新しい法律問題
「新しい法律問題」の紹介
「新しい法律問題」という言葉は,魅惑的である。でもこれまでは,本当の意味での「新しい法律問題」があっただろうか。私が見るところ,微視的な現実の変化に対し,「立法者」が法令の改正をし,それが「新しい法律問題」と大騒ぎされるのが,ほとんどであった。でも,今の現実は,「立法者」(要するに,「行政担当者」であるが)は,現実の変容を想定できない。それどころか,「行政担当者」は,現実の障害になっている。「新しい法律問題」とは文字どおり,新しい問題に対して,ルール(その一部である法律)が,どうあるべきかを,旧来の手法を捨てて,考え直す作業である。
「新しい法律問題」には,今問題となっている新しい法律問題,今後問題となる法律問題,これまでも検討されてきたが今後も重要な法律問題を,弁護士(法律家)の視野に捕らわれず,幅広い視点から検討する記事を集めていく。下位項目(下位メニュー)に「法律問題(投稿)」,「新しい法令に成立を知る」,「ジュリスト 目次」を設けた。
「法律問題(投稿)」には,このWebの,「法律問題」に関連する投稿が新しい順に掲載される。
「新しい法令の成立を調べる」には,新しい法律問題を知る上で必須となる,最新の法令の成立状況にアクセスできる情報を集めた。
「新しい法律問題」は,常識的な「法律問題」であれば,法律雑誌が追ってくれるので,ここには「ジュリスト 目次」を掲載し,必要に応じて投稿として検討する。
なお「IT・AI・DX法務」は,「新しい法律問題」であるが,私の主たる関心は,AIの発展が,法のあり方や法実務にどのような変化をもたらす(ことができる)のかということであり,商売ネタにしようというのとは少し違うので,「DX Project」の下位項目とした。
要となる問題である。ただし。なお「法律家の視野に捕らわれず,幅広い視点」を支える基礎となる理論は,「法を問題解決と創造に活かす」で検討する。
新しい法律問題各論
現時点(2020年10月)では,おおよそ次のような法律問題の関連する記事を投稿している。これはなかなかふえないなあ。
- 最近の知財法改正を一覧する
- 知財事始め
- 情報をめぐって
- 行政書士がする仕事の分野のお勧め本
- 「裁判と事実認定を考える」を作成しました
- 新しい法令の成立を調べる
- 秘密情報をめぐる法律問題の検討
- 「ビジネスツールとしての知的財産」を読む
- 一般廃棄物処理業の許可,許可の取消要件のまとめ
- コーポレートガバナンスの基礎2…「これならわかる コーポレートガバナンスの教科書」を読む
- コーポレートガバナンスの基礎1…簿記と会計・監査に支えられた会社制度の行方
- 海外との仕事をする準備(備忘)
- 中高年のお医者さんへ-医業の承継と相続その他
- 「ビットコイン」を考える
- 基本から考える個人情報保護法(その1)
- 弁護士として「AIと法」に踏み出す
- 太陽光発電設備を規制する条例を作る
- 「海外で仕事をする本」まとめ読み
- 会社設立,定款,登記