2014年のこの本6冊

6冊?

2014年の大晦日なので、今年、読んだ本のうち記憶に深くとどめるべき本についてまとめておこう。ただしこれは今年刊行された本という意味ではない。私が今年少しまじめに取り組んで示唆を受けたぐらいの意味だ。

といっても、ホームページの整理を考えはじめたのが2ヶ月前なので、まだ本のことにまで十分な手が回らない。だからとにかく最近読んで今の私にとって(仕事や社会貢献等を含んで)重要だと思った本6冊について簡単にまとめておこう。6冊なのは、思いつくままで、適当な数だ。

ただ重要だと考える基準は、知的好奇心を満たすとか、面白いとかよりも(もちろんいずれもそうなのだけれども)、私が現在取り組もうと思っている、価値と健康の創造に添ったものになっている。人も多少は進歩するのだ。

この本6冊

次の6冊だ。

  1. 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史
    マット・リドレー、
    The Rational Optimist by Matt Ridley
  2. 暴力はどこからきたか―人間性の起源を探る
    山極 寿一
  3. 貧困の終焉: 2025年までに世界を変える
    ジェフリー サックス
    The End of Poverty: Economic Possibilities for Our Time by Jeffrey Sachs
  4. 経済的価値と社会的価値を同時実現する 共通価値の戦略
    マイケル.E.ポーター
  5. GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
    ジョンJ.レイティ、 リチャード・マニング
    Go Wild: Free Your Body and Mind from the Afflictions of Civilization by John J. Ratey and Richard Manning
  6. 哲学入門
    戸田山 和久

簡単なメモ

私が、世界における価値創造ということに目を開かれたのが1だ。これをもう少し遡って動物としてのヒトから考える基本が2だ。更に国際的な経済展開として開発途上国の現在の価値創造を実践しているのが3で、それをより深く考える視点を4が与えてくれる。

これらは3、4はともかく、進化論を基本とするものだが、それをもとにヒトの心身論を考察している最新の本が5である(ただし、この本の糖と炭水化物に関する議論は、単純すぎる。)。さらにこれらを、原理的に考察しているのが6だ。

これらの分野は日々新しい成果生まれている。私の本のストックもたくさんある。来年は、自分自身で少しでも創造に足を踏み入れたい。