この投稿記事は、固定頁のコンテンツ「問題解決と創造」、「環境:自然・人工物・情報」のうちの「情報」を、見やすく整理するために「環境」の下位項目に移転するに際し、投稿記事にしたものです。今後、固定記事の方が、修正されます。
情報
この項目は、「環境:自然・人工物・情報」の一分野として、「情報」の基礎的な問題についての考察を提供します。なお「IT・AI・DX」で、「情報技術」について「DSを支える理論と技術」で、デジタル情報の問題を「デジタル情報とネット・ITをめぐる諸問題」で取り上げ、「サイバー空間の病理と対応」を現代社会・世界の問題として捉え返せば、「世界の複雑な問題群」で検討する「デジタル情報の氾濫と法とルールの破綻」の問題となる。
今世界は
情報の基礎
放送大学の情報コースで提供されている講義
「情報」に関する基礎から応用までの知識は、「放送大学」の「情報コース」でほぼ網羅的に提供されている。ただ「情報コース」は科目が多いのにその相互の関係が分かりにくく、一応「履修科目案内図」が作成されているものの、それも最後の一歩の整理に欠けている。そこで私は、私用に少し手を加えて「情報コース の科目概要」を作成した。情報コースの、各「ソフトウェア系、情報数理系、マルチメディア系、ヒューマン系、情報基盤系」で、基盤科目、導入科目、専門科目、総合科目でそれぞれ何を学べばいいかが分かる。背景を黄色にした科目は、既に私が印刷教材を入手したものだが(2020年10月)、結構ばらばらであることが分かる。ただ私がそのような情報を入手しないまま、いずれの系にせよ入門に当たる「遠隔学習のためのパソコン活用」と「情報学へのとびら」、締めくくりの「情報技術が拓く人間理解」と「AIシステムと人・社会のとの関係」を購入済みなのは、悪くない(自画自賛)。ここではその4講義と各回の内容を挙げて置こう。
- 遠隔学習のためのパソコン活用(’17)Personal Computers for Distance Learning 名:秋光 淳生、、三輪 眞木子
- 第1回 パソコンの基本操作、第2回 インターネットのしくみとWebの活用、第3回 インターネットを利用した学習、第4回 電子メールのしくみと利用、第5回 セキュリティと情報倫理、第6回 ソーシャルネットワークと学び、第7回 図書館の利用方法、第8回 電子情報源の利用方法、第9回 表計算の基本、第10回 図表作成の技法、第11回 文書作成の基本、第12回 文書作成の技法、第13回 プレゼンテーションの基本、第14回 プレゼンテーションの技法、第15回 パソコンを今後の学習にどう生かすか
- 情報学へのとびら(’16)Introduction to Informatics:加藤 浩、大西 仁(放送大学教授)
- 第1回 情報化する社会を生きる、第2回 情報のデジタル表現とマルチメディア、第3回 コンピュータの構成要素とその機能、第4回 インターネットの歴史としくみ、第5回 インターネットの応用、第6回 情報リテラシーと情報倫理、第7回 情報社会のリスク、第8回 情報セキュリティ、第9回 情報社会と法律情報、第10回 プログラミング(1)、第11回 プログラミング(2)、第12回 ユーザインタフェース、第13回 データベースの基礎、第14回 ソフトウェアの開発、第15回 情報通信技術が変える社会
- 情報技術が拓く人間理解(’20)Understanding the Humans through Information and Communication Technologies: 仁科 エミ、辰己 丈夫
- 1 科目の全体像、2 遣伝情報の基本原理、3 遺伝情報からの人間理解、4 生命体のなかでの情報の働き、5 イメージング技術が描き出す脳内情報伝達、6 視聴覚情報メディアの発展と人間の応答、7 非言語行動に着目した会話インタラクションの理解、8 ライフログ技術を使った社会活動の理解と活用、9 博物館・美術館での情報技術の利用と展開、10 人間の学習行動と学習環境のデザイン、11 人間を理解するためのロボット、12 データサイエンス・ビッグデータ、13 データクレンジング・人工知能の登場と倫理、14 人工知能の活用と人間理解、15 まとめと展望
- AIシステムと人・社会との関係(’20)Relationships between AI Systems and Human Society: 山口 高平、中谷 多哉子
- 1 AIの誕生と1960年代第1次ブーム、2 1970年代第1次停滞期(第2次ブームの準備)、3 1980年代第2次ブーム、4 1990?2000年代第2次停滞期(第3次ブームの準備)、5 2010年代第3次ブームと未来社会、6 スポーツデータマイニング、7 自動運転、8 ロボット飲食店、9 間接業務とAI、10 社会インフラを支えるAI、11 クラスルームAI、12 知的パートナーAI、13 AI技術の適用可能性と限界、14 AIシステムを組み込む社会、15 AI国家戦略