方法論– category –
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<働きたくないイタチと言葉がわかるロボット>を読む
~人工知能から考える「人と言葉」 著者:川添愛 イタチがAIを作る? 著者は、「こちらの言うことが何でも分かって、何でもできるロボット。そんなものができるかもしれないとか、そうなったら私たち人間の生活はどう変わる?とか、そういう話が今の世の中にはあふれて」いるが、そううまくはいかない、「言葉が分かる」という言葉の意味を... -
社会を理解する方法・ツールを探す-年末・年始の頭の旅-
遅ればせながら社会と向き合う 私はある時期から政治や社会の問題に積極的には関わることをやめ,弁護士として,法によって縛られるのはもっぱら国家(立法,行政,司法)だという限りで,政治や社会の問題と関わればよいと考えてきた。政治や社会の方向付けについては,自信満々の多くの政治家,官僚,企業家,実務家,学者等々が,世界中に... -
アイデアをカタチにする・各論
この記事は、「アイデアをカタチにする」の各論にあたる「商品・サービスを創る」、「健康になる」、「学ぶ・学習する」、「社会制度を改革する」の最初のたたき台として作成したものを投稿したものです。内容は今後順次、充実、改定していきますので、「アイデアをカタチにする」の該当項目を参照してください。 商品・サービスを創る これ... -
<人工知能の哲学>を読む
~生命から紐解く知能の謎 著者:松田雄馬 人工知能を<生命→知能>と対比してとらえる今一押しの本だと思う 著者は、企業に在職しながら大学院で学び、今は、独立して起業家のようである。 著者の性格なのかもしれないが、この本は細部まで非常にきちんと整理された記述となっており、とても読みやすい。しかも章ごとに「本章の振り返り」... -
「哲学入門」を読む 2
著者;戸田山和久 とても気になる本だがいったい何が書いてあるのだろう-全体の流れが見えない 「哲学入門」」を最初に紙本(Real本)で買ってから3年以上が経っていると思う(その後、Kindle本も買った。「「哲学入門」を読む 1」という記事も前に作成した。)。この本は、モノだけのこの世界で、生物に「アフォーダンス(オシツオサレツ... -
<現代哲学>を読む
現代哲学 (哲学教科書シリーズ) posted with amazlet at 15.01.15 門脇 俊介 産業図書 売り上げランキング: 127,927 Amazon.co.jpで詳細を見る 一口コメント 昔読んだとき、よく整理されていて良い本だと思った記憶がある。それで、今、物事を分析するとき、例えば「○○とは何か」について考えるとき、「○○とは××である」と記述することはど... -
「未来予測を嗤え!」を読む
未来予測を嗤え! (oneテーマ21) posted with amazlet at 15.01.05 神永 正博 小飼 弾 KADOKAWA/角川書店 売り上げランキング: 11,320 Amazon.co.jpで詳細を見る 一口コメント 冒頭部は切れ味鋭く世界の現在を垣間見せてくれる。ただ、その後は、雑多な親父トークも多く、多少迷路のようだ。ともあれ、使えるアイディアに満ちているので一... -
「逆問題の考え方」を読む
結果から原因を探る数学 一言コメント 充満したおやじギャグと展開された数式の間には深い闇がある。 入口にて とても読んだとはいえないけれども 私はこの本の数式部分は飛ばし読みするしかないけれども(もっとも数学の本だから論述の大部分は数式に支えられているが)、活字部分を追っていくだけでも、新鮮な感動(快感)を覚えた。数式部... -
「哲学入門」を読む 1
哲学入門 (ちくま新書) posted with amazlet at 15.01.06 戸田山 和久 筑摩書房 売り上げランキング: 62,069 Amazon.co.jpで詳細を見る 最初のひとこと 今、私のいち押しである。諸学と実践の基礎となり得るか、要するに役に立つかどうかは、自分次第だ。熟読されたい。 入口で考える まずは褒め称えよう この本を何回かに分けてざっと目を...