法とルール

一口コメント

私自身は、海外で仕事をしたことがないので、ピントが合っているかどうかわからないが、あくまで私の手許にある中での参考になる本のリストである。ここでは、まずどのよう段取りで海外に出かけ、心と体の健康を保つかという本、及び一般的なデータとアジアを対象とするビジネスの本に限った。追って充実させていきたい。

紹介

1

海外赴任2014リロケーションガイド

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キョーハンブックス
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2

海外勤務を命じられたら読む本 (中経出版)
KADOKAWA / 中経出版 (2012-11-16)
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3

海外赴任のために必要なこと 駐在員家族のメンタルヘルス (角川フォレスタ)
KADOKAWA / 角川学芸出版 (2013-10-17)
売り上げランキング: 33,252

4

データブックオブ・ザ・ワールド―世界各国要覧と最新統計〈2014(Vol.26)〉

5

6

海外進出支援 実務必携

海外進出支援 実務必携

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きんざい
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7

アジア法ガイドブック

アジア法ガイドブック

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名古屋大学出版会
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法とルール

弁護士とビジネス

「法とビジネスの諸相」で述べたように、もともと弁護士は「ビジネス」と無縁であった。もちろん弁護士がしていることは「民(みん)の仕事」であるからビジネスであることは当然であったが、「事件」が来るのをまってその枠組みで仕事をするという受動的なスタンスに慣れ親しんでいて、なかなか弁護士としての発想やスキルをビジネスそのものに参加して生かそうとはしなかった。国内、国外の様々な公的機関への参加も低調であったし、ボランティアやプロボノへの参加も、災害時の救援活動を別にすれば「政治思想」が後押ししているケースが多かった。

今の時代の中で

今の時代は暗いイメージに彩られているが(でも私は「繁栄」派だ。)自分が何をすべきかは、おおむね自分で決定し実行できる、あるいはしなければ朽ち果ててしまう「時代」であって、これを制約するような要因はほとんど存在しない。私が弁護士としてこれからも「法律事務」を受任し実行していくことは当然であるとしても、そのような予定調和的で、受動的な枠組みからは飛び出さなければ。考えてみれば、若い頃の私はそれをもっとも尊んでいた。

私のチャレンジ

私が弁護士としての発想やスキルを生かしたいビジネスの対象は、国際的な価値創造、交換と、生命の充実・健康システムの開発である。現時点で当面具体的に取り組むべきことは、

  1. 羽田空港におけるビジネスジェットの整備、格納ビジネス
  2. 中型ビジネスジェット機を利用する国際医療搬送(エアアンビュランス)
  3. ダイエットに様々な要素(小食、多動、睡眠、旅行、文化活動等)を盛り込んだ双方向性の健康アプリの開発
  4. 教育支援

である。

今後、それへの道筋を開けるような、読書、研究、実務体験を積み重ねていきたい。

本の森,社会と世界

一口コメント

進化論(進化理論)ということを知らない、あるいは否定する人は、少なくてもわが国にはほとんどいないが、その具体的な内容はほとんど浸透していないと、進化科学者は異口同音にいう。もっともイメージと内容の食い違いは、どの知的分野でもいえることかもしれないが、進化論(進化理論)は、すべての諸学の基礎となるから、その誤解は深刻だといえる。

自戒を込めて、「進化論の基礎の本」をまとめてみた。

ここでは、進化論からみた人の行動は取り上げなかった。これは、別途まとめる。

1は、もっとも客観的に、かつ全体を過不足なく論じていて、しかも面白い。翻訳者が、原著の内容をフォローしているので、いっそう安心できる(それだけでなく、「中立進化論」の「売り込み」や、「日本では地質学の特殊な政治的事情のために、プレート・テクニクスそのものの受容が大きく遅れた」(P177)という「感想」もあって面白い。)。

2は、わかりやすい本だが、人間の行動を分析した部分が、唐突な感じがする。

3は、ドーキンスの最近出た本で、「世界にさきがけて編集・翻訳」というものの、講演自体は、相当古く、多く掲載された写真も見にくいが、その内容は、安心して読める。4は、いうまでもなく、大きな影響を与えた名著である。5はこれを踏まえた本だが、やはり2と同じく、人間の行動部分について?という感じがする。

6は、進化論をめぐる言説の「現在」を把握するのによい。

「種の起源」も読んでみたいが、遺伝について誤った情報しかなかったなかでの記述なので、「進化論の基礎の本」を十分に理解した上で、挑戦したいが、その前振りとして7がいいだろう。

8は、「DNAが明かす生物の歴史」というサブタイトルの新しい本である。

9~11は、進化論から見た、人の医学、健康に関する本である。今後この分野はますます重要になるだろう。

紹介

1

デイヴィッド・サダヴァ デイヴィッド・ヒリス クレイグ・ヘラー メアリー・プライス
講談社
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2

進化とはなんだろうか (岩波ジュニア新書 (323))
長谷川 眞理子
岩波書店
売り上げランキング: 33,900

3

進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 (ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス)
リチャード ドーキンス
早川書房
売り上げランキング: 1,048

4

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

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リチャード・ドーキンス
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 2,801

5

利己的遺伝子から見た人間 愉快な進化論の授業 (PHPサイエンス・ワールド新書)
小林 朋道
PHP研究所
売り上げランキング: 213,780

6

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

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吉川 浩満
朝日出版社
売り上げランキング: 410

7

ダーウィン『種の起源』を読む

ダーウィン『種の起源』を読む

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北村 雄一
化学同人
売り上げランキング: 365,364

8

分子からみた生物進化 DNAが明かす生物の歴史 (ブルーバックス)
宮田 隆
講談社
売り上げランキング: 29,176

9

進化から見た病気―「ダーウィン医学」のすすめ (ブルーバックス)
栃内 新
講談社
売り上げランキング: 81,833

10

進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命
井村 裕夫
岩波書店
売り上げランキング: 472,085

11

GO WILD 野生の体を取り戻せ! ―科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
ジョンJ.レイティ リチャード・マニング
NHK出版
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