本の森– category –
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「法のデザイン」を読む
著者:水野祐 若い世代の意欲的な試み この本は、少し前に、若い弁護士が書いた法のあり方について論じた珍しい本だと思い、紙本を買ったが、なんせ、文字が小さくてとても読む気にならず、放置していた(私の老眼というより「本のデザイン」の問題である?)。 それとは別に、「ネット時代では、商業活動と各種の共有活動が並置・相補関係に... -
私たちの不安
「決断科学のすすめ」 「決断科学のすすめ」(矢原徹一著)は、「持続可能な未来に向けて、どうすれば社会を変えられるか?」という問題意識にたち、そのためのリーダーを養成しようというプロジェクトのためにまとめられたお薦めできる優れた内容の本であり、いずれ全体について紹介したいと思うが、これに欠けている基本的な問題がある それ... -
「哲学入門」を読む 2
著者;戸田山和久 とても気になる本だがいったい何が書いてあるのだろう-全体の流れが見えない 「哲学入門」」を最初に紙本(Real本)で買ってから3年以上が経っていると思う(その後、Kindle本も買った。「「哲学入門」を読む 1」という記事も前に作成した。)。この本は、モノだけのこの世界で、生物に「アフォーダンス(オシツオサレツ... -
Kindle 本再考
Kindle 本を読む 私が、最初に kindleと kindle 本を買ったのは amazon com で、2009年10月であった。何年かして日本のAmazon .co.jp のサービスも始まり今では kindle 本は、合計で2000冊を超えている。私は気に入った本が kindle 本であれば原則として実物本よりも kindle 本を選ぶ。 ただし kindle 本には何点かの不満もある。 Kindle 本... -
本を読みたい
最近 最近は、会社のことばかり考えていて、弁護士として頭の使い方をするののがだんだん煩わしくなってきたなあ…などと考えていたが、もっと大変なことは、本を読めなくなってしまったことだ。時間、体調、気力。本を読み通すという行為が、その人のある健全、ないし不健全な状態に支えられていることがよく分かった。今、読みかけになって... -
音が出る英語学習書
English the American Way: A Fun ESL Guide to Language and Culture in the U.S. (with Embedded Audio & MP3) (English as a Second Language Series) posted with amazlet at 15.04.03 Research & Education Association (2015-01-04) Amazon.co.jpで詳細を見る これは?!! 音が出る絵本ではない。これは英語学習書の話だ。 ... -
日本生産性本部の記念シンポジウム「2025年を見据えた生産性運動の進路」
生産性運動60周年 昨日(2015年3月2日)、日本生産性本部が、「生産性運動60周年」を記念し、標題のシンポを開催した。記録として残されるかどうか知らないが、備忘のために、取り急ぎ印象に残ったことだけを記述しておく(ただ手許にメモ帳もなかったので、本当に印象だけである。)。 私は生産性本部が取り組んでいる「マクロ領... -
航空の本 まとめ読み
一口コメント 航空という分野は、今まで全くなじみがなかったので、今も手探り状態である。絶えず新しい技術やビジネススキルが競われ、グローバル世界の最先端の分野ではあるが、ビジネスとしては、いつも強風にさらされているようである。その原因と将来像を早く実感としてつかみたい。 1が一番新しく重要な本であろうが、2、3の航空法... -
「海外で仕事をする本」まとめ読み
一口コメント 私自身は、海外で仕事をしたことがないので、ピントが合っているかどうかわからないが、あくまで私の手許にある中での参考になる本のリストである。ここでは、まずどのよう段取りで海外に出かけ、心と体の健康を保つかという本、及び一般的なデータとアジアを対象とするビジネスの本に限った。追って充実させていきたい。 紹介 ... -
「進化論の基礎の本」まとめ読み
一口コメント 進化論(進化理論)ということを知らない、あるいは否定する人は、少なくてもわが国にはほとんどいないが、その具体的な内容はほとんど浸透していないと、進化科学者は異口同音にいう。もっともイメージと内容の食い違いは、どの知的分野でもいえることかもしれないが、進化論(進化理論)は、すべての諸学の基礎となるから、そ...