「ダニエル・カーネマン心理と経済を語る」を読む
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ダニエル カーネマン
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Contents
一口コメント
“THINKING,FAST and SLOW"への橋渡し。カーネマンは、今後の社会や人間の理解に不可欠となるだろう。ただ、「前提」の検討が十分かという問題がある。
詳細目次
- 第1章 ノーベル賞記念講演限定合理性の地図
- 本講演の三つのテーマ
- 知覚が、直接利用できる特徴と、直接利用できない特徴がある
- 直感は高度なことをするが、系統だったバイアスやエラーも犯す
- 知覚の特性①ー「変化」に集中し「状態」を無視する
- 単なる賭けと、富(財産)を考えに入れた場合の賭けでは、好まれ方に違いが生じる
- ベルヌーイの偉大なアイデアー賭けは期待される貨幣の価値(金額)ではなく、期待される心理的価値(効用=満足度)で評価される
- ベルヌーイの誤りー賭けをする者は現在の富と未来の富の状態を「比較」して効用(満足度)を測る
- プロスペクト理論-効用(満足度)を決めるのは「変化」であって、「状態」(富の絶対量)ではない
- 心理学的な誤りが経済学で使われてきたのは、経済主体は合理的とする説に合致するから
- 無差別曲線の欠点-富の最終的な量は示されるが現在の状況は示されない
- 知覚の特性②ー足し算をすべきときに平均値を求めてしまう
- a一つのグループになった物を評価する場合
- b一連の観察結果の証拠を評価する場合
- cーある人が、あるグループもしくはカテゴリーに属すかどうかを判断する場合
- dーあるエピソードを評価する場合
- まとめ
- 第2章自伝
- ダニエル・カーネマン 年譜/li>
- 幼少期
- 青春時代
- 大学院時代
- プロになるためのトレーニング
- エイモス・トヴェルスキーとの共同研究
- 一九七四年「サイエンス」誌の論文と合理性論争
- プロスベクト理論
- フレーミングと心の会計行動経済学
- その後
- エイモス・トヴェルスキー追悼(一九九六年六月五日)
- 第3章 効用最大化と経験効用序
- 現在の感情状態の影響
- 選択状況の影響過去に学ぶ
- 適応の予測の誤り
- コメント
- 第4章 主観的な満足の測定に関する進展
- 主観的経験と測定原理と、実験室での測定
- 生活上の満足と幸せについての調査
- 生活上の満足に関するデータが有効な証拠
- 時間の使い方の評価適応の謎社会的な満足の測定-U指数まとめ
- 参考文献
- 原注
要約・抜粋と考察
作成中
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