「高齢者の法律相談に回答する-私たちの生活と終活-」を作成する
-高齢者の法律相談に回答する1-
何をしたいのか
「高齢者の法律相談に回答する-私たちの生活と終活-」という項目を作ってみようと思う。
私も一歩を踏み入れつつある「高齢者」の「生活と終活」についての(私自身も関係する)様々な問題について,「法律問題」を主軸にしながら,もう少し視野を広げて,回答,調査,説明することにしてみたいと思う。
最近は「高齢者」に関する本も多く出されており,参考になるが,一番の問題は,高齢者として,あるいはその家族として,何から手を付ければいいのか,何が問題なのかが,いくら本に囲まれても,それだけでは分からないということであろう。もちろん,地域,職場には相談に乗って下さる方もいるであろうが,この複雑な社会の当事者の状況も千差万別である中で,公私の制度をにらみつつ,様々な問題に適切に回答するのは簡単ではない。
それは私にとっても同じだが,弁護士という立場から検討できることと,私にとっても切実な問題なので,ある水準は確保できるであろう。
当面,次の2冊をとっかかりにしよう。いずれも「辛口」の本である。
「超高齢社会の法律,何が問題なのか」 (著者:樋口範雄)
「超高齢社会の基礎知識」(著者:鈴木隆雄)
構成
高齢者にとってもっとも切実な問題である「居場所と食動の確保」を柱としよう。その次は,いわゆる終活である。そしてこれらを円滑に進めるためには,現況を記録することが重要だ。これらについて弁護士へ相談したりとホームロイヤーを依頼することも考えよう。
加えて,毎日を充実させるために,「健康」,「生活の彩り」,「高齢者を論じた本を読もう」を取り上げよう。
今考えている構成は,次のとおりだ。
- 居場所と食動の確保
- 基本的選択
- 介護と医療
- 意思決定と遂行-管理者・補助者の依頼
- 資金手当
- 資産
- 仕事と事業
- 終活
- 遺言
- 終末医療
- 墓
- 現況を記録する
- 相談とホームロイヤー
- 健康
- 生活の彩り
- 高齢者を論じた本を読もう
- 超高齢社会の基礎知識
- 日本人の勝算
- ライフシフト(LIFE SHIFT)
- ケアを問いなおす
- 超高齢社会の法律、何が問題なのか
- 東大がつくった高齢社会の教科書: 長寿時代の人生設計と社会創造 東京大学高齢社会総合研究機構
- 東大が考える100歳までの人生設計 ヘルシーエイジング 東京大学高齢社会総合研究機構
- 未来の年表1,2
次の「項目」に関連する記事が載っている。
私が考えること
ここで私が取り上げていることは,主として高齢者個人から見た「問題解決」である。だが高齢者にとっても社会における「価値創造」,社会への「参加」が重要である。それがたとえほほえみであっても。それが生きるということだろう。