法制史・外国法
法制史
参考本
これからの法のあり方を考察しようとするとき,過去,法が何であったのかというその歴史を理解することは重要だ。西洋法制史,日本法制史という分類があるが,その淵源であるローマ法,コモンロー(英米法)から捉えることも重要だ。これらはいずれも,私が問題にしている個人,企業のルールという一面がある一方,政府の構成や政府同士のルールの淵源でもある。ただし後者は,憲法・国際法として,政府の問題として捉える方が適切であろう。
法制史については,まだ大した指摘もできないので,,参考本だけ挙げておく。
- 「概説 西洋法制史」(著者:勝田 有恒他) (Amazon・本の森)
- 「日本法史から何がみえるか — 法と秩序の歴史を学ぶ」(著者:高谷 知佳他) (Amazon・本の森)
- 「ローマ法案内:現代の法律家のために」(著者:木庭 顕) (Amazon・本の森)
- 「A Concise History of the Common Law」(by Theodore F. T. Plucknett ) (Amazon・本の森)
その他
大分ずれるが,法をめぐる面白い,というか興味深い現象を集めた次の2冊も紹介しよう。
更にずれるが,「ローマ法案内」の木庭さんは,強靱の思考力を示す人で,ローマ法を背景に,今の日本の法制度,解釈を問い詰める次の2冊を是非紹介しておきたい。
外国法
参考本
法制史の延長上に,現在の日本の法令,及び外国法があるわけだ。外国法は,調べると表現する方が適切であろう。
まず参考本としては,グローバル・リーガル・リサーチと銘打った次の一冊を紹介しよう。
- 「世界の法律情報」(著者:阿部博友他) (Amazon・本の森)
Web
外国法について情報提供している次のふたつWebでサイトは内容が詳細でとても役に立つ。
私もこのWebに簡単ではあるが,「法律判例の調査」「海外法務」の項目を設けている。
その他
なおリーガルリサーチ全般については次の本が基本だ。
- 「リーガル・リサーチ第5版」(著者:いしかわ まりこ他) (Amazon・本の森)
さらにアメリカ法については接することも多いので,その内容を詳述した本も参考になるが,これは追って紹介したい。