法とルール– category –
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「AI時代の弁護士業務(試論)」について話をしました
2019年10月21日、今進めているDX Projectの会合で、「AI時代の弁護士業務(試論)」について話をしました。普段、口にしないことなので、少し詳細なレジュメを用意しました。それをそのまま掲載します。 「DXの世界に、知ら無くていい知識は無い! 関係しない業界は無い!」に励まされて 1.私とIT,AIとの関わり (1)大学の教養課程で... -
「高齢者の法律相談に回答する-私たちの生活と終活-」を作成する
-高齢者の法律相談に回答する1- 何をしたいのか 「高齢者の法律相談に回答する-私たちの生活と終活-」という項目を作ってみようと思う。 私も一歩を踏み入れつつある「高齢者」の「生活と終活」についての(私自身も関係する)様々な問題について,「法律問題」を主軸にしながら,もう少し視野を広げて,回答,調査,説明することにして... -
太陽光発電の規制をめぐる法律問題
太陽光発電設備を規制する条例を作るⅡ 太陽光発電をめぐる状況 私は2年前,某市の議員サイドに依頼されて太陽光発電設備を規制する条例案を作成するお手伝いをし,それについて「太陽光発電設備を規制する条例を作る」という記事を作成したが,その条例案はさまざまな政治的駆け引きから「没」となった。某市では今度は一応市が主導... -
「パワハラ」の法律問題
「 ジュリスト 2019年4月号(1530号)の特集「パワハラ予防の課題」」を読む。 これは久しぶりの法律記事である。 「パワハラ」問題の現状 法令改正 今回のジュリストの目次と特集は「パワハラ予防の課題」である。 2019年3月,パワハラに関する法案(「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等... -
AI問題を考える
「AIと弁護士業務」の執筆状況報告3 この投稿は,固定ページ「世界:世界の複雑な問題群」「世界の続き:AI問題」の記事の前半部分を投稿したものです。固定ページは,その内容を,適宜,改定していますので,この投稿に対応する最新の内容は,固定ページ「AIとは何か」をご覧ください。 「世界:世界の複雑な問題群」各論の... -
AIと法・再考
「AIと弁護士業務」の執筆状況報告2 この投稿は,固定ページ「AIと法」の記事を大幅に改定したので,投稿したものです。固定ページは,その内容を,適宜,改定していますので,この投稿に対応する最新の内容は,固定ページ「AIと法」をご覧ください。 「AIと法」を考える 「AIと法」の問題の所在 3層の問題 「AIと法」という問題を... -
「AIと弁護士業務」の執筆状況報告
原稿を執筆する 先日ある法律雑誌から,「AIが進展する中で弁護士業務はどうなるのか」というテーマについて原稿の執筆依頼を受けた。私は「AIと弁護士業務」について昔から興味はもっているが,このWebでは目についた本や催しを取り上げて,その時々,感想を述べているだけで,網羅的,かつ学問的な内容の原稿はどうもと思ったのだが,「そ... -
最近の知財法改正を一覧する
最近の知財法改正を一覧する 問題の所在 知財法は,古くからの歴史の風雨にもまれてきたわけではなく,新しい,したがって多くは人為的な法令であるから,政府が理解するその時々の社会・経済状況に応じて,次々と手が加えられやすい。我が国の知財法もその例にもれず,改正を追っかけるのが大変だ。 それでも当該法令が真正面から改正の対象... -
知財事始め
はじめに 個人,企業の知的財産権(「知財」と略称することも多い)をめぐる諸問題について,最初に「知財事始め」から始め,「人の表現・商品・サービスの「個性」を守るための法律」,「特許権とその周辺」,「知財をめぐる企業戦略」と展開していきたい。 ところで知財は,各国の法律によって人為的に「創作」された権利であるから,法律... -
行政書士がする仕事の分野のお勧め本
行政書士の仕事 行政書士の業務は,行政書士法第1条の2,3に規定されているが,私は運転免許も持っていないので,これまで接触したことはなかった。ただ,業法の免許について細かい処理をしているのだろうということは想像していた。 行政書士のための法律実務書2冊を読む 最近,「要件事実」について若干調べていると,Kindle本に日本行...