で試験に挑むコツ。使い古された非常識なやり方には頼らないほうがいい
- ■ おわりに
- ■ 訳者あとがき
- ■ 解説 「フランスの高校生はどのように哲学を学んでいるのか?」 坂本尚志
Mのコメント(言語空間・位置付け・批判的思考)
ここでは、対象となる本の言語空間がどのようなものか(記述の内容と方法は何か)、それは総体的な世界(言語世界)の中にどのように位置付けられるのか(意味・価値を持つのか)を、批判的思考をツールにして検討していきたいと思います。ただサイト全体の多くの本の紹介の整理でアタフタしているので、個々の本のMのコメントは「追って」にします。