再開と再会

2019-10-31

再開

2014年もいよいよ季節は冬だ。

ほぼ2年前に小沢事件が終わって、それからはこのHPも、弁護士業務として行うはずの、かねてから懸案の「国際医療搬送」(エアアンビュランス)の事業内容の検討や法的なシステム作り(もっともこれは、さわりしか公開できないが)、そして事業が稼働し始めればその実際の運営状況の中で見聞きし考えることを同時進行的に書き繋ぎ、それにプラスアルファしていけば、十分なものになると安心していたら、なかなか事業が開始できず、結局、全く更新しないまま、あっという間に2年が経ってしまった。

今年の8月末にはこの事業のために私も「羽田空港1-11-1」に移転したが、なお若干の足踏み状態にあるので、HPを再開する機会を逸したまま(というより面倒だからか)、今日になってしまった。実際、HP作りの技術的なことも忘れてしまったが、追々思い出していくだろう。

ついでに構成も変えてしまおう。

本を読む

私が好きなことは、山歩きと、お酒と、本を読むことだが(あれ、仕事が入っていない?いや、あくまで趣味を並べただけだ。)、お酒を飲むと(飲み過ぎると)最近は体調が最悪になってしまうので少し遠ざかっているし、山歩きも楽しいのだけれど、ここ2、3年は近場や低い山を時々歩くだけで、「山男」とは言いづらくなってしまった。

残るは「本を読むこと」だが、面倒くさがりなので記録をとらないでいると、読んでいる時は楽しいのだが、読み終わってみるとほとんど頭に残っていないし(血肉化しているとも、いえないなあ。)もっと問題なのは、少したつとその本を読んだことさえ忘れてしまうことだ。それで何度もノートに記録をとろうとしたし、このHPだってやがて壮大な本の伽藍におなるはずだったが、あれれ。

ということで、「国際医療搬送」の進展はさておき、私も暦をひっくり返す年齢となったので、できることだけやろうと考えて再出発。読んだ(目を通した、あるいは枕元に積んだ、買った、KINDLE本だとクリックした)本の名前ぐらい記録しよう。

何を読みたいのか

世の中には、長い年月を経て生き残った古典を読むべきだという考えがあって、それももっともだと思うが、私はだいぶ前に死んだ親父譲りの「新しもの好き」なので、古いものはちょっということに加え、今「科学」はとんでもない発見の時代を迎えつつあるようなので、これを逃す手はないということで、新しい「科学もの」を読んで、私の何かに生かしたい(もし可能なら外の人の参考になれば)というが率直なところである。

私が読みたい本は、4分野ぐらいに分けることができる。

まず生物としての人類史を踏まえた上で「価値」創造とは何かにつながる分野である。700万年前、250万年前、20万年前、7万年前、1万2000年前が「有史」以前の画期であり、あとは文明史である。社会経済史でもあるし、開発経済、開発法学も含めたい。

ふたつめは、やはり生物としての人類史を踏まえた上での「道徳」、「ルール」、「法」、「国家」とは何で、これからどうあるべきかという分野である。特に、「法」についてはまともな科学的、原理的な考察なく、乱造されているというのが私の認識である。

みっつめは、進化論や最新の化学的な解明に基づく「心身論」である。生命論も含むだろう。私はこの分野で、スマホ、タブレットのアプリの内容を開発する(というとオーバーだが、問題を整理する)仕事をしたいと考えている。

最後に、これらの方法論、簡単にいえば意識、言語、論理等を含む科学哲学である。

あと、宇宙とは、物質とは等の分野も面白いと思うが、さすがに届かないかな。

どうやって読むか

これらの本には、もちろん日本語で書かれた分かりやすい本もあるが(特に「科学哲学」は、「哲学入門」(戸井田和久、ちくま新書)、「理系人に役立つ科学哲学」(森田邦久、化学同人)、「心の哲学入門」(金杉武司、勁草書房)等から読み始めるのが良さそうだ。)、その他の分野は、英文で書かれた本の翻訳、場合によっては原文で読むのがよさそうに思う。翻訳されると、3000円~5000円くらいする本が、KINDLE本では、1000円くらいのものが多い(円安で少し高くなっているが)。そしてAUDIBLE(朗読)があるものは、KINDLE本を先に買うと、300円から500円になるものも多く、「収集」の観点からは、何かとても豊になった気がする。

ということで、私が2年前に買ったKINDLEには、半分以上は日本語の本だが、英語の本も数百冊、合計1300冊の本が入っており、AUDIBLEも200冊以上ある。

さあ、あとは飛ぶだけだ、いや読むだけだ。

英語、英語、英語・・・さあ、アメリカ帝国、イギリス帝国の中に突入しよう。