この夏の課題-「未来の法律事務所」へ

2019-08-25

このWebを「未来の法律事務所」と改題し内容を見直します

これまでこのWebは「弁護士村本道夫の山ある日々 法を問題解決と創造に活かす」として運用してきました。Web作成の最初期は、確かに私自身が山行に明け暮れた「山ある日々」と重なっていましたが、100名山を完登したあとは次第に山から遠ざかり、名前倒れになっていました。愛着はあるのですが、このままでは相変わらず趣味のWebのように見えて中身が伝わりにくいので、未来を見据えた弁護士活動をするという趣旨で「未来の法律事務所」に改題します。この夏の間に必要な手を加えます。

未来?

ただ私にとって未来というのは、なかなか微妙です。昔ならそろそろ「引退」を考えてもいい年になり、心身共前途多難だろうと思う一方、今私が考えていることは、2052年に持続可能な社会を創る活動に弁護士として参画し、これを見届けたいということです。

「2052」というのは、1972年にローマクラブから委託され、ドネラ・メドウザ、デニス・メドウザさんらと一緒に「成長の限界」を書いたノルウエーのヨルゲン・ランダースさんという科学者が、2012年に、その間の40年の地球の劣化を振り返り、40年後の2052年を予測した「2052 今後40年のグローバル予測」という本が予測対象とした年です。そのとき地球は、何とか破滅は逃れるだろうが、その後は決して甘くないという見通しです。

2052年は33年先ですが、平均余命が20年くらいなので、私が2052年を見届けるのはだいぶ苦しい。ただメドウザさんらの本を翻訳したシステム思考家の枝廣淳子さんに「人生のピークを90代にもっていく!」という本があって、これに倣って生きていけば大丈夫。でも枝廣さんには、「朝2時起きでなんでもできる!」という本もあって、徹底の仕方が半端ではない。

「未来の法律事務所」の内容

未来の法律事務所は、「持続可能な社会」を創造するための「法律サービス」を提言、実行することを主目的とします。

「持続可能な社会」を創造するためには、企業は、「持続可能な社会」という枠組みの中で、財の生産・消費と投資をすべきですし、投資家はESG投資という観点からこれを評価します。政府も、「持続可能な社会」を創造するために、立法、政策実行をすべきです。弁護士はそのための企業、政府の活動を、支援し、監視し、是正します。

「法律サービス」には、もちろん、個人や企業の価値・権利を擁護する通常の弁護士としての活動内容も含まれますが、価値・権利も「持続可能な社会」という枠組みの中に位置づけられるべきです。

「未来法律事務所」はこのような観点から「法律サービス」と「持続可能な社会」についての情報を提供し、実行します。

また「DX」もそのための方法として考察し、さらには、「問題解決」に遡って考察します。

「DX」については、プロジェクトに参加する予定があります。「AI時代の弁護士業務」という論考も作成します。

これらの記事については、これまでの記事が生かせるものもありますが、相当部分を新たに書き下ろし、修正する必要があると思っています。

技術的な問題

技術的な問題については、出来るだけ負担を軽くしたいと思います。

Webのベースは今までどおりWordPressで何の問題もないのですが、comのままにするか、orgにするかという問題があります。自分でサーバー管理をすると余計な問題が生じる可能性もありますが、orgの「自由」は魅力的です。だいぶ手を加えるとすると、新たにorgにしたい気もします。新しいEditorのGutenbergをどうするかという問題もあります。少し考えましょう。

テーマは、Lightningにしようと思っています。写真も利用しやすい環境になりましたが、私は写真を撮るのが致命的に下手なようです。だから見栄えはあまり変わらないかもしれません。

なお「未来の法律事務所」はWebの題名です。私はこれまでどおり「カクイ法律事務所」で弁護士として執務しています。