地域の行方と災害
検討すべき課題
地域の(今後の)行方の「地域」には、大都市、地方都市、農山村を含んでいる。地方消滅という観点から、地域の自立、再生が唱えられているが、頻発する「災害」やパンデミック、食糧自給の困難さ、あるいは「テレワーク」により、大分様変わりしてくるだろう。「地域の行方」と「災害」に分けて検討するのがよいだろう。ここでは書名を挙げるだけだが、重要な問題なので、速やかに内容を記述しよう。
地域の行方
コメント
この問題は、ある政府が支配するある領域について、人口も自然環境も地理的条件もそれらの疲弊も偏在するから、地域によって当然不均衡が生じ、場合によってはある地域が存続不可能となることもあり得ることである。それは中長期の人類史の問題でもあるし、短期の変動の問題でもある。ここしばらくは、人は農村から都市へという商業化、工業化の流れであり、取り残された地方の再生という問題であったが、持続可能な地球(世界・社会)、地球温暖化とエネルギー問題、資本主義と企業の行方等々の問題が生じる中で、どちらにどう転ぶか、そう簡単な問題ではない。とりわけ、頻発する「災害」、パンデミック、食糧自給の困難さ、あるいは「テレワーク」を踏まえると、大都市は避ける趨勢になるかも知れない。ただこれは、要は個・家族の「自立」の問題だと思う。
基本書
- 都市と農山村からみる身近な経済:放送大学
- 地元経済を創りなおす-分析・診断・対策:枝廣 淳子
- 日本列島回復論:この国で生き続けるために :井上岳一
- 経済成長なき幸福国家論 下り坂ニッポンの生き方:平田 オリザ 、 藻谷 浩介
- コミュニティを問い直す―つながり・都市・日本社会の未来 :広井良典
- 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く:藻谷 浩介 and NHK広島取材班
- デフレの正体 経済は「人口の波」で動く:藻谷 浩介
- 持続可能な地域のつくり方-未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン: 筧裕介
- 誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書:清泉 亮
- 外国人が熱狂するクールな田舎の作り方:山田 拓
- AI自治体:井熊 均 、井上 岳一
- 地域創生大全:木下 斉(Amazonにリンク)
- 地域再生の失敗学:飯田泰之他(Amazonにリンク)
- 地方創生の正体-なぜ地域政策は失敗するのか:山下祐介、金井利之(Amazonにリンク)
災害
災害は、待ったなしだろう。しかしどうしても、私の個・家族の対応は難しい。
- 次に来る自然災害 地震・噴火・異常気象:鎌田浩毅
- 生き残るための本 サバイバル 災害時 応急処置 食糧確保 道具作り:brilliant
- 人が死なない防災:片田敏孝(Amazonにリンク)
- 人に寄り添う防災:片田敏孝