香港三態
2012年9月28日(金)から、30日(日)まで、香港に出張にでかけた。
現在の日中関係から、日本人に対する対応はどうだろうと多少懸念されたが、香港では特段のことはないようだ。多くの国から人・モノ・カネが流入することで支えられている国際都市だからあたりまえかな。ただ、テレビをつけると、特にメインチャイナの番組では、いろいろな「意見」が飛び交っているようだ。
今回の香港出張で気がついたこと、3点を挙げよう。
まず、香港は寒い。屋外は、今回屋外は、いつまでも暑い日が続く日本と同程度だったが、屋内は、どこもガンガンにエアコンが効いていて、寒い。だから香港の人はほとんどが、長袖シャツにしっかりと上着を着ている。うかうかと日本より南だからだと半袖シャツで出かけた私は、3時間のミーティングで寒くて凍え上がってしまった。なお香港の電力は主として自前の火力発電だが、一部は、メインランドチャイナの電子力発電にも依拠しているとのことである。
次に香港のタクシーは安くてうるさい。初乗りメーターは20ドル、以後、こまめに上がるが、金額はそんなに加算されない。でも運転手さんは、何台もの携帯電話、スマホを、無線イヤホンマイクで使っていて、いきなり、大声を出して話し始めるで、最初はなにか乗客の私たちにクレームを付けているのかとびっくりしてしまう。客の情報なのか、単なる私用なのか。慣れてもうるさい。
最後に香港の人は、大家族で食事をする。ちょうど中秋の名月を中心にした祝日だったからか、ホテルでも、街中でも、空港でも、高いところでも安いところでも、どこでも15人くらいから30人くらいの赤ちゃんから老若男女が集まってて食事をしている。日本ではそのような大家族がないだろうし、集まって食事をすることもないだろう。まあ法事くらいか。とてもうらやましかった。
当たり前だが、香港ではどこへ行ってもおいしい中華料理だらけなので、よほどの自制心がない限り、3日いるだけで太ってしまう。単純な足し算引き算問題である。