法律問題の解決
弁護士がする仕事のご案内
弁護士がする法律事務=法律問題の解決については、まずは「弁護士が受任する法律事務とは」をご覧下さい。新しい法律事務は「これからの弁護士業務」にまとめます。
ここでは、「残された日々を生きる」、「本の森」、「山ある日々」を受けて、「法律問題の解決」に取り組む「未来の法律事務所」全体を支える「精神」の一端を述べてみましょう。
私にとっての仕事
私は若い頃、少しの間、高校や予備校の国語の講師、問題作りをしたことがあるだけで、ずっと弁護士業をしてきたが(私の紹介は「弁護士紹介」をご覧下さい。)、どうもそれほど熱を入れてきた気がしない。しかし、残された日々を思うようになって、何であれもう少し熱中する「仕事」があればと思うようになった。
私にとっての仕事は弁護士であり、人々が成果を期待する私の仕事も弁護士ではあるのだが、これまでの弁護士とは少し違うことができないか、弁護士の枠をはみ出て何かできないかと思う。
ここではカタチにしたいアイデアを二つほど述べるが、その前に私が「アイデアの泉(仲立人)」になるべきことを確認しよう。
アイデアの泉(仲立人)になろう
アイデアはカタチにならないと消え去るが、次々と出し続けないと泉が枯れてしまう。また多産されるアイデアのレベルは概して軽く、低く、ときに人に対する害意・攻撃を含むこともある。アイデアは手放しにすることはできない。
私は色々な分野に関心があるが、それは所詮好奇心であり、アイデアとして私の世界で完結するだけだ。しかしそれだけではつまらない。いろいろなひとがそれを受けてアイデアを展開し、カタチにできるような環境を作りたい。そのためにこのサイトを活性化し、「本の森」の知的集積、「山ある日々」の実践課題を果たそう。
ところでアイデアの一番の刈りいれ処は、本だ。だからアイデアの泉たる私は本を抱えて右往左往し、あれこれいいたくなる。しかし。本の内容に、雑言(悪口)から入ると道を誤る。私がその本に行き合って購入したのは、私が抱えている何らかの問題解決に資すると思ったからだ。そういう意味では、どんな本でも前向きのコメントの対象だ。だからアイデアの仲立人としては、できるだけ「前を向いたコメント」の文脈に載せ、やむにやまれず?「雑言」を書き加えることにしよう。(愚論・戯れ言日録)。
ところで法律問題を解決しようとする場合も、矯めつ眇めつ、事実関係や法とルールを眺め回すと、アイデアが浮かぶことがある。だから法律問題の解決にも、アイデアはカタチにアるという取り組みが大事だと思う。まあこれは、手で考える(書きながら考える)ということと重なっているだろうが。
残された日々を生きる_支援法務
まず「残された日々を生きる」ことを支援する法務という枠組みを考えてみよう。これは概ね通常の弁護士の法律事務の枠内ではあるが、次のように整理してみよう。
あなたの「残された日々」(明日までかもしれないし、あと1000週続くかもしれない)の中でずっとあなたの重荷となるか、あなたがいなくなった後で残された人達の重荷となることについて、可能な限り「残された日々」のうちに処理することを方的に支援することが、「残された日々」を支援する法務である。
今現在あなたが抱えている仕事や生活上のトラブル・重荷について今のうちに対処し、見通しをつけておくとどんなに気が楽になるだろう(そういえば私にもある。)。
あなたが亡くなった後残された人達が争ったり、困らないようにしてあげられるといいですよね、相続(遺言)とか、事業承継もこれに入るだろう。税理士や信託銀行がメインで対応するようなことではないと思う。
私は、「中高年のお医者さんへ-医業の承継と相続その他」や、「「高齢者の法律相談に回答する-私たちの生活と終活-」を作成する」で着手はしたのだが。
アイデアをカタチにする_支援する法務
弁護士としてこれまでと少し違うこととして「アイデアをカタチにする」仕事を支援する法務ができないかと考えている。
これは、通常の弁護士がする法律事務を踏まえつつ、より不定型な(創造的な)ビジネス分野に関わろうということだ。このアイデアは6年以上前に一度頭を過ったようだが、そのままになってしまった。実はこのようなことを考えていたことも忘れていたのだが、思いつく必然性があったのであろう。
これも弁護士が取り組もこれからの法律事務だ。いうまでもなく、これに関連する今最もホットな問題は、「デジタルの活用と陥穽」ことだ。