4月になって

近況

「とにかくめまぐるしい40日でした」という投稿記事が3月2日付け、今日が4月3日なので、それからまるまる1ヶ月が経過したわけだ。

幸いなことに、会社は3月末に必要とされた多額な資金調達も何とか乗り切ることができて、羽田空港で唯一のBJ機用の大型整備格納庫事業の「起動」「起業」も少しずつだが始まっている。時折吹き付ける突風に翻弄されながらも、多くの人に励まし協力していただいたお陰だと、ただただ感謝するしかない。弁護士稼業では味わったことのない感覚である。私を日々追い詰めている格納庫事業、会社(株式会社Wings of Life、WOL)が何者かは、ぜひとも出来上がったばかりの会社のWEBサイトをご覧頂きたい。

創造的なビジネス

アメリカにはBJ機が2万機あって専用空港もあり、BJ機の必要性、有用性に疑問を呈する人も多くなく(もっともさすがにリーマンショックの時は、高額な役員報酬と共に矢面に立ったようだ。)、BJ機用の格納庫ビジネスなどありふれた商売のようだが、日本ではJA機、N機合わせてもせいぜい数十機しかなく、しかも羽田空港という混雑空港で、国外から飛来しようとするたBJ機も利用枠が確保できず羽田空港、ひいては日本への飛来を避けるということも珍しくないという、BJ機にとって世界でも劣悪な「環境」にあるというのが実態である(ただし羽田空港において「官」の用意する環境は、急速に改善されつつあり、問題はBJ機ビジネスを掘り起こせない「民」にあるという状況になりつつある。)。

一方、BJ機が今後のグローバルなビジネス展開にとって必須のツールであること、またBJ機でなければ不可能な緊急時の移動の需要も多いことも次第に認識されてきており、劣悪な「環境」を良好な「環境」に変化させる鍵を担っているのがどうもこの会社のこの格納庫らしいということがだんだん分かってきた。この格納庫をどうすれば、BJ機利用、普及の起爆剤になるかなど、今まで誰も考えたことがないことだ。

口角泡を飛ばして創造性を唱えることは酒席の常だが、さて我が身に降りかかってみると、どうも簡単ではない。問題状況をしっかりと把握し整理すること、新しい組み合わせを考えること、そういうところから始めるしかないかな。

東京、横浜では今日あたり、桜が満開からそろそろ散り始めようとしている。この時期、私は桜見物のハシゴをし、桜の本を買い込んで蘊蓄を傾けるのが常だが、今年はそれもできない。横浜の大岡川、帷子川、東京の神田川、目黒川の桜はどれも見応えがあるし、掃部山公園も大好きだが、どれだけ行けるだろう。

土日、孫娘と行けるといいなあ。