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毎日の考動食_動の重要性

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毎日の動を考える

私は、2014年にこのサイトの記事として「中高年の健康標語ー食動考」を作成したが、その直後にまったくの偶然であるが「アメリカのamazon.comを見ていて驚いた。SCIENTIFIC AMERICANの特集号として「EAT,MOVE,THINK Living Healthy」が販売されていた」ことを知り驚いたことがあった。
それから10年が経過し、ふと、この年になると、食動考ではなく、考動食ではないかと思いついた。
食は、歴史上生きていく上での最重要マターであったが、今は飽食の時代で、バランスよく食べ食べ過ぎないことさえ外さなければいいのだから、とりあえずの焦点から外そう。食は行動食と考えればいい(考動食のギャグです)。考が一番大切なことは、いうまでもない。ただ私は、そこそこ仕事はしているし、このサイト作りで日々知的生産ーイライラとの格闘ーをしているから、一応クリアだろう(梅棹さんは、「いらつき」という言葉を使うのだが私は余り使わない。「苛立ち」は強すぎるし、「イライラ」「いらいら」が渦中の実感をよく表している。今後はこの表現にしよう。)。
私にとって(そして多くの人にとって)最優先のことは、運動よりも、動くことである。
青壮年期の運動は、どうしてもダイエットをターゲットにするので、より激しく、より長く、より強く、しかも他者と競争して勝とうとさえする。しかるが故に、多くは中途で挫折する。しかし、人には自然治癒力があるから、ある時期までは、運動を怠ってもだましだまし何とかなるが、ある日突然、がたが来るといわれる。
したがって、人は、林住期、遊行期を迎えると、意図して、老化を踏まえた「動」に取り組むべきである。「運動」という枠を外し、「動く」べきである。
仕事、家事で満遍なく「動く」人は外そう。仕事をせずに毎日ゴロゴロ、仕事をしても座りっぱなしの人が対象だ。
動きの一つは、「マインドフル移動」、もう一つは「小刻み運動」である。
どちらも「運動」未満である。

マインドフル移動+体操

私は、昔は「登山家」を自称していたものの、ここ10年は「孫守り」に専念し、せいぜいスポーツクラブの「ジャグジー歩き」か、朝のスロージョギングを不定期にするくらいだった。ただ朝のスロジョグは気に入り、均せば、3分の1から半分の日はスロジョグをしていただろう。ただ、(お酒を飲んだ翌日も含め)少し体調が悪い日は走れないし、最近の暑い夏も走れない。しかしただ歩くだけではつまらない。そうだ!坂道を歩こう。これなら、お酒を飲んだ翌日も、体調が悪い日も、暑い夏の朝も、大丈夫。夏の朝の汗は快い。すっかりはまってしまい、ひどい雨の日や、寝不足で体調最悪の日以外は、坂道を歩いている。横浜、特に私の自宅は坂が多く、選り取り見取りだ。といってもコースは決まっており水道道から最後は野毛山公園に行って、ラジオ体操に間に合えば加わり(加われないときは自己流の体操をし)、元気が残っていれば短いスロジョグをするようにしている。自宅に帰ってみれば8000歩は歩いている。それから駅まで歩きそして仕事をしようというのだから、事務所に着いたことには疲れて仕事にならない。もちろん冗談だ!
坂道歩きやスロジョグは、激しい運動の要素は少なく、心を落ち着かせるマインドフルネス移動というのが適当だ。

計10分の小刻み運動

昼間や夜は、計10分の小刻み運動をしよう。
フラミンゴ体操+スクワット+ストレッチ+筋トレというところだろうか。何であれ、多種目を刻んで実行するのはよい。

フラミンゴ体操

フラミンゴ体操は、「両手を腰に当て、片脚を床から5cm程挙げ、立ち、1回1分間の開眼・片足立ちを毎日3回行う」ということだ。

スクワット+ストレッチ+筋トレ

スクワットにも色々なやり方があるだろうが、棒かヒモで両手を固定して上に上げ、ストレッチすることが気に入っている。背中の体操にもなる。
ストレッチや筋トレは、選り取り見取りだろう。たくさん追いかけてやらなくなることの方が心配だ。

計10分は必ず実行する

このような運動だから、10分では合わせても大した運動量ではないし、今までは適当に放っておいて、あまりやることはなかった。
しかし、老化しつつある体、特に自律神経に対する重要性に思いを致すと、計10分の小刻み運動でも「始める」、「続ける」、「やり抜く」ことが大切だと改めて考えた。これはTO DO LISTで管理・実行すべきことだ。なお10分を超えると嫌になるかマニアになる。

軽い運動を紹介した関連記事として次のものがある。

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