Amazon雑感…複雑すぎるシステム

2020-10-15

英字新聞の配信が途絶えたこと

最近はネットで英文の情報があふれているので,英字新聞を読む人も減ったのではないかと思う。日本のAmazon(Kindle)では,英字新聞の配信サービスはなさそうだ。

私は,まだ日本でAmazonのサービスが始まる前にアメリカのAmazon.comに加入し,Kindle機も「輸入」し,Kindle本(英語の本しかないが)を購入していた。そのとき,英字新聞(Mainichi)も自動継続で購入し(月額10ドル程度だったと思う。),毎日,配信されていた。やがて日本のサービスであるAmazon.co.jpが始まり,「アカウント結合」をすると,アメリカのAmazon.comで購入した本も読め,英字新聞(Mainichi)の配信も継続していた。ただし「アカウント結合」には問題が多く,その後いろいろと悩まされたが。

それが,1年くらい前に何かの通知が来て英字新聞(Mainichi)が配信されなくなったので,継続の手続だったのかと思い,あれこれやってみたが,配信を再開できなかった。基本的に,Amazon.co.jpからは,Amazon.comのサービスは購入できないということのようだが,同時に購入を始めたNewsweekの配信は継続されているのでよくわからない。「アカウント結合」や「居住国」の設定(これは何が起こるか分からないので,私は触らない)も関係ありそうだ。結論は,「どうすればいいかわからない」である。Amazonに聞いてみればいいだろうと思われるだろう。しかし経験者はわかるだろうが,Amazon.co.jpは,Amazon.com,あるいはアメリカのAudibleに関わる問題は「うちではわからないので,そちら聞いてくれ」と,必ず対応する。おかしいと思うが,それぞれのサービスの関係,Kindle機,Fire機のハード,ソフトの進展,「アカウント結合」,それに電子書籍以外の膨大な業務等を考えると,正確に回答できる者を探す方がむつかしいのだろうと考えることにしている。

英字新聞の配信を受けたい

英字新聞(Mainichi)の配信を受けているときは,時折目を通すぐらいたったのだが,全くなくなると妙に気になる。何とか安価な英字新聞(Mainichi)の配信を再開させたいと,ときどき思うようになった。

ところで先週,プライムデーという,プライム会員用のバーゲンがあった。特に何かを買おうとは思っていなかったのだが,タイムセールで最新のFire 7の32Gが5000円台であるのを見かけ,これで新しいAmazon.comのアカウントを作成すれば,英字新聞(Mainichi)の配信を受けられるのではないかと思い付き,購入して実行してみた。

「出来た!」。2019年7月19日号から配信されている。今は無料期間だが,多分,月額10ドルくらい(5ドルという表示も見かけたような…)。

様々な問題とImmersion Reading

Fire 7でAmazon.comに加入するために,言語を英語にして,居住国をアメリカにし,カード情報を記入する。それでAmazon.comが利用できるようになり,英字新聞(Mainichi)が購入できた。

そうすると,Fire 7の上部のメニューに,「Books」等に加え,Amazon.co.jpにはない「Audible」,「Newsstand」が表示される。英字新聞(Mainichi)は,「Newsstand」で管理することになる。

興味深いのは「Audible」だ。私は,最初にAmazon.comに加入したときにアメリカの「Audible」(英書の朗読データの販売)の会員となり,それはAmazon.co.jpで購入したFireでは聞けたのだが,Amazon.co.jpが日本の「Audible」を始めたときから,その後,Amazon.co.jpで購入したFireでは聞けなくなってしまった。スマホでは聞けるのだが。もうその状態が何年も続いており,Amazon.co.jpは変える気はないようだ。

それともう一つの問題は,アメリカの「Audible」ではKindle英書とその朗読データを購入すると,Immersion Reading(読み上げている個所をKindle英書にハイライトする機能)が利用できるとあるのだが,日本ではそれが不可能だった(今回の方法をとればできたのかもしれない。)。

それで「Audible」という表示を見たときに,Amazon.comでKindle英書を,「Audible」でその本の朗読データを購入すると,Immersion Readingが利用できるのではと思い付き,Kindle英書とそれに対応する朗読データを購入してみた。

「出来た!」。それにこのように購入すると,「Audible」で朗読データが安くなることも多い。

今回購入したFire 7を「英語学習機」と考えれば,このような機能に加え,Kindleでは多くの辞書や無料本が利用できるし,使い出がある。

なお,不思議なことも多い。居住国をアメリカに設定し,アドレスに日本の住所を記入したが,これはカード情報だけの問題なのだろうか。今回購入したFire 7だけかどうかわからないが,英語表示を日本語表示に変えるとそのまま「オーディブル」とか「ニューススタンド」と表示される。アカウントをAmazon.co.jpのものに切り替えれば,この表示はされないのだろう。アメリカで購入するFire 7はどうなっているのだろうか。「Video」には,日本のプライムが表示されているが,なぜだろう。

1か月の間が空いた!!

この記事は前回の投稿から1ヶ月間が空いてしまった。大した理由もなくて,最初の2週間ぐらいは,「生産性」の本を読みつつ,このWebも焦点を絞ろう等と考えているうちに,長い書面書きが3本重なってしまい,こちらに手が付けられなくなった。一応終了したので,これから焦点を絞ってWeb記事を作成しよう。