集団・企業・政府– category –
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企業:経営と統治
「問題解決と創造の頁」の「企業:経営と統治」の「固定ページ」を作ったので,投稿しておきます。ここらあたりこそ,私がいちばん力を入れなければならないところだと思っています。 株式会社と会計(複式簿記) 市場は,株式会社制度と複式簿記制度を見出したことから,現代企業への発展に結びついた。株式会社は,資本提供者(委託者)が... -
日本生産性本部の「生産性シンポジウム」を聞く
第2回生産性シンポジウム 先週の金曜日(2018年3月30日),日本生産性本部が主催し,経産省が後援する「生産性シンポジウム(第2回)」を聞きに行った。2つのパネルディスカッションから構成されていたが,私は「サービス産業の生産性向上戦略」に興味深かったので,主としてそれを紹介しよう。 「サービス産業の生産性向上戦略」... -
IT活用を妨げるもの-生産性上昇の方法
IT活用を妨げるもの ビジネスあるいは生活の場で,ITはどのように受け止められているのだろうか。パソコンがセットされて「情報」「プログラミング」の授業を受けた世代はともかく,それより上の世代にとっては,「何かすごい能力を持っている」が,自分には「近寄りがたく面倒なもの」ということだろうか。 実際,我が国におけるITの... -
日本経済の問題は生産性が低いことらしい
「新・所得倍増論」を読む ~潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋 著者:デービッド・アトキンソン 著者 WHO? 「新・所得倍増論」(以下「本書」)の著者デービッド・アトキンソンはイギリスで生まれ,オックスフォード大学で日本学を学び,アメリカの金融機関で働いた後,来日,ゴールドマン・サックスでアナリストをし,退... -
「公共政策」という「窓」を通して社会の構造を理解する
「入門 公共政策学」を読む ~社会問題を解決する「新しい知」 著者:秋吉貴雄 「入門 公共政策学」を読む 相当以前から「公共政策学」という,何をしているのか,中味を想定しづらい学問領域があることは知っていたが,中学社会科の「公民」というネーミングと似たようなうさん臭さを感じ,興味を持つことはなかった。しかし「アイデア... -
「政府の政策」を読み、活用する
アイデアをカタチにする 「政府の政策」を読み、活用するという「アイデアをカタチに」しようと思っています。これは今後、固定ページで展開していきますが、その最初の投稿です。最新の内容は、固定ページで確認してください。 「政府の政策」を読み、活用する 政府は、必要と判断する多くの「政策」を実行するために、国民・企業から資金... -
<プロフェッショナルの未来>を読む
「専門知識」を提供する仕事の明日はどうなるか、そのような仕事に携わるすべての人に一読をお勧めする この本「プロフェッショナルの未来 AI、IoT時代に専門家が生き残る方法」(The future of the profession)の著者のサスカインド親(リチャード・サスカインド)は、イギリスの法律家で、かねて「The End of Lawyers?: Rethinking th... -
<スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家>を読む
お薦めはするが この本は、「ニューズウィーク」でIT記事の担当だった50歳過ぎの記者である著者がリストラされ、販売拡大のためのブログツールの開発・販売をするIT企業「ハブスポット」(つい最近、Googleとの提携が報じられていた。)に転職して退職するまでの毎日の経験を辛辣に描いたものだ。スタートアップ企業の「IPO狂騒曲」... -
日本生産性本部の記念シンポジウム「2025年を見据えた生産性運動の進路」
生産性運動60周年 昨日(2015年3月2日)、日本生産性本部が、「生産性運動60周年」を記念し、標題のシンポを開催した。記録として残されるかどうか知らないが、備忘のために、取り急ぎ印象に残ったことだけを記述しておく(ただ手許にメモ帳もなかったので、本当に印象だけである。)。 私は生産性本部が取り組んでいる「マクロ領... -
冬休みだから経営書を読もう
弁護士と経営 経営法曹という古い言葉がある。一見、経営問題が分かる法曹という意味のようだが、昔は経営問題が分かる法曹ほとんどいなかったから、単に「経営寄り」の法曹を揶揄していう言葉だったと理解することが正しい。 もちろん、企業は、様々な法律問題を抱えているから、経営に関わる、例えば「商事法務」や「コンプライアンス」と...