IT・AIの法律書を使う

2019-10-31

IT・AIの法律書

IT・AI関係の法律書のうち、法律相談形式のもの、及び関係する事項について体系的に触れているもののうち、私の手許にあるものについて、その詳細目次を掲載しておきます。皆さんが直面している問題が、どういう位置づけになるのかを理解する参考にしていただければと思います。当該書を入手して更に理解を深めるか、理解、解決が難しそうなら私に相談していただくこともお勧めします。

「インターネット新時代の法律実務Q&A<第3版>」、「IoT・AIの法律と戦略」、「法律家・法務担当者のためのIT技術用語辞典」(作成中)、「裁判例から考えるシステム開発紛争の法律実務」(作成中)を紹介します。

 

インターネット新時代の法律実務Q&A<第3版>

目次
第1章 FinTeCh
QI FinTechの概要
Q2 第三者への送金、仮想通貨
Q3 クラウドファンディングを用いてベンチャー企業等の技術・アイデアを活かす機会を
Q4 前払式支払手段
第2章 グラウト
QI グラウトコンピューティング概説
Q2 グラウトサービスの利用と個人情報保護
Q3 グラウトサービス導入時に必要な会社法上の手続
Q4 グラウト事業者の選択基準
Q5 グラウトの導入と取締役の責任
Q6 グラウトの情報セキュリティのガイドライン
Q7 グラウトによる営業秘密の管理
Q8 医療グラウトの導入と法的論点
Q9 金融機関へのグラウト導入に関する留意点
Q10 海外データセンターの利用とe文書法
Q11 グラウト利用と輸出管理
Q12 国境を越える個人情報の移転に関する法的留意点
Q13 グラウト・コンピューティングと国際裁判管轄・準拠法
Q14 海外の政府機関等によるデータ等に対する法執行
Q15 グラウト内のデータとeディスカバリ
Q16 グラウト提供契約の注意点
Q17 サービスレベルアグリーメント(SLA)
Q18 グラウト事業者の法的責任
Q19 グラウトと著作権
Q20 グラウトサービスの知的財産(特許・意匠)による保護
第3章 ビッグデータ・ライフログ・マイナンバー
QI ビッグデータの意義と利活用
Q2 個人情報保護法の改正の概要
Q3 ビッグデータと個人情報保護法の改正
Q4 マイナンバーの民間利用
第4章 情報セキュリティ
QI SNS等における情報漏えい事例における賠償問題等対策
Q2 個人情報漏えい時の損害賠償額、日常起こる事故と免責条項
Q3 日常起こる事故と情報漏えいとプライバシーマークの運用
Q4 プライバシーマーク及びISMSの実効性
Q5 ハッキング(不正アクセス)と情報漏えい
Q6 標的型攻撃メールに対する防御方法
Q7 情報セキュリティに関する法令
Q8 社内情報セキュリティとプライバシー
Q9 学校と情報セキュリティ2
Q10 ネットに関わる金銭的被害や詐欺の最新手口
Q11 熱線LAN等の有する危険とこれに対する対策
Q12 技術的保護手段の十分な携帯端末に関する特例
第5章 検索エンジン・ドメインネーム
QI 検索サービス総論
Q2 検索エンジンと著作権法の権利制限規定
Q3 忘れられる権利
Q4 検索結果・検索候補からの削除
Q5 事業者による検索履歴等の収集に関する法的問題
Q6 メタタグ及び検索連動型広告と商標権侵害
Q7 検索連動型広告における不正クリックに関する法律問題
Q8 ドメインネーム
第6章 掲示板・ブログ・SNS
Q1 ネット掲示板における名誉毀損
Q2 相当性の証明と調査の程度
Q3 被害者の特定と名誉毀損の成否
Q4 配信サービスの抗弁と相当性
Q5 削除請求、名誉回復処分
Q6 公然性と社会的評価を低下させる事実の流布
Q7 プライバシーとしての要保護性と違法性阻却
Q8 プライバシー権侵害と違法性阻却(「被害者の承諾」「著名人の法理」等)
Q9 SNSでの著作物の利用
Q10 歌詞の引用・記事の転載と著作権侵害
Q11 ブログの著作権侵害に対する法的手段
Q12 リンクと著作権侵害
Q13 ウェブサイト制作請負の際の著作権処理
Q14 書き込み文の著作物性とその帰属4
Q15 発信者情報開示請求の具体的方法
Q16 プロバイダ責任制限法発信者情報開示関係ガイドラインの改訂
Q17 携帯電話からの投稿に関する発信者情報開示請求
Q18 外国企業が管理運営するサイトにおける削除等の方法
第7章 動画投稿サイト
QI 群衆・雑踏の動画撮影と投稿
Q2 知人宅で承諾を得て撮影した動画の無断投稿
Q3 銅像やモニュメントの動画撮影と投稿
Q4 乗り物の動画撮影と投稿
Q5 スポーツイベントやライブイベントの動画撮影と投稿
Q6 撮影禁止表示のある施設内での動画撮影と投稿
Q7 劇場用映画・パブリックビューイングの動画撮影と投稿
Q8 ゲームプレイ動画の投稿
Q9 著名なCMのパロディ動画の作成と投稿
Q10 楽曲を自分で演奏しての利用
Q11 CD音源のBGMとしての利用
Q12 職場の様子の動画撮影と従業員としての責任
Q13 リーチサイトの作成
Q14 動画のダウンロード
Q15 学校の授業での投稿動画の利用
Q16 イベントでの投稿動画の上映
Q17 報道での投稿動画の利用
Q18 動画投稿サイトの一般的な削除請求
Q19 動画投稿サイト運営者の責任
第8章 ネットショップ・オンライングーム・電子書籍
Q1 ネットショッピングー購人後のトラブル
Q2 ネットショッピングーモール運営者の責任
Q3 ネットショッピングーなりすまし
Q4 ネットオークションーノークレーム・ノーリターン特約など
Q5 ネットオークションの法律問題一売買契約の成立時期など
Q6 医薬品のインターネット販売・電子処方せん
Q7 電子書籍
Q8 インターネット上におけるプロモーションに関する法規制
Q9 口コミサイトへの書き込み
Q10 オンライングームの開発
Q11 7カウント停止と利用規約(1)
Q12 7カウント停止と利用規約(2)
第9章 スマートフォン
QI スマートフォンの利用と情報セキュリティ(1)
Q2 スマートフォンの利用と情報セキュリティ(2)
Q3 スマートフォンを通じて取得した位置情報の利活用とその限界
Q4 アプリケーションをめぐる事業者闇取引
Q5 アプリケーションの継続課金と解約
Q6 アプリケーションとOSS
Q7 スマートフォンのテザリング機能の利用
Q8 電気通信サービスに関する説明義務
Q9 電気通信サービス利用契約の解消方法
Q10電気通信サービス利用契約獲得時の禁止事項
Q11 データ通信と高額課金
第10章 子どもとネット
QI 未成年者の契約
Q2 親名義のクレジットカード利用
Q3 ネット上のいじめ
Q4 未成年者の出演する自作動画に対する親権者の削除請求
Q5 青少年インターネット環境整備法
Q6 出会い系サイト規制法・公職選挙法
Q7 児童ポルノのブロッキング
第11章 サイバー犯罪
QI ウイルス作成罪等の罪質・構成要件
Q2 ソフトウェアの公開と幇助犯の成否
Q3 不正アクセス禁止法
Q4 児童ポルノの所持、児童ポルノへのリンク
Q5 リベンジポルノ対策
Q6 わいせつ物頒布等罪の改正
Q7 電気通信回線で接続している記録媒体からの複写
Q8 記録命令付差押え
Q9 電磁的記録に係る記録媒体の差押えの執行方法
Q10 保全要請
Column
ブロックチェーンとBitcoin
ブロックチェーン技術の発展とスマートコントラクト
グラウトの法的整備の今2017
第4次産業革命の鍵となるloT
ビッグデータと自動運転
改正個人情報保護法の施行準備
10Tと情報セキュリティ
人が不正行為に手を染めるまで
次世代の検索エンジン
検索エンジンの法的保護
ネット社会とプライバシー
ネット選挙とプロバイダ責任制限法
日本版フェアユース導入、再び?!
人権としての「撮影権」
消費者に対する情報提供、説明、表示、利用規約
電子書籍サービスの終了
スマホアプリの適切なプライバシーポリシーの策定に向けて
セクスティングと児童ポルノ
ネット時代の青少年保護
偽ニュースが世界を動かす

IoT・AIの法律と戦略

目次
第1編 IoT・ AIの仕組みと法律の概要
第1章 IoTが変える世界
第2章 IoTの基礎知識
Ⅰ IoT ・ AI の活用事例
Ⅱ IoTの基本的要素
Ⅲ IoTによる「見える化」の重要性
Ⅳ IoTのオープン化の重要性
第3章 IoTをめぐる法律問題
Ⅰ IoTと社会制度・法制度
Ⅱ IoTに関連する法律体系の概要
 1 デバイス/2 ネットワーク/3 データ/4 AI/5 サービス/6 サイバーセキュリティ
Ⅲ IoTにおけるデータの取扱い
 1 データは誰のものか/ 2 データの保護とオープン化/3 データの取扱いについての法律ーデータ法の体系
Ⅳ IoTにおけるパーソナルデータの取扱い
 1 パーソナルデータの取扱いの基本的考え方/2 個人情報保護法/ 3 プライバシー権/4 OECD8原則/5 自主規制・プライバシー感情への配慮/6 プライバシー・バイ・デザイン
第4章 AIをめぐる法律問題
Ⅰ AIの基礎
 1 AIとは/2 AIの歴史/3 機械学習/4 デイープラーニング
Ⅱ AIにおける法律問題
 1 不法行為/2 契約の有効性/3 AIの創作物の知的財産権/4 AI開発についての知的財産権
Ⅲ AIにおける倫理問題
Ⅳ AIがもたらす法律のパラダイム転換
コラム AI・ロボットの映画についての主観的考察(ネタバレ注意)
コラム AIと恋愛・70

第2編 IoT ・ AIの法律各論
第1章 パーソナルデータの法律問題
I 個人情報の取扱いに当たって事業者が負う義務
 1 ショッピングモールの事例/2 個人情報取扱事業者4/3 個人情報/4 個人情報の取扱いについて事業者が負う義務/5 個人データ/6 個人データについての事業者の義務/7 保有個人データ/8 保有個人データについての事業者の義務・/9 要配慮個人情報/10 ショッピングモールの事例の分析/11 適用除外
Ⅱ 個人情報を共有・流通させる場合の注意点
 1 IoTによる個人情報の共有・流通/2 個人情報を第三者提供する際のルールの詳細/3 委託スキームと共同利用スキーム
Ⅲ 越境データの取扱い
 1 外国にある第三者への個人データの提供/2 クラウドに個人データを保存する場合/3 域外適用/4 アメリカおよびEUのプライバシー保護の法律
Ⅳ 個人情報保護法の執行および罰則
 1 個人情報保護委員会/2 罰則
第2章 ビッグデータの法律問題
I ビッグデータ
 1 ビッグデータ/2 法律的な観点からみたビッグデータ
Ⅱ パーソナルデータを含むビッグデータの取扱いと匿名加工情報
 1 ビッグデータと匿名加工情報4/2 事例/3 匿名加工情報の定義/4 匿名加工情報の取扱いのルール/5 匿名加工情報についての違反行為への措置/6 家庭用IoTシステムの事例の分析
Ⅲ ビッグデータの保護
 1 著作権法による保護/2 不正競争防止法による保護/3 民法による保護/4 まとめ
第3章 インダストリー4.0の法律問題
Ⅰ インダストリー4.0の基礎知識
 1 インダストリー4.0とは何か
Ⅱ 日本における工場のIoT 化
Ⅲ データの取扱い
Ⅳ データの一方的取扱いと独占禁止法
V データによって生じた損害
VI プラットフォームと独占禁止法
第4章 AIの法律問題
I AIに関し、何か法律上問題となるのか
 1 AIの判断・行動は誰に帰属するのか/2 AI「それ自体」は誰に帰属するのか/3 本書のスタンス
Ⅱ AIの『行為』に誰が責任をとるのか
 1 何か問題なのか/2 AIの所有者/3 製造者・プログラマー
Ⅲ AIが行った契約
 1 AIによる『契約』の締結/2 AIによる『契約』の法的な効力/3 AIが想定外の契約をした場合/4 AIが勝手に契約をしていた場合
Ⅳ AIが作り出した『創造物』に誰が著作権をもつか
Ⅴ 専門職とA
Ⅵ AIと知的財産権
 1 機械学習に際して他人の著作物を読み込ませることが許されるか/2 AIそれ自体にどのような権利・法律上の保護が認められるか
コラム ロボット法・213
第5章 自動運転の法律問題
Ⅰ 自動運転に関するわが国の法規制
Ⅱ 自動運転車の交通事故に関する問題点
 1 レベル3自動運転車の場合/2 レベル4自動運転車の場合
Ⅲ 自動運転車の交通事故と刑事責任
 1 運転者の刑事責任/2 自動車メーカーの刑事責任
第6章 ネットワークの法律問題
Ⅰ ネットワークに関する法律
Ⅱ 電気通信事業法による規制
 1 規制の概要/2 具体例
Ⅲ 無線通信
 1 電波法による規制の概要/2 新たな電波帯の拡大
第7章 空飛ぶデバイスードローンの法律問題
Ⅰ ドローンに対する規制
Ⅱ 規制対象になる機体
Ⅲ 飛行区域に関する規制
 1 航空法/2 小型無人機等飛行禁止法/ 3 民法・道路交通法・鉄道営業法等
Ⅳ 飛行方法に関する規制
VI 撮影に関する規制
 1 プライバシー・肖像権/2 著作権
Ⅶ 航空法の許可・承認申請手続
 1 申請方法/2 許可・承認の基準
コラム ドローンタクシー
第8章 デバイスの安全性の法律問題
Ⅰ 電気用品安全法
 1 電気用品安全法とは/2 規制の概要/3 遠隔操作機能
Ⅱ 消費生活用製品安全法
 1 消費生活用製品安全法とは/2 規制の概要
Ⅲ 医療品医療機器等法(旧薬事法)
コラム AIは人間の仕事を奪うか
第9章 サイバーセキュリティの法律問題
Ⅰ IoT時代におけるサイバーセキュリティの重要性
Ⅱ 不正アクセスが起きた場合、誰が責任をとるのか
 1 問題点/2 攻撃を受けたIoT機器等のメーカーの責任/3 交通事故の場合の運行供用者責任/4 攻撃を受けたシステムの管理者の責任
Ⅲ サイバー攻撃等を行った者に課せられる刑事責任
 1 不正アクセス禁止法・不正競争防止法上の責任/2 刑法上の責任
●著者略歴
●事項索引

法律家・法務担当者のためのIT技術用語辞典

作成中

裁判例から考えるシステム開発紛争の法律実務

作成中