生成AIと共に

2025-02-08

生成AIと共に問い、世界を創造する

これまでPC→IT→DX(DS)の流れに、適宜AIが絡み、デジタル技法が進展してきた。ただ問いを具体的に展開する「推論、アイデア、リサーチ」は、人手(脳)が行っていたので、これを十全に利用するには困難な面があった。
今これに加えて生成AIが利用できる状態になり、今までのAI論とは別の局面を迎えた。これを評価するか、距離を置くかは別の問題だが、私は、GoogleのNotebookLM(「GNote」と略称することがある)とGemini Advanced 1.5 Pro with Deep Research(「GReseach」と略称することがある)の登場により、画期を迎えたと評価している。
今後私は、このサイトで、私の人手(脳)に加えて、生成AIと共に<知的生産の学習実験室>と<未来の法律事務所>を展開する。やっとずっとやりたかったことに踏み出せそうだ。生成AIと共に問い、世界を創造しよう。
現状の生成AIについては、甲論乙駁であるが、自分が行いたい知的作業の補助者として、焦点を絞って利用すれば、充分に実用的なレベルに達しつつある。ただ気になるのは、ほとんどのサービスは、日本語→英語→日本語で回答しているようで、表現の齟齬が気になるが、これも時間の問題だし、考え方にもよるだろう。
私がこれから利用するのは、GoogleのNotebookLMとGemini Advanced 1.5 Pro with Deep Researchである。前者は無償でも利用できるが、後者(Gemini Pro)は有償である(月額2900円)。後者を利用すると、Google Driveも2TB利用できるし、前者も(多分)拡張されたサービスが利用できる。ただこのあたりのサービスの内容、利用料金は、日々変わっているので、適宜調べてもらいたい。
i以下、「生成AIを利用する」、「プロンプティングをマスターする」、「生成AIを研究する」について検討する。

生成AIを利用する

GNote

GNoteは、当面メインで利用するので、試行錯誤しながら今後もあれこれ説明することになるだろうが、無償で利用できるのでとりあえず触ってもらうのが早い。自分でソースを提供するとその範囲でChat(質問)し、回答を得られるというサービスである。私の有償サービスでは、一つのノートのソースとして(おおよそ)100GBまでのDoc及び200GBまでのPDF(自動的にOCRされる)が合計300文書までアップロードできる。これが一つのノートで、500ノートまで作成できる。仕事の文書や研究上の文書をまとめて分析することができる。要旨(備忘メモ)を作ること、文書の内容をチェックするために質問、確認するのが利用の第一歩だろう。

GReseach

GReseachは、ある質問をすると、リサーチ計画をたて、それをもとにサイトを検索して情報を入手し、報告書を作成するというサービスである。自分の持つ情報も提供できる。
一例として「古代日本の地形、景観、気候及び交通手段についてまとめてください」と質問し、そのリサーチ結果を添付してみた。かなり丁寧な調査だと思う。もちろん自分の専門分野であれば、あれこれチェックが入るだろう。 Chat Gptでも同じようなことができると思うが、GNoteとGReseachは、Google Driveも含めて、文書管理のために整備されつつあるシステムと思うので、当面これを利用しよう。 たまたま目にしたChat Gpt with Researchは相当の高機能であることを強調していたが、例の月額300ドルのChat Gpt利用できるサービスのようだった。

プロンプティングをマスターする

これについては、「問いは世界を創造する」、「 現代の問いープロンプティング」に記述した。

生成AIを研究する

生成AIの現況について把握し、その原理・原則を学ぼう。

生成AIの現況の把握

生成AIを巡る動きは早く、ともすればその「追っかけ」になってしまうが、それは適当にした方がいい。「早い」なというのは二次的な問題だ。ただ何ができるかも大きく変わっていくので、それは横目でフォローした方がいい場面もあるだろう。
私が「問い」のために当面メインで利用する「GNote」と「GReseach」も変わっていくだろうが、Googleをフォローしておけば、大体カバーできるのではないか(私はOpen AIのプロにも加入しているが、個別的な利用に止まっている。)。
生成AIの現況を理解するため比較的最近入手した次の3冊を検討する。

  • 知能とはなにか ヒトとAIのあいだ (講談社現代新書):田口善弘
  • AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性 (角川新書):栗原 聡
  • IT基礎教養 自然言語処理&画像解析 “生成AI"を生み出す技術:鎌形桂太; 三好大悟

生成AIの原理・原則を学ぶ

ここは追って作成する。

Posted by murachan54