デジタル・テクノロジーの氾濫と持続不可能性-2020年年末からの展望(v.1)
Contents
詳細目次
- MORE from LESS(モア・フロム・レス) 資本主義は脱物質化する:アンドリュー・マカフィー
- はじめに
- 第1章 マルサス主義者の黄金時代
- 第2章 人類が地球を支配した工業化時代
- 第3章 工業化が犯した過ち
- 第4章 アースデイと問題提起
- 第5章 脱物質化というサプライズ
- 第6章 なぜリサイクルや消費抑制は失敗するか
- 第7章 何が脱物質化を引き起こすのか──市場と脅威
- 第8章 アダム・スミスによれば──資本主義についての考察
- 第9章 さらに必要なのは──人々、そして政策
- 第 10 章 〈希望の四騎士〉が世界を駆け巡る
- 第 11 章 どんどんよくなる
- 第 12 章 集中化
- 第 13 章 絆の喪失と分断
- 第 14 章 この先にある未来へ
- 第 15 章 賢明な介入
- 結 論 未来の地球
- 謝辞
- 操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか:ジェイミー バートレット
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- イントロダクション テクノロジーが社会を破壊する?
- テクノロジーは自由をもたらしたのか? 人間にかわって意思決定をするもの 民主主義はデジタルではなくアナログである
- 第1章 新しき監視社会◉データの力は自由意志をどのように操作しているのか
- 数学的法則で人間の行動を変える スマホから離れられない ビッグデータを使うアルゴリズム 「いいね!」であなたが何者か割り出せる 〝ナッジ〟の見えざる手 永続的な監視システム、パノプティコン コントロールされる「自由意志」 ベンサムの「快楽計算」のアルゴリズム やっかいな問題は機械にまかせろ 誰に投票すべきかはアプリが教えてくれる 「モラル・シンギュラリティ」の発生
- 第2章 「部族」化する世界◉つながればつながるほど、分断されていく
- 怒りを共有し「部族」として結束する 断片化されていく時代 ネットによって「知らなかった怒り」を知る 直感的で感情的で本能に従って行動する ノイズの意味を理解する簡単な方法 「われわれ」こそが正しく、「彼ら」は邪悪で腐敗している 自己正当化が無限に増幅されていく トランプこそは「部族政治」の立役者 真実よりも感情、客観性よりも先入観
- 第3章 ビッグデータと大統領選◉デジタル分析が政治のあり方を揺るがす
- 大統領選と「プロジェクト・アラモ」 共和党と「ケンブリッジ・アナリティカ」 フォードに乗る人はトランプの潜在的支持者 イギリスのEU離脱とビッグデータ フェイスブックの投稿が有権者を動かす 「トランプの投稿は、私が書いたのよ」 マイクロターゲティングがパラダイムシフトをもたらす 「自分は完全に操られている!」 ウラジーミル・プーチンのサイバー戦 トランプの逆転大勝利の陰で起こっていたこと アルゴリズムとビッグデータで武装した政治家
- 第4章 加速する断絶社会◉AIによって社会はどうなるのか
- 自動運転のトラックに同乗する 人間の能力を超えていくディープラーニング 新たな雇用の創出と、大量の雇用の喪失 ルーティン・ワークと非ルーティン・ワークの段差 テクノロジーが「不平等」をあおっていく ベーシックインカムの原資は誰が負担するのか
- 第5章 独占される世界◉ハイテク巨大企業が世界をわがものとする
- デジタル・テクノロジーが「独占」を生む アマゾンの優位は品揃えではなく「プラットフォーム」の支配 そこにグーグルしかなければグーグルが有利だ 「無料」の戦略をなぜ独占企業が採用するのか 疑うことを知らない、幼児化した消費者市民 力を失っていくジャーナリズム 人びとを魅了する「カリフォルニアン・イデオロギー」
- 第6章 暗号が自由を守る?◉国家を否定する自由主義者たち
- 「クリプトアナーキー宣言」 暗号化が無政府主義の楽園をもたらす? 監視や管理から解放された通貨「ビットコイン」 誰にも記録を消せないブロックチェーン 「すべてがつながること」の危うさ 政治と司法に対する信頼が損なわれていく 通貨発行権に対する真っ向からの挑戦 「匿名」という怪物が徘徊している
- 結論 ユートピアか、ディストピアか
- 格差の拡大が社会そのものを分断する 民主主義が解決できない問題は「機械」にまかせよ 拡大する格差、機械への盲目的で過剰な依存 シリコンバレーから逃げ出す者たち そして民主主義は静かに消えていくのか?
- エピローグ 民主主義を救う 20 のアイデア
- 謝 辞 訳者あとがき
- イントロダクション テクノロジーが社会を破壊する?