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日々雑感
ガーデンセンター横浜に行く
家庭菜園? 私は,2,3年前から家庭菜園をはじめ,ほぼ常時葉っぱの野菜を収穫して,朝の野菜ジュースに入れてもらっている。 というと,まともそうな話に聞こえるが,とにかく,私が畑を耕して肥料をまき,そのあとで孫娘が,花咲爺さんのごとく種を手一杯握りしめ,きっぷよくぱあっとまく。家庭菜園の先生が見たら目をむくだろう。 とに... -
社会・世界・地球環境
<ポストキャピタリズム>を読む
(著者:ポール・メイソン)( Postcapitalism: A Guide to Our Future) これからの仕事と生活を考える材料に満ちているが… これからの私たちの仕事と生活を考えるために「ポストキャピタリズム」を紹介したい。著者は,イギリスのBBCの元キャスターで,ジャーナリストという人だそうだが,本書を読む限り非常に教養があり,かつ経済学や... -
社会・世界・地球環境
世界史の中の経済史
歴史と経済 「経済史」(著者:小野塚知二)は,必ずしも経済活動だけに焦点が当てられているわけではないが,文明,文化,思想,宗教等についての扱いが二次的になるのはやむを得ない。 ところで,つい最近まで,私たちの関心や知的エネルギーの多くは,文化とか思想や政治とかに割かれていたと思うのだが,今はそのほとんどが経済に割かれ... -
日々雑感
若者たちの政策提言を聞く
ジュニア・アカデメイアの政策提言発表会 3月19日,「ジュニア・アカデメイア」の学生が研究した内容を政策提言として発表する「第3回 政策提言発表会-私たち学生が実現したい日本の将来ビジョン―」を聞きにいった。「ジュニア・アカデメイア」は「日本アカデメイア」(「日本生産性本部」が設けている公共政策にかかる調査・提言機関)の... -
サイト作りは永遠に
このサイトの構成を少し見直します
なぜWebの構成を変更するのか-技術的な理由 最近,ほぼコンスタントにこのWebの記事を作成することができるようになり,記事数も増えてきた。そこで,まず最低限の変更として,私も閲覧してくれる人も,混乱せず,かつ目的とする記事に到達しやすいように,構成を簡素化し,かつ,工夫してみることにした。本当はテーマも古くなったので変え... -
まとめ読み・つながり読みの本
イノベーションを志す人が社会を理解するための基本書8選-試論
※2018年3月14日に表題を変え,内容を一部修正した。 私たちがいる,今,ここにある世界を理解したい 私は昔から抽象的な思考が好きだったのか,面倒くさがりだったのか,一冊の本で,今,ここにある世界全体を理解したいという強い嗜好を持っていた。「これですべてがわかる」という売り込みに弱かったのだ。ただ読んだ直後は「この一... -
古い本・新しい本
<行政学講義>を読む
「行政学講義~日本官僚制を解剖する」著者:金井利之 まず悪口をいいたい この本は,本屋で手に取ってみて,内容が整理され,しかも情報量が豊富に見えたので,その場で買ったものだが,読もうとすると,極めて分厚くかつ字も小さかったので,リアル本を読むのは辛かった。調べるとKindle本があったので,早速買った(2冊買ったということ... -
集団・企業・政府
IT活用を妨げるもの-生産性上昇の方法
IT活用を妨げるもの ビジネスあるいは生活の場で,ITはどのように受け止められているのだろうか。パソコンがセットされて「情報」「プログラミング」の授業を受けた世代はともかく,それより上の世代にとっては,「何かすごい能力を持っている」が,自分には「近寄りがたく面倒なもの」ということだろうか。 実際,我が国におけるITの... -
外部世界の問題解決
「社会保障」という「窓」を通して社会の構造を理解する
「教養としての社会保障」を読む 著者:香取照幸 社会保障制度を理解する 「公共政策」という「窓」を通して社会を理解する上で,社会保障制度(継続して実行される「公共政策」を「制度」と呼んでいいだろう。)は,政府の活動における比重からいっても,果たす役割からいっても,もっとも重要である。 そこで厚労省の元官僚の香取さん(帯... -
集団・企業・政府
日本経済の問題は生産性が低いことらしい
「新・所得倍増論」を読む ~潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋 著者:デービッド・アトキンソン 著者 WHO? 「新・所得倍増論」(以下「本書」)の著者デービッド・アトキンソンはイギリスで生まれ,オックスフォード大学で日本学を学び,アメリカの金融機関で働いた後,来日,ゴールドマン・サックスでアナリストをし,退...