「もしドラ」を再読し,涙する

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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」(著者:岩崎 夏海)を読む

ここのところ「コーポレートガバナンス」についてまとめていて,その中でマネジメントについても考えている。いま取り組んでいるのは,「財務3表とマネジメントを理解する…コーポレートガバナンスの基礎3」であり,そこで國貞克則さんという経営コンサルタントの人の本を取り上げる予定だが,國貞さんは「ドラッカー経営大学院」でMBAをとり,「究極のドラッカー」という著書もあって著書ではドラッカー流のもの言いが多用されている。

そこでドラッカーにも目を通してみようと思い,Kindleの「マイライブラリー」を検索してみると「もしドラ」が出てきた。「マネジメント(エッセンシャル版)」(英語版のMANEGEMENTも),他数冊もあった。

そこでたまたま,昔たしかに読んだはずの「もしドラ」に目を通してみると……久しぶりに涙しながら,あっという間に読んでしまった。どうも私は昔から,人の生き死にに弱いが(「トップガン」でも泣いてしまうぐらいだ。),「もしドラ」では努力した結果の,成功の予感あたりで涙が出てきてしまった。

率直に言って「もしドラ」を読んでも,ドラッカーの「マネジメント」は全く頭というより,目に入らない。頭と目はストーリーを追うばかりだ。「マネジメント」を理解したければ,「マネジメント(エッセンシャル版)」を読まなければだめだ。涙したければ,「もしドラ」を読もう。

ところで,「もしドラ」の第2弾として,「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業化精神』を読んだら」があることを見つけてしまった。「イノベーションと企業化精神」は読んだことがない。さて,どうしよう。後日,報告しよう。

 

ヘーゲル?

ところで,「コーポレートガバナンス」だけを追うのではつまらないので,その間に,次々に「未読・半読・一読」の本が積み上がってしまう。何と今日,昔買って,とっくに処分した平凡社の「ヘーゲル・セレクション」を見つけ,頭の体操になると思い,思わず買ってしまった。ヘーゲルはやっぱりわからないが,頭の体操なら,廣松渉先生の序文がいい。

「本書が成るに至った経緯について誌しておけば、僭上にも不肖が鉛槧に上せることを平凡社と約したのであったが、寧日なく、亦、門外漢の身を省み、江湖への責任を思い、第一線のヘーゲル研究家、加藤尚武氏に協働作業を乞うに及び、同氏の厚志のもとに成稿を得る運びとなった。同氏の尽力がなければ、本邦初紹介の文典から斯くも多数の章句を採録することは到底不可能であったろうことを甫め、諸事につけ猶多くの不備を生じたことであろう。本書が若しなにがしかの長所を持つとすれば、それは偏えに同氏に負うものである。素より不肖といえども万事を同氏に託して懶惰を事とした訳ではない。書材の蒐集・撰定・編輯、訳文の作製・検討・推敲の末に至るまで、本書(但し署名入りのまえがき、思想と生涯、文献案内を除く)は両名の緊密なる協働作業に俟って成ったものである。 事情にして斯くの如くである以上、本書は表装・大扉を甫め、共同編訳書と謳わるべきところ、本シリーズの他の類比的ケースとの均衡上不都合を生ずる由、また、加藤尚武氏名のみを表記することについては氏の固辞に遇ったため、表装の上では止むを得ず不肖の名義を掲げることと相成った次第であるが、爰に重ねて、本書が語の全き意味における「共同編訳書」である旨を特記する所以である。」。
目次

プロローグ

第一章 みなみは『マネジメント』と出会った

第二章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ

第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ

第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした

第五章 みなみは人の強みを生かそうとした

第六章 みなみはイノベーションに取り組んだ

第七章 みなみは人事の問題に取り組んだ

第八章 みなみは真摯さとは何かを考えた

エピローグ あとがき

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