ビッグバン・セオリーを見る・聞く

2021-03-17

日本で見るには

ビッグバン・セオリーというアメリカのドラマが、Huluで提供されている。私は、こんなにおもしろいギャグ・ドラマを他に知らない。1回は20数分間でほぼ完結する話であり、20数回で1シーズンになる。Huluでは5シーズンまで提供され(吹き替えは3シーズンまで)、スーパー!ドラマTVで、6シーズン目が放映されているそうだ。アメリカではCBCが放映しており、今8シーズン目が放映されているとのことであり、CBCでは少なくても10シーズンまでは続けるそうだ。2013年には全米視聴率ナンバーワンのドラマになったとか、エミー賞でシェルドン役のジム・パーソンズが4度目の主演男優賞を受賞したとか、とにかく人気も評価もとても高い、ギャグドラマである。

どんなドラマか

内容は言葉を連ねれば連ねるほど、原作のテンポの速い笑いから遠ざかってしまうので(例えば「ウィキペディア」)、設定は、カリフォルニア工科大学の物理研究者、技術者の4人の高学歴、高IQの4人の変わり者男性と、それぞれ個性的な3人の女性が中心であること、特に、ひも理論の研究者シェルドン、実験物理学のレナードが部屋をシェアし、その隣にペニーという「ウエイトレス兼(自称)女優」の美女が住んでいて、シェルドンの部屋に集まり繰り広げられる場面が多い、爆笑コメディといっておけばいいだろう。4人の男性はすべてゲームやITのオタクで「お馬鹿な行動」に走るが、そこで笑いをとって終わりではなく、それをめぐって登場人物が高級な皮肉、嘲笑、ギャグの応酬をする点がたまらない。実在する著名な物理学者や役者も本人が登場し、「お馬鹿な行動」をしたり、嘲笑の対象になったりもする。ホーキング博士ご本人が登場し、シェルドンの論文を褒めるが、一転して「内容は間違っている、なぜなら計算が間違っている。」と指摘し、シェルドンもあわてて見直してそれを認め、ひっくりかえったりする。何回見ても飽きない。

私の笑い

私は、ほとんど毎日、これをiPod touchで「聞きながら」寝ている。もちろん、早い時間には「字幕」を見て大笑いすることも多いのだが、いつか同居している妻の母が、私が大笑いしているのを聞いて余りにもおもしろそうなのでテレビのチャンネルを探してみたが、どうもそんなに笑えるような番組は探せなかったということを聞いてから、大笑いは控えている。それに何回も見るとさすがに笑いも密やかになるし、テンポの速い英語なので、聞くだけではなかなか笑えない。

とにかく日本の笑いとは全く質が違うが、多分今世界で一番新しい笑いをとっていると思うし、少なくても私には文句なしにおもしろいので、おすすしたい。なおHuluは月額千円弱で、スマホやパソコンで、映画、ドラマを見ることのできるサービスである。