自分の健康は自分で守る
「ジエンド・オブ・イルネス」
最近また少し体調を崩し、そろそろ「いつまでもいくら飲んでも大丈夫」とは言っておられないなあと感じている中で、たまたま目にした「ジエンド・オブ・イルネス」(デイビッド・エイガス著)(病気の消滅)を読んだ。
自分で自分を守るしかない
この本の内容は、「アイデアをカタチに」の「健康になる」との関係で、別途紹介することにするが、その中に、「がんになるのが、たいてい子どもを持つ年齢を過ぎてからなのは、偶然ではない。進化は、子どもを持つ可能性が低い40歳代、50歳代の人間を守ることには、あまり関心がないのだ。進化が気にかけているのは、あなたが、子を持てるように体のシステムを維持できるかどうか、ということだけなのだ。」、「自然は善良かもしれないが、愚かでもなければ、情け深くもない。年寄りにエネルギーを注ぐような無駄はしないのである。したがって、体が新しい生命を世の中に送り出せなくなった後は、私たちは自分で自分を守るしかない。」という記述がある。
これは、進化論を理解するとよくわかるが、要するに、「生物は繁殖度が上がるように進化する」のであるから(したがって、できるだけ多くの子孫作りさえ行われれば、様々な原因で直ちに死んでしまう動植物も多い。)、繁殖期を過ぎた動物が長生きするような手立てを進化は選択・保持していない、繁殖期後の身体は生存を継続できるような固有のメカニズムを備えていないということである。子供のころは免疫と親に庇護され、繁殖期までは「若さ」を保つ進化的メカニズムに庇護されていても、繁殖期を過ぎれば、従前の「若さ」の仕組みがある範囲で使いまわしできるだけで、あとは、「自分で自分を守る」方法を講じていくしかない。
少なくても中高年の人が健康を考える場合は、これに得心が行くか行かないかで、将来は分かれるだろう。繁殖期後は、老いて衰退するというより、いきなり姥捨て山に放り出されるというのが正しいイメージではないだろうか。
自分を守る手立ては何か
自分を守る手立ては、このブログでも一度触れたことのある「食動考」である。これに休息を付け加えてもいいだろう。
私はこれについて、今後、健康になりたいという「思い」を「実現する」プロジェクト(アイデアをカタチにする)の中で、できるだけ実行が容易なスキームを提供したいと思っている。実は私が関与していたビジネスジェットを使った「国際医療搬送事業」は、我々が作成・提供する健康管理アプリを使用する個人会員が、海外にいて救急搬送が必要となった時に、優先的に安価(無料)で提供するというスキームを検討していたが、その中で「健康管理」については、ある程度検討していた実績がある。
もっとも、そこでは、私自身は適用除外になっていたので、何度も体調不良になってしまうわけだ。今後は、繁殖期を過ぎた私は「自分で自分を守るしかない」ということを根底において、当然私にも適用され、私自身も健康になる、「食動考休システム」を検討してきたい。