本の森

これは?!!

音が出る絵本ではない。これは英語学習書の話だ。

昨日、例によって酔っ払ってKINDLE FIREをいじっていると、「English the American Way: A Fun ESL Guide to Language and Culture in the U.S.」というKINDLE本が目に入った。内容は、それほど珍しくはないだろうが、説明を読んでいると、どうも KINDLE本のある箇所をクリックすると音声が再現されるらしい。アプリであれば当たり前のことだが、これまでそのようなKINDLE本があったのだろうか。少なくても私は知らなかった。そこで早速クリック購入。

なるほど、そこそこ長文の文章、会話の前に、音声再現ボタンがあって、そこをクリックすると、その文章なり、会話なりが音声で再現される。なかなか快適だ。内容も、アメリカでのいろいろな生活に関するもので、中級者向けの教材としてなかなか楽しい。アプリより情報量は豊富だ。

しかも、iPod touchでも同様に機能する。

率直にいって気に入った。

KINDLEとAUDIBLE

考えてみれば、このような機能は、KINDLEとAUDIBLEである触れ込みだった。でも今のところ、KINDLE本の表示とAUDIBLEの音声がシンクロするという機能は利用できないようだ(もっとも、AUDIBLEの音声ではなく、機械音での自動再生は可能だ。)。それに変わるものとしてこれは楽しい。

これからこれが主流になるのかも知れない。英語の勉強のツールは本当に楽しい?でもこれは本末転倒だよね。

日々雑感

生産性運動60周年

昨日(2015年3月2日)、日本生産性本部が、「生産性運動60周年」を記念し、標題のシンポを開催した。記録として残されるかどうか知らないが、備忘のために、取り急ぎ印象に残ったことだけを記述しておく(ただ手許にメモ帳もなかったので、本当に印象だけである。)。

私は生産性本部が取り組んでいる「マクロ領域での構造改革」の一つである佐々木毅元東大総長率いる21世紀臨調で、公職選挙法や政治資金規正法を抜本的に改正しようという提言の作成に参加したことがあり(残念ながらこれは今のところ全く生かされていないが)、生産性本部の活動には深い敬意を抱いているが、弁護士という職業柄、「生産性運動」には余りなじみがなかったし、シンポに参加する気もなかった。しかし「とにかくめまぐるしい40日でした」に書いたように、会社の代表者の代わりのようなことを始めたので、こういうことにも目配りしなければと思い、急遽参加することにした。

シンポの内容

シンポのコーディネーターは、冨山和彦氏(経営共創基盤CEO)、パネリストは小島順彦氏(三菱商事会長)、相原康伸氏(自動車総連会長)、大田弘子氏(政策研究大学院大学教授)で、3氏とも日本生産性本部の副会長だそうだ。

内容は、「生産性運動60周年」に敬意を表して「生産性」という切り口ではあるが、要するに逼迫した状況にあるわが国の現状をどう変革するかという、それぞれの「見立て」の披露会である。

冨山氏が最初に、参加者の手許に紙資料がないことを知ってか知らずか、多分外の企画のために作成したパワーポイントの画面で、聞き取れないくらいの早口で、かつ滑舌もあまりよくない語り口で、前提となるデータ、すなわち現在人手不足であること、L(ローカル)を基盤とするわが国のサービス産業の労働生産性が低いこと、G(グローバル)に展開する製造業について資本効率性が低いこと(だったと思う)、したがって伸びる余地があること(だったかなあ)、自身が関与する東北地方のバス会社も人手不足であり需要はあるのに充分なサービスが供給できないこと、ブラック企業は労働生産性が退場すべきだ等々を説明した。

これを受けてパネラーが自分の「意見」を述べていくわけだが、本当に参考になったのは小島氏と冨山氏で、彼らの「意見はそれぞれの実践に裏打ちされたものであるから、データとか、わが国や世界の政治、経済情勢と照らし合わせると、光り輝く感じがした。相原氏はこれらとは一線を画し、労働組合という立場からの一種苦渋に満ちた「洞察」でなかなか聞かせた。違和感があるのは大田氏で、政策提言はいいけど、それは誰がやるの、経営者?労働者?政治家、役人?(例えば、役人は経営をしないよね。)という感じで、誰に何ができるのかをまずよく整理した方がいいかなという感じだった。そうすれば、「知識」も役に立つだろう。とはいえ、大田氏も私と同じ還暦だそうで、本当にこれからですね。

あとは順不同だけど(こういうシンポでは誰が何をいおうと対立することもないので)、地方、国際展開、労働の問題が大事だ、グローバル化とイノベーションが重要だ、TPP、、東京オリンピックを視野に入れて国際環境と向き合い「開国」することが重要だ、商社は今や投資企業で海外600社にCEOを出している(200社だったかも知れない。)、労働者の移動がポイントだ、若い人がもっと留学しなければ、若い人は英語なんかより、議論すること、自国の文化を理解すること、志が大事だ、英会話に現在完了や三単現を使わなくたってとにかく意見をいおう、老いも若きもとにかく国際的な場で活躍しよう、安倍総理も歴代総理に比べて段違いに海外に行き、フランクな関係を作っている等々。アベノミクスの、金融政策、財政政策の評価はさておき、成長戦略にコーディネーター、パネラーをはじめ多くの人が協力しようとするのは、安倍さんに人を見る目があるのか、運がいいのか、なかなか得がたい状況を実現したなという感想を持った。

私としてはこのような中で、BJ機をどのように浸透、活躍させるべきかを、真剣に考えた次第である。

その後

その後の記念パーティに安倍総理がいらっしゃるとアナウンスされていたけど、立食パーティは面倒なので、久しぶりに横須賀線グリーン車、保土ヶ谷駅の居酒屋で、私的なパーティを実行した。

日々雑感

何とか元気です

今直近の投稿記事を見てみると、1月20日に「今気になっていること2題」を投稿していて今日が3月2日だから、あっという間に40日がたってしまったことになる。

今回は今までのように投稿に飽きて嫌になったわけではなく、羽田空港で唯一のビジネスジェット機(BJ機)用の大型整備格納庫を所有し、私が今後法務・監査面から支援しようと準備していた会社の前代表者が、1月21日に事情があって辞任し、それからは私が事実上の代表者としてすべての関係者と面談して状況を把握し、事態の収拾と、そしてもっとも大変なのはこの会社はもっとも重要な収入源である格納庫利用料を徴収しておらず(したがって収入はほぼゼロである。)、その中で一から事業計画を立てて計画書に落とし込み、資金繰りをして、事業を開始するという作業に没頭しなければならないことで、とにかくめまぐるしい40日だった。普通弁護士が「会社経営」に関与するのは、既に存在する事業体の不採算部門を整理し負債をカットして「会社再建」をするということだが、今回私に降りかかってきたのは、初期投資(10数億円)はあるものの、実質的にはいまだ事業が開始していない中での羽田空港で唯一のBJ機用の大型整備格納庫事業の「起動」「起業」だ。そのテイクオフの過程はまだ始まったばかりだが、とにかく2月末は乗り切ることができた。

よく考えて方針を決め的確に処理すべきことが本当に多くて、毎日、朝2時、3時に目を覚まして(というより、嫌でも目が覚めて)頭の中で「物事」をぐるぐる回して整理し、5時過ぎには家を出て会社(事務所)に向かうという日々が続いている。その代わり、夜は早い時間に一杯やって寝るという生活だが、ムウウー、1歳8ヶ月の孫娘が、飽きることなく1、2階の昇り降りの繰り返しに同行を求め、更に暗くなった1階の部屋の冒険に私を誘う。もちろん、断れない。かてて加えて、海外交渉に備えて寝ながら英会話の音声も聞いている。だから、……何とか元気です。

今後のこと1

BJ機は、エアラインと新幹線を利用すれば大抵の所に短時間で到着することのできる狭い日本の中では「隙間装置」といってよいだろうし、乗ったことのある人も少ないだろう。

しかし、日本と世界の緊急時の往来に、BJ機は必要不可欠である。

といっても、狭い日本からイメージするBJ機は、どうしても富裕層がさほど必要もないのに世界を飛び回るための贅沢品として利用するのではないかということになってしまう。そういう場合もあるし、それはそれで一つの活用方法だと思うが、BJ機で日本と世界を往来しなければならないのは、富裕層だけではない。

まず、世界を駆け回って次々と商談を進め決断をしなければならない企業のトップにとって必要不可欠だ。でもこれも何となくセレブ色が漂い、本当かなという思いもあって、反感を持つ人もいるだろう。

でも、海外で緊急に解決しなければならない問題が生じたり(例えば海外進出企業の現地従業員と日本のトップが緊急に話し合う必要がある場合や、海外で重大な技術的なトラブルが発生して緊急に技術者を派遣しなければならない場合等々)、海外でトラブルに巻き込まれた人を緊急に救出しなければならない事態が生じることは(テロに巻き込まれたり政治情勢が激変したり、重大な病気でBJ機以外では移動できない場合等々)も稀ではない。

このような場合、例え費用がかさんでも直ちに移動ができるBJ機の利用が必要不可欠だ。またそこまで緊急ではなくてもバッファーとして、世界と即時につながことのできるBJ機の存在は重要だ。でも現時点では日本ではそのような態勢は整っていない。私が今まさに「起動」「起業」させようとしている会社は、内外のBJ機に羽田空港で唯一の充分な機能を有する整備格納庫を提供すると共に、そのような役割を持つ会社…世界の命の翼として飛び立たせよう。

今後のこと2

実は私は昨年12月くらいからとても暇で、毎日のようにWEBページをいじってきた。

その中で、例えば1月18日には、「私のチャレンジ」として、「羽田空港におけるビジネスジェットの整備、格納ビジネス、中型ビジネスジェット機を利用する国際医療搬送(エアアンビュランス)、ダイエットに様々な要素(小食、多動、睡眠、旅行、文化活動等)を盛り込んだ双方向性の健康アプリの開発、教育支援」と書いたが、そのときは法務・監査の支援+若干のお手伝いという趣旨で書いたのであって、まさか私が「「羽田空港におけるビジネスジェットの整備、格納ビジネス」を「起動」「起業」させる立場になるとは思いもしなかった。1月19日の「「航空の本」まとめ読み」も本の整理の一環だった。私がWOLの緊急事態に対応することになったのは、1月22日であって、その前にはそのようなことは予想もしなかった。でも今上記の投稿記事を読むと、それが分かっていて作成したように見えるので不思議だ。

これからも当分はなかなか投稿はできないかも知れないが、今後は是非とも、WOLが、世界とつながり価値創造に寄与するW命の翼として飛び立つことが伝わるような記事を作成したいと思っている。