ひとまわりして

2022-04-04

2021年8月終わりの状況

去年の夏の終わり(2021年8月31日)に、「やっと再開できる-これから先も書き続けよう」を書いて、この時点での関心事と関係する本を「関心が移動する1-歴史と国家へ 2.1. 歴史への視角 2.2. 国家・戦争論 2.3. 歴史の中心」、「関心が移動する2-生命・動物・ヒトの行動」、「関心が移動する3-その他」に分けて掲げておいた。

それからの推移

それから半年経ってしまったが、その間も、いろいろと関心の対象を移動させしつつ、様々な分野の本に目を通していたが、記事は作成しなかった。

2021年でいえば、ノート論からObsidianを知り、慣れるのにしばらく時間がかかったこと、俳句や様々な歳時記に目を通したこと、会社設立登記をオンラインですることが面倒だったこと、会社の内部統制について詰めて考えたこと(監査役をしている会社用に作成し、まだ記事にしていない。)等があった。

2022年になって、個人、社会の有り様を捉えるためには、ヒトの進化的適応をしっかり理解すること、進化論の定性的な捉え方だけではその抽象度によって様々な分析が可能と思われるので進化・遺伝の物質的基盤を捉えること(「ビジュアルで見る遺伝子・DNAのすべて:キャット・アーニー(原書房)がお薦めだ。)、更に化学や物理の初歩を思い出すことや数学も使えるようにすることに注意を向けた。進化的適応を理解するには、動物の中枢神経を理解することが必須なので「意識の進化的起源 ──カンブリア爆発で心は生まれた:トッド・E・ファインバーグ, ジョン・M・マラット」や「動物意識の誕生(上)(下):シモーナ・ギンズバーグ, エヴァ・ヤブロンカ」が興味深い。しかしこれを「問題解決」につなげるのは、相当しんどい。そういう中で「問題解決と創造」の目次に手をいれて「<問題解決と創造>を見直す」につなげることができた。

最近手にした「暴力と紛争の“集団心理”:縄田健悟」は、進化的適応も十分に視野に入れており、ここまで来ると「地政学」についても冷静に対処できるだろう(最近、またぞろ感情的な議論がなされているが。)。約1年で、「ひとまわり」だ。