法律問題のリサーチ
法律・判例・文献の調査
法律問題を解決するために従前から、その前提として「法律・判例・文献」の調査ということが言われてきた。これについてはどこかで書いたが「私が弁護士になったころは、図書館に行って「判例時報」の索引(100号ごとにでていたのだったかな)で判例を調べるとか、目に入った本、雑誌を読むとかが、調査のほとんどすべてだった」が、今はデジタル情報の検索、さらにはAI検索もうまれ、おおきく様変わりした。これまでの法会率問題の調査は、「法律判例の調査(旧版)」に記載した。
(少し前まで)
法律・判例の調査について、私の手許にあって利用できるものだけでも次のとおりだ。さらにこれらを起点として、無限のサイトにアクセスできる。ただ、法律分野についてこれらの作業をすることにどのような意味があるのかは、問題次第だ。ほとんど「クズ」情報ではないかという気もする。適当に付き合うのが良いだろう。
- リーガル・リサーチ[第5版](本)
- 判例秘書
- 弁護士ドットコムライブラリー
- 東京弁護士会・第二東京弁護士会号同図書館、その他の図書館
- 日弁連研修
- 放送大学(若干の法律関係科目)
(現況)
最近、「弁護士ドットコムライブラリー」に生成AIを利用する質問・回答機能が装備され、利用者は、回答を含む本の該当箇所を読むことができ、かつ引用された判例が摘示されるので、摘示された判例から判例秘書にJumpして、当該判例やその解説を読むことができるようになった。一部制限はあるが、印刷、ダウンロード機能もある。そのすべてを人力でやろうとしたら何十倍もの時間、労力がかかるだろう(というより、できないケースも多いだろう。)。有効利用することは別問題だが、ひとかどの「判例通」に慣れる。ただ有償サービスで両者を備えると安くはない。
外の手段は、補助的なものになってしまった。
「新しい法令の成立を調べる」は下位項目に残し、参考のため、「法律判例の調査(旧版)」ヘのリンクは残しておこう。