組織の問題解決,人の心と行動,環境と資本主義,本の森

夜長に読むこの10+2冊

よそに鳴る夜長の時計数へけり  杉田久女

孫娘の「けろけろ時計」の不規則に叫ぶ「実家にカエラセテいただきます」、「この部屋好きケロ」、「夢は自分で見つケロ?」との声を数えながら、秋の夜長に読むこの10冊を選んでみた。というより、今このWebに手を入れていて大分形ができてきたが、ずらずらと参考本を並べるのはそろそろおしまいにして、柱になる何十冊かの本をしっかり把握して発信していかなくてはならない状況になったと思うので、比較的最近入手して柱にしようと思っている本を10冊選んでみた。これにあと2、30冊付け加えれば、おおよその道筋は開けるだろう。

10+2冊

  • 正義を振りかざす「極端な人」の正体 :山口 真一(Amazonにリンク
  • アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治:吉田徹(Amazonにリンク
  1. ソーシャルメディアの生態系:オリバー・ラケット, マイケル ケーシー(Amazonにリンク)(「The Social Organism: A Radical Understanding of Social Media to Transform Your Business and Life」(Amazonにリンク
  2. あなたの脳は変えられる―「やめられない!」の神経ループから抜け出す方法:ジャドソン・ブルワー(Amazonにリンク
  3. BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは:青砥瑞人(Amazonにリンク
  4. 集団と集合知の心理学:有馬淑子(Amazonにリンク
  5. 持続不可能性-環境保全のための複雑系理論入門:サイモン・レヴィン(Amazonにリンク
  6. 崩壊学・人類が直面している脅威の実態:パブロ・セルヴィーニュ, ラファエル・スティーヴンス(Amazonにリンク
  7. Come On! 目を覚まそう!―ローマクラブ『成長の限界』から半世紀 ~環境危機を迎えた「人新世」をどう生きるか? :エルンスト・フォン・ワイツゼッカー,アンダース・ワイクマン(Amazonにリンク
  8. 出現する未来から導く ― U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する :C・オットー・シャーマー, カトリン・カウファー(Amazonにリンク
  9. 経営改革大全 企業を壊す100の誤解 :名和高司(Amazonにリンク
  10. ビッグ・ピボット ― なぜ巨大グローバル企業が〈大転換〉するのか :アンドリュー・S・ウィンストン(Amazonにリンク

 

簡単なコメント

最初の2冊は「柱」ではなく、最新のネットとそれを大きな原因とする混乱した現在の政治の情況を把握するための情報本である。そうすると10冊にはあと2冊だが、それは最近別に投稿記事にしている「集団と集合知の心理学:有馬淑子」と「BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは:青砥瑞人」を加えることにしよう。

ⅰは、上記2冊の震源ともいえるソーシャルメディアのプラス面とマイナス面を新しい世代の感覚として取り上げており、検討に値する。

ⅱは、「やめられない! 」の神経ループから抜け出す方法!を「マインドフルネス」から解明する非常に説得力のある依存症脱却(及び目標達成)の基本とするに足りる本、ⅲはそれをもう少し細かく脳の機能と結び付けて説明する本、ⅳは、集団(組織)を社会的認知も含めて解説し、更に新しい科学的方法も簡潔に説明してくれる親切本である。ここまでが、現実、個人、組織を捉える基本的な観点を得ることの出来る本である。

ⅴからⅷは、持続可能性を論じた本である。なお持続可能性については、様々なアクセスがあるので、一概に論じられないが、私はローマクラブ-システム思考系が十分な検討をしていると考えているので、それ(ⅶ、ⅷ)を紹介する。
ⅴは今までまったく私の視野に入っていなかった本で、著者は数理生物学の専門家で複雑系と持続可能性をつなぐ議論が期待できそうである(ただ字も小さいし難解そうである。これを読まずして何を読むかという気概で挑もう。)。ⅵは、フランスの学者の本で「自然環境、エネルギー、社会システム、農業、金融…など多くの分野で、現行の枠組が崩壊間際になっている現状をデータとともに提示する驚嘆のレポート」という紹介だが、冷静に読むこむ必要がある。
ⅶはローマクラブのメンバー(ドネラらではない)の最新作で、資源、気候、情報、資本主義等々について、最新の議論を展開している。持続不可能性を理解するこの1冊といえば、これだろう。
ⅷはシステム思考を進化させたU理論で、自己と組織、社会のシステムを変革しようというもの、私にとっては大分先の話しだ。

ⅷもビジネスを含んでいるが、視野は広い。持続可能性をにらみつつ、これからのビジネス論を展開しているのが、ⅸである。持続可能性をどう考えるかは「人それぞれ」としても、ビジネスの今後を考えるには、ⅸは不可欠な重要書だと思う。

それぞれの本の各論は、これから順次作成していくとして、この記事では詳細目次だけ掲載しておこう。

詳細目次

次の頁に掲載します。

組織の問題解決,本の森

「企業」「政府」はヒトの集団である

「ヒトの生活と行動」では、もっぱら個人としてのヒトから見た「問題解決と創造」を取り上げたが、「企業」、「政府」はヒトの集団であり、集団の行動には、<個×人数>とは違う固有の問題(マイナス面もあればプラス面もある)があるだろう。
そこで「企業」「政府」を検討する(項目の内容を修正するのに)に先立って、「集団」固有の問題を検討することには、十分に意味があると思い至り、Kindle本を検索して、「集団と集合知の心理学」という本に巡り合った。

「集団と集合知の心理学」を読む

集団と集合知の心理学:有馬淑子

アクセス

「集団」を検索して見つけたのだが、これは「掘り出し物」である。著者は、社会心理学の「集団の心理をテーマとしてネットゲームなどを用いて研究して」しているそうで、第2章の「集団過程」には力が入っている。私には本書における著者の専門分野での記述のできばえは評価しようもないが、著者が専門分野に止まらず、「集団」と「集合知」(「集団」「組織」「ネット上」)を幅広く取り上げてそれぞれの知見を簡潔に整理していること、さらに補足事項として方法論である「情報科学、ネットワークの科学、意思決定研究の概念、人工知能、ベイズ統計、マインドフルネス認知療法、シミュレーション研究 (含む複雑系)」を簡潔にまとめていること等々、「まとめ本」として秀逸である(これはお得な「おまけ」だ。)。
また「集合知」(特に、第6章「インターネットの集合知」)は、「デジタル情報の氾濫と法とルールの破綻」の検討において、大きな地位を占める問題になると思う。

備忘録

作者側の発信情報

我々は、条件次第で愚かにも、賢くもなれる。困難な課題に直面した時、何を頼りとすれば正解に近づけるだろうか。集団の愚かさが強調されてきた集団研究と、賢さを強調する集合知の知見を統合しわかりやすく解説する。

私の備忘メモ

「集合」を抽象的な多数の要素の集まり「示す概念として、ヒトの集合は、群衆、集団(所属集団名を共有した2名以上の人々)とし、「組織」は集団のうち、役割構造・課題構造に関する知識が共有されているものと整理する。「企業」「政府」は「組織」であるが、その機能は全く違う。
本書3章「集合行動」は群れ(行動、知性、同調と感染)とネットを検討し、4章以下、集団、組織、インターネットの「集合知」を検討している。ネットの集合知については」少なくても「集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書) :西垣通)を併せて検討しよう。
なお本書には、組織の問題解決という視点は余りないのかも知れない。この著者の先輩かも知れないが、釘原 直樹さんの「人はなぜ集団になると怠けるのか -「社会的手抜き」の心理学 (中公新書) 」や「グループ・ダイナミックス –集団と群集の心理学」等が、次に検討すべき本だろう。

詳細目次

 

組織・社会。世界

この投稿記事は、固定頁のコンテンツ「問題解決と創造」、「環境:自然・人工物・情報」のうちの「情報」を、見やすく整理するために「環境」の下位項目に移転するに際し、投稿記事にしたものです。今後、固定記事の方が、修正されます。

情報

この項目は、「環境:自然・人工物・情報」の一分野として、「情報」の基礎的な問題についての考察を提供します。なお「IT・AI・DX」で、「情報技術」について「DSを支える理論と技術」で、デジタル情報の問題を「デジタル情報とネット・ITをめぐる諸問題」で取り上げ、「サイバー空間の病理と対応」を現代社会・世界の問題として捉え返せば、「世界の複雑な問題群」で検討する「デジタル情報の氾濫と法とルールの破綻」の問題となる。

今世界は

なぜ「情報」が、「環境」の「自然」と「人工物」に続くのか、不思議な気がするかもしれないが、「自然」と「人工物」に秩序を与える存在が「情報」だと考えれば、おかしな話ではないだろう(物質、エネルギー、情報を、宇宙や自然の3要素としてあげることは、「情報と秩序:セザー・ヒダルゴ」をはじめ、数多い。)。

そのような巨視的な観点を除くと、「情報」はこれまで、コミュニケーション論、メディア論、あるいは諜報論として、それなりに大きく位置づけられてきた。

しかし、今、世界は、コンピューター技術の発展に支えられたIT、AIによる「デジタル情報」流通の劇的増加、高速化によって、まさにハリケーンに急襲された状態だ。

今後中長期的に、IT、AIが世界に何をもたらすのか、実は誰にもわかりはしないのだ(「世界の現在と未来を知るために」)。

情報の基礎

そもそも情報とは何で、どうしてデジタル情報によって「まさにハリケーンに急襲された状態」のようなことが起きているのかを、原理的に説明できるかが情報論の課題である。

それについて真正面から説明しようとする試みに、西垣通さんの「基礎情報学」がある(例えば「生命と機械をつなぐ知-基礎情報学入門」(Amazonにリンク))。基礎情報学は、情報を、生命情報、社会情報、機械情報に分類して考察する。そして各情報を、システム、メディア、コミュニケーションとプロパゲーションに位置付け関係付けて考察しており、情報の基礎と問題点を学ぶには十分の本だ(ただ「情報科学」の本とは違い、哲学的な考察を導入して議論の広がりがあり、全体を把握するのは大変だ。)。因みに、生命情報の最初はアフォーダンスのようなことから説明されているので、どうして物的世界の情報の流れが生命情報になるのかというところは、「哲学入門」(著者:戸田山和久)(Amazonにリンク・本の森にリンク)が参考になる。私は、「行動論」で取り上げるアフォーダンスとオートポイエーシスはどういう関係かなあと戸惑っていたが、西垣さんはそのそれをかなり詳細に検討しており(「こころの情報学」第4章「アフォーダンスとオートポイエーシス」)、その問題の所在の把握力は、評価できる。

その他、「情報と秩序-原子から経済までを動かす根本原理を求めて」(セザー・ヒダルゴ)(Amazonにリンク)(冒頭は、「宇宙はエネルギー、物質、情報からできている。だが、宇宙を興味深いものにしているのは情報だ」から始まる。)や、「インフォーメーション-情報技術の人類史」(ジェイムズ・グリック)(Amazonにリンク)も、情報の基礎を別の観点から明らかにするものとして参考になるだろう。

デジタル情報を流通させるためには、論理的で正確な手続が必要だが、一方、今、流通している大量の情報には内容がでたらめなものが多いという事態はどこから生じるのか、どう対応すべきかは、すぐに答えの出る問題ではないが、カッカせずに、情報の基礎に立ち返って考察を重ねるべきであろう。

それはさておき、今「情報技術」は、様々な分野で、現在と未来の「世界」の動向を支配するもっとも重要な要素だ。それらを正確に理解するためには、「情報の基礎」(ここでは「情報とサイバー空間」と捉えよう。)を押さえることが不可欠だ。

放送大学の情報コースで提供されている講義

「情報」に関する基礎から応用までの知識は、「放送大学」の「情報コース」でほぼ網羅的に提供されている。ただ「情報コース」は科目が多いのにその相互の関係が分かりにくく、一応「履修科目案内図」が作成されているものの、それも最後の一歩の整理に欠けている。そこで私は、私用に少し手を加えて「情報コース の科目概要」を作成した。情報コースの、各「ソフトウェア系、情報数理系、マルチメディア系、ヒューマン系、情報基盤系」で、基盤科目、導入科目、専門科目、総合科目でそれぞれ何を学べばいいかが分かる。背景を黄色にした科目は、既に私が印刷教材を入手したものだが(2020年10月)、結構ばらばらであることが分かる。ただ私がそのような情報を入手しないまま、いずれの系にせよ入門に当たる「遠隔学習のためのパソコン活用」と「情報学へのとびら」、締めくくりの「情報技術が拓く人間理解」と「AIシステムと人・社会のとの関係」を購入済みなのは、悪くない(自画自賛)。ここではその4講義と各回の内容を挙げて置こう。

  • 遠隔学習のためのパソコン活用(’17)Personal Computers for Distance Learning 名:秋光 淳生、、三輪 眞木子
    • 第1回 パソコンの基本操作、第2回 インターネットのしくみとWebの活用、第3回 インターネットを利用した学習、第4回 電子メールのしくみと利用、第5回 セキュリティと情報倫理、第6回 ソーシャルネットワークと学び、第7回 図書館の利用方法、第8回 電子情報源の利用方法、第9回 表計算の基本、第10回 図表作成の技法、第11回 文書作成の基本、第12回 文書作成の技法、第13回 プレゼンテーションの基本、第14回 プレゼンテーションの技法、第15回 パソコンを今後の学習にどう生かすか
  • 情報学へのとびら(’16)Introduction to Informatics:加藤 浩、大西 仁(放送大学教授)
    • 第1回 情報化する社会を生きる、第2回 情報のデジタル表現とマルチメディア、第3回 コンピュータの構成要素とその機能、第4回 インターネットの歴史としくみ、第5回 インターネットの応用、第6回 情報リテラシーと情報倫理、第7回 情報社会のリスク、第8回 情報セキュリティ、第9回 情報社会と法律情報、第10回 プログラミング(1)、第11回 プログラミング(2)、第12回 ユーザインタフェース、第13回 データベースの基礎、第14回 ソフトウェアの開発、第15回 情報通信技術が変える社会
  • 情報技術が拓く人間理解(’20)Understanding the Humans through Information and Communication Technologies: 仁科 エミ、辰己 丈夫
    • 1 科目の全体像、2 遣伝情報の基本原理、3 遺伝情報からの人間理解、4 生命体のなかでの情報の働き、5 イメージング技術が描き出す脳内情報伝達、6 視聴覚情報メディアの発展と人間の応答、7 非言語行動に着目した会話インタラクションの理解、8 ライフログ技術を使った社会活動の理解と活用、9 博物館・美術館での情報技術の利用と展開、10 人間の学習行動と学習環境のデザイン、11 人間を理解するためのロボット、12 データサイエンス・ビッグデータ、13 データクレンジング・人工知能の登場と倫理、14 人工知能の活用と人間理解、15 まとめと展望
  • AIシステムと人・社会との関係(’20)Relationships between AI Systems and Human Society: 山口 高平、中谷 多哉子
    • 1 AIの誕生と1960年代第1次ブーム、2 1970年代第1次停滞期(第2次ブームの準備)、3 1980年代第2次ブーム、4 1990?2000年代第2次停滞期(第3次ブームの準備)、5 2010年代第3次ブームと未来社会、6 スポーツデータマイニング、7 自動運転、8 ロボット飲食店、9 間接業務とAI、10 社会インフラを支えるAI、11 クラスルームAI、12 知的パートナーAI、13 AI技術の適用可能性と限界、14 AIシステムを組み込む社会、15 AI国家戦略

「情報・サイバー空間」の構成

基本書

以上の常識的な放送大学の講義を踏まえつつ世界の問題解決を準備する「情報・サイバー空間」は、「情報総論」、「情報法と判例」、「サイバー空間の病理と対応」に分けて論じよう。情報技術の問題は、「IT・AI・DX」の「DSを支える理論と技術」で検討しよう。

全体を通じて参照すべきは、次の本である。

  • 「サイバー空間を支配する者-21世紀の国家・組織・個人の戦略」(著者:持永大, 村野正泰, 土屋大洋)(Amazonにリンク

関連記事

なお「情報」全体への導入として、次の記事を作成しているので紹介しておく。

情報をめぐって

やり残したことども」の「続情報をめぐって」の部分

情報総論

参考書

  • 「生命と機械をつなぐ知-基礎情報学入門」(著者:西垣通)(Amazonにリンク))
  • 「こころの情報学」(著者:西垣通)(Amazonにリンク
  • 「情報と秩序-原子から経済学までを動かす根本原理を求めて」(著者:セザー ヒダルゴ)(Amazonにリンク
  • 「情報-第2版」(著者:山口 和紀)(Amazonにリンク
  • 「インフォーメーション-情報技術の人類史」(著者:ジェイムズ グリック)(Amazonにリンク
  • 「IT全史-情報技術の250年を読む 」著者:中野明)(Amazonにリンク

情報法と判例

導入と基本書

どうして複雑な世界の問題解決にアクセスする「問題解決と創造」の「情報とサイバー空間」に、「情報法と判例」という法律マターが入っているのかという疑問がありうるだろう。それは、「サイバー空間」は、いわばいい意味でも悪い意味でも「無法地帯」なので、これに関わるときに、一体、何がルールとされているのか、そのルールから逸脱するとどうなるかについて、法と実際例(判例)を見極めておくことが、「サイバー空間」で適切に行動するために重要だと考えるからである。そのためにお薦めするのは、次の2冊である。

  • 「情報法入門【第5版】-デジタルネットワークの法律」(著者:小向 太郎)(Amazonにリンク
  • 「新・判例ハンドブック 情報法」(編者:宍戸 常寿)(Amazonにリンク

これらについては行動規範として、おおまかな目次が頭に入っていた方がいいので、目次を掲記しておこう。

「情報法入門」
  • 1 デジタル情報と法律(デジタル・ネットワークの衝撃/デジタル・ネットワークと法律/情報化関連政策) 
  • 2 ネットワーク関連事業者(通信と放送/ネットワーク上の媒介者/プラットフォーム事業者) 
  • 3 情報の取扱いと法的責任(取得・保有・提供/サイバー犯罪と青少年保護/知的財産の保護/個人情報保護)
「新・判例ハンドブック 情報法」
  • 第1章 情報流通の自由(知る権利 /意見の表明 /報道取材の自由 /選挙過程)
  • 第2章 内容に着目した情報の規律(わいせつ /児童ポルノ /青少年保護 /名誉棄損-社会的評価の低下等 /名誉毀損-公益性・公共性 /名誉毀損-真実性・相当性 /名誉毀損-公正な論評 /名誉毀損-救済 /その他)
  • 第3章 プライバシー・個人情報(肖像権 /表現の自由とプライバシー /個人情報の保護 /労働関係 /インターネット)
  • 第4章 知的財産法による情報の規律(著作権-著作物・著作者 /著作権-著作者人格権 /著作権-著作権の内容 /著作権-権利制限規定 /著作権-侵害と救済 /著作権-著作権による保護を受けない情報 /著作権の保護対象 /パブリシティ権)
  • 第5章 情報流通の担い手(放送 /通信 /プロバイダ /情報流通の場)
  • 第6章 情報と経済活動(広告 /独占禁止法 /商標・不正競争 /電子商取引 /情報と金融)
  • 第7章 情報と行政過程(行政調査 /行政機関と個人情報 /情報公開 /行政による情報提供)
  • 第8章 情報と刑事法(情報(システム)の保護 /捜査と情報)
  • 第9章 情報と裁判過程(裁判の公開 /取材源の秘匿 /文書提出命令)

放送大学の講義

  • 情報・メディアと法

参考本

  • 「データ戦略と法律-攻めのビジネスQ&A」(著者:中崎隆)(Amazonにリンク
  • 「インターネット訴訟」(著者:上村哲史 他)(Amazonにリンク

サイバー空間の病理と対応

基本書

「サイバー空間の病理と対応」について、「サイバー攻撃」、「サイバー煽動・戦争」、「サイバーセキュリティ―」に分けて考察する。当面、ここが極めて重要な部分である。全体を通じて参考になるのはやはり次の本である。

  • 「サイバー空間を支配する者-21世紀の国家・組織・個人の戦略」(著者:持永大, 村野正泰, 土屋大洋)(Amazonにリンク

参考本

(サイバー攻撃)
  • 「サイバー攻撃-ネット世界の裏側で起きていること」(著者:中島明日香)(Amazonにリンク
  • 「炎上と口コミの経済学」(著者:山口真一)(Amazonにリンク
  • 「初心者のためのハッキング2019」(著者:Shekhar mishra)
  • 「ハッキング・ラボのつくりかた-仮想環境におけるハッカー体験学習」(Amazonにリンク
(サイバー煽動・戦争)
  • 「フェイクニュース-新しい戦略的戦争兵器」(著者:一田和樹)(Amazonにリンク
  • 「情報戦争を生き抜く―武器としてのメディアリテラシー」(著者: 津田大介) (Amazonにリンク
  • 「情報参謀」(著者:小口 日出彦)(Amazonにリンク
  • 「情報隠蔽国家」(著者:青木理)(Amazonにリンク
  • 「誰もが嘘をついている-ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性」(著者:セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ)(Amazonにリンク
(サイバーセキュリティ)
  • 「サイバーセキュリティ」(著者:谷脇 康彦)(Amazonにリンク
  • 「サイバーセキュリティ読本【完全版】-ネットで破滅しないためのサバイバルガイド」(著者:一田 和樹)(Amazonにリンク
  • 「決定版 サイバーセキュリティー新たな脅威と防衛策」(著者:ブループラネットワークス)(Amazonにリンク