日向山を歩く

2021-03-18

日向山から見た八ヶ岳

2014年最後の山行になるかどうか分からないが、11月30日(日)に北杜市にある南アルプスの前山の日向山に登った。

登山口まではずっと林道を行かなければならないので車がほぼ必須だが、北杜市在住の人に運転してもらって、3人での登山となった。

登山口から上り1時間半で、二日酔いでなければ楽に登れる。木々は完全に落葉していて、回りの山々の八ヶ岳甲斐駒ヶ岳もよく見える。八ヶ岳の裾野に広がる北杜市の町や村もよく見える。本当に美しい。

山頂はいわば一方に崩落していて(これが糸魚川静岡構造線と関係がある)、登山道からいきなり絶景の中に飛び出す。しかも山頂は花崗岩が風化して白い砂となっており、歓声を上げるのもわからないではないが、ガイドブックどおりに歓声を上げていた4、5人の集団はいささかねえと思った。

砂の上を歩けるのだが、崩落しているので、万が一「転けたら」、どこまでも落ちていく。私は臆病なのが登山で生き延びる道だと思っているので、危なそうな所には一切近寄らない。特に下っているところは、くわばらくわばらだが、ある父親が4、5歳の男の子を励まして砂地を下らしていたのには、「ホーッ」というしかなかった。

私は日向山は初めてだが、どうも何回か登山を検討したことがあり、滝の方の道は下りはだめで、上りにとろうという会話をした記憶があって、ひょっとしたら小淵沢の人と登ったことがあるかも知れないと思っていたのだが、幻想だった。

帰りに行った白州の「尾白の湯」は何度行っても最高である。

写真はいまいちなので、かわりといっては何だが、春に鞍掛山にも登っている「日向山・鞍掛山とクモイコザクラ140531」という記事がすばらしい。