IT・AI・DX,日々雑感

現状

前回の投稿「この夏の課題-「未来の法律事務所」へ」に記したように、2019年のお盆休みを利用して、Wordpress.orgに「未来の法律事務所」を作成し、Wordpress.comからこのWebを移行する作業に取り組んでいる。

サイト全体の単なる引っ越しではなくて、構成、内容も見直しつつなので、始める前は、深淵に引きずり込まれるような「徒労感」があったが、やり始めると、あれこれつまずきながらであるが、現状、ほぼ目的地が見えてきた。備忘をかねて、中間報告をしよう。

備忘-様々な問題

今回の作業は、「弁護士村本道夫の山ある日々」がいつまでたっても仕事のサイトと見てもらえないので(原因は、ひとえに作成者にあるわけだが)、内容を見直そうと思ったのが動機なので、最初からOrgに移行すると決めていたわけではないが、やり始めてみると何とかなりそうなのでOrgに移行することにした(レンタルサーバーは、Comのビジネスプランより安価でMS Officeが5セット利用できるサービスがあったので、早晩移行しようと思い2年前に加入していたが,そのままになっていた。)。

今の   WordPressの最大の問題は、エディターをGutenbergにするか否かであるが、所詮エディターの問題なので、移行後の課題とした。WordPressを利用し始めた最初の頃、エディターの自動整形機能には凝りていたし、英語圏でも評判が悪すぎる。

WordPressのテーマは、和製のLightning Proとその機能を拡張するプラグインであるLightning Fortの組み合わせとした。7000円弱である。

ところがLightning Proが共用サーバーにインストールできない。あれこれ調べると、インストールできるデータ容量の上限の問題であることがわかり、おまじないのようなiniファイルを作成して FTPでサーバーにインストールした。これだけでも結構ストレスだ、同じく容量の問題が、このWebのデータ全体の移行でも生じている。

テーマのLightning Pro+Lightning Fortのカスタマイズ画面は、今までのComのビジネスプラン+Lovecraftのものと全く違っていてかなり戸惑った。というより、インストールした時点でサンプルがあるのだが、それがトップページ(フロントページ)、固定画面、投稿画面、ウィジットとどういう関係があり、どこをどうやって自前のWebを作っていけというのか、根本的なナビゲーションが欠けている。私は、一応、Comでのテーマの入れ替えの経験があるので、あれこれ触っているうちに大体理解できたが、細かい部分に手を入れるのは、これからだ。大雑把にいえば、トップページ(ホームページの表示)は「最新の投稿」にし(「固定ページ」にするとどうなるのかよく分からない。Lovecraftではそれが簡単だったのだが)、ヘッダーとトップページ・スライドショー、PRエリアを作成し(pixabayやfont awesomeの使用法も試行錯誤だ。)、あとはウィジットで調整すればいいのだろう。

私がComで使用していたウィジットに「人気の投稿とページ」や「翻訳」があるが、これはComのプラグイン「JETPACK」の機能のようだが、Orgではどうか。Orgでも「JETPACK」は無料で利用できと聞いていたが、インストールしようとすると有料画面が出てくる。頑張って有料を押さないで先に行くと、無事無料版がインストールできた。しかし、上記のウィジットが見当たらない。無料版ではだめなのかとググってみると、デバック画面から設定できるらしい。無事設定完了。

新しいコンテンツとして「持続可能性」と「DX・AI・IT」を始めることにしたが、トップページ・スライドショー、PRエリアでの表示内容を考えながら、今までどおりの固定ページの内容を考えているうちに大分かんがえがまとまってきた、今まで、「問題解決と創造」であれこれ考えていたからだが、2015年のSDGs、足下のAIブームを考えると時宜にかなっているし、私の残された人生を託すに値する重要な問題である。

本の森は、書評ではなく、私が設定した問題(法とルール、持続可能性、DX、問題解決のヒント)に関連する情報として、大げさでなく取り上げていこう。

残された問題

SSLの設定(その後完了。適切な説明がないが、とにかくサーバーサイドで無料SSLの設定をし、WordPress側の一般設定で、ドメインをhttpsに書き換えてなんとかなった。慎重にやらないととにかくお金を取られる方に誘導されてしまう。)、データの移転、閲覧者のRedirection、誘導、これまでの利用システム等の縮小、解約等の技術的な問題が残っている。

もちろんコンテンツの内容のブラシュアップ、デザインの改善等々、ずっと続く課題である。

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このWebを「未来の法律事務所」と改題し内容を見直します

これまでこのWebは「弁護士村本道夫の山ある日々 法を問題解決と創造に活かす」として運用してきました。Web作成の最初期は、確かに私自身が山行に明け暮れた「山ある日々」と重なっていましたが、100名山を完登したあとは次第に山から遠ざかり、名前倒れになっていました。愛着はあるのですが、このままでは相変わらず趣味のWebのように見えて中身が伝わりにくいので、未来を見据えた弁護士活動をするという趣旨で「未来の法律事務所」に改題します。この夏の間に必要な手を加えます。

未来?

ただ私にとって未来というのは、なかなか微妙です。昔ならそろそろ「引退」を考えてもいい年になり、心身共前途多難だろうと思う一方、今私が考えていることは、2052年に持続可能な社会を創る活動に弁護士として参画し、これを見届けたいということです。

「2052」というのは、1972年にローマクラブから委託され、ドネラ・メドウザ、デニス・メドウザさんらと一緒に「成長の限界」を書いたノルウエーのヨルゲン・ランダースさんという科学者が、2012年に、その間の40年の地球の劣化を振り返り、40年後の2052年を予測した「2052 今後40年のグローバル予測」という本が予測対象とした年です。そのとき地球は、何とか破滅は逃れるだろうが、その後は決して甘くないという見通しです。

2052年は33年先ですが、平均余命が20年くらいなので、私が2052年を見届けるのはだいぶ苦しい。ただメドウザさんらの本を翻訳したシステム思考家の枝廣淳子さんに「人生のピークを90代にもっていく!」という本があって、これに倣って生きていけば大丈夫。でも枝廣さんには、「朝2時起きでなんでもできる!」という本もあって、徹底の仕方が半端ではない。

「未来の法律事務所」の内容

未来の法律事務所は、「持続可能な社会」を創造するための「法律サービス」を提言、実行することを主目的とします。

「持続可能な社会」を創造するためには、企業は、「持続可能な社会」という枠組みの中で、財の生産・消費と投資をすべきですし、投資家はESG投資という観点からこれを評価します。政府も、「持続可能な社会」を創造するために、立法、政策実行をすべきです。弁護士はそのための企業、政府の活動を、支援し、監視し、是正します。

「法律サービス」には、もちろん、個人や企業の価値・権利を擁護する通常の弁護士としての活動内容も含まれますが、価値・権利も「持続可能な社会」という枠組みの中に位置づけられるべきです。

「未来法律事務所」はこのような観点から「法律サービス」と「持続可能な社会」についての情報を提供し、実行します。

また「DX」もそのための方法として考察し、さらには、「問題解決」に遡って考察します。

「DX」については、プロジェクトに参加する予定があります。「AI時代の弁護士業務」という論考も作成します。

これらの記事については、これまでの記事が生かせるものもありますが、相当部分を新たに書き下ろし、修正する必要があると思っています。

技術的な問題

技術的な問題については、出来るだけ負担を軽くしたいと思います。

Webのベースは今までどおりWordPressで何の問題もないのですが、comのままにするか、orgにするかという問題があります。自分でサーバー管理をすると余計な問題が生じる可能性もありますが、orgの「自由」は魅力的です。だいぶ手を加えるとすると、新たにorgにしたい気もします。新しいEditorのGutenbergをどうするかという問題もあります。少し考えましょう。

テーマは、Lightningにしようと思っています。写真も利用しやすい環境になりましたが、私は写真を撮るのが致命的に下手なようです。だから見栄えはあまり変わらないかもしれません。

なお「未来の法律事務所」はWebの題名です。私はこれまでどおり「カクイ法律事務所」で弁護士として執務しています。

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英字新聞の配信が途絶えたこと

最近はネットで英文の情報があふれているので,英字新聞を読む人も減ったのではないかと思う。日本のAmazon(Kindle)では,英字新聞の配信サービスはなさそうだ。

私は,まだ日本でAmazonのサービスが始まる前にアメリカのAmazon.comに加入し,Kindle機も「輸入」し,Kindle本(英語の本しかないが)を購入していた。そのとき,英字新聞(Mainichi)も自動継続で購入し(月額10ドル程度だったと思う。),毎日,配信されていた。やがて日本のサービスであるAmazon.co.jpが始まり,「アカウント結合」をすると,アメリカのAmazon.comで購入した本も読め,英字新聞(Mainichi)の配信も継続していた。ただし「アカウント結合」には問題が多く,その後いろいろと悩まされたが。

それが,1年くらい前に何かの通知が来て英字新聞(Mainichi)が配信されなくなったので,継続の手続だったのかと思い,あれこれやってみたが,配信を再開できなかった。基本的に,Amazon.co.jpからは,Amazon.comのサービスは購入できないということのようだが,同時に購入を始めたNewsweekの配信は継続されているのでよくわからない。「アカウント結合」や「居住国」の設定(これは何が起こるか分からないので,私は触らない)も関係ありそうだ。結論は,「どうすればいいかわからない」である。Amazonに聞いてみればいいだろうと思われるだろう。しかし経験者はわかるだろうが,Amazon.co.jpは,Amazon.com,あるいはアメリカのAudibleに関わる問題は「うちではわからないので,そちら聞いてくれ」と,必ず対応する。おかしいと思うが,それぞれのサービスの関係,Kindle機,Fire機のハード,ソフトの進展,「アカウント結合」,それに電子書籍以外の膨大な業務等を考えると,正確に回答できる者を探す方がむつかしいのだろうと考えることにしている。

英字新聞の配信を受けたい

英字新聞(Mainichi)の配信を受けているときは,時折目を通すぐらいたったのだが,全くなくなると妙に気になる。何とか安価な英字新聞(Mainichi)の配信を再開させたいと,ときどき思うようになった。

ところで先週,プライムデーという,プライム会員用のバーゲンがあった。特に何かを買おうとは思っていなかったのだが,タイムセールで最新のFire 7の32Gが5000円台であるのを見かけ,これで新しいAmazon.comのアカウントを作成すれば,英字新聞(Mainichi)の配信を受けられるのではないかと思い付き,購入して実行してみた。

「出来た!」。2019年7月19日号から配信されている。今は無料期間だが,多分,月額10ドルくらい(5ドルという表示も見かけたような…)。

様々な問題とImmersion Reading

Fire 7でAmazon.comに加入するために,言語を英語にして,居住国をアメリカにし,カード情報を記入する。それでAmazon.comが利用できるようになり,英字新聞(Mainichi)が購入できた。

そうすると,Fire 7の上部のメニューに,「Books」等に加え,Amazon.co.jpにはない「Audible」,「Newsstand」が表示される。英字新聞(Mainichi)は,「Newsstand」で管理することになる。

興味深いのは「Audible」だ。私は,最初にAmazon.comに加入したときにアメリカの「Audible」(英書の朗読データの販売)の会員となり,それはAmazon.co.jpで購入したFireでは聞けたのだが,Amazon.co.jpが日本の「Audible」を始めたときから,その後,Amazon.co.jpで購入したFireでは聞けなくなってしまった。スマホでは聞けるのだが。もうその状態が何年も続いており,Amazon.co.jpは変える気はないようだ。

それともう一つの問題は,アメリカの「Audible」ではKindle英書とその朗読データを購入すると,Immersion Reading(読み上げている個所をKindle英書にハイライトする機能)が利用できるとあるのだが,日本ではそれが不可能だった(今回の方法をとればできたのかもしれない。)。

それで「Audible」という表示を見たときに,Amazon.comでKindle英書を,「Audible」でその本の朗読データを購入すると,Immersion Readingが利用できるのではと思い付き,Kindle英書とそれに対応する朗読データを購入してみた。

「出来た!」。それにこのように購入すると,「Audible」で朗読データが安くなることも多い。

今回購入したFire 7を「英語学習機」と考えれば,このような機能に加え,Kindleでは多くの辞書や無料本が利用できるし,使い出がある。

なお,不思議なことも多い。居住国をアメリカに設定し,アドレスに日本の住所を記入したが,これはカード情報だけの問題なのだろうか。今回購入したFire 7だけかどうかわからないが,英語表示を日本語表示に変えるとそのまま「オーディブル」とか「ニューススタンド」と表示される。アカウントをAmazon.co.jpのものに切り替えれば,この表示はされないのだろう。アメリカで購入するFire 7はどうなっているのだろうか。「Video」には,日本のプライムが表示されているが,なぜだろう。

1か月の間が空いた!!

この記事は前回の投稿から1ヶ月間が空いてしまった。大した理由もなくて,最初の2週間ぐらいは,「生産性」の本を読みつつ,このWebも焦点を絞ろう等と考えているうちに,長い書面書きが3本重なってしまい,こちらに手が付けられなくなった。一応終了したので,これから焦点を絞ってWeb記事を作成しよう。