戯れ言日録,IT・AI

私の法律事務所のWEBサイトを新しくして、2ヶ月半近くが経過した。WORDPRESSブログをベースにしたから、形式はとてもきちんとしているし、更新も楽だ。これを続けていけば、最低限、マトリックス法律事務所の紹介として機能するし、私のための「備忘録」にもなる。

しかし、このサイトは第3者が読んで面白いだろうか、「ブログ山ある日々」に多少与太話がまじっていて仮にそれが面白いとしても、だから何なんだろうという思いが、沸々と湧いてきた。しかも私が日々考え始めていることは、そこに書いていることとは少しずれている。だったら、日々考え、よたよたとぶち当たっているそのものを、恥も省みずどんどん書いていったらどうか。しかももう指定弁護士ではない一民間人だから、もう誰も気にしないだろう。もちろん、弁護士は、「常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努め・・なければならない」(弁護士法2条)という枠組みは承知している。

ということで、2012年12月12日から、「ブログ創る」を、WEBサイトと、F2Cで始めることにした。

ところで私が最近日々考え始めていることは、「創る」ということだ。昨日とは違う何かを、今日、そして明日「創る」ということだ。その対象は、私自身の仕事や生活であるし、私が参加している仕事や関わっている他人の生活でもある。仕事や生活、それは言い換えれば、私の世界であり文化だ。だがそれは当面、「社会」や「政治」や「経済」ではない。「社会」や「政治」や「経済」を語り批判しても、何も創造しないというのが、ここでの方法論だ。

サブタイトルの「学ぶ・動く・持続する」は、「創る」ために弁えなければならないことを自戒を込めて掲げた。

「学ぶ・動く・持続する」も含めすべての事柄は、「創る」という観点から、プラクティカルに、かつリアルに見直すべきだ。本も紹介するより、部分読み、斜め読みでも使い倒した方がいい。

さて私は何をはじめようとしているのだろう。

(追記 2014/11/14)

これからは簡素を心がけて、メニューのカテゴリーはできるだけ簡単にすることにしたので、このブログメニューは廃止します。でも、「学ぶ・動く・持続する」は忘れないように、「山ある日々」にしっかりと書かなくては。

IT・AI

Kindle本の出現

私が1ヶ月ほど沈黙している間(といえば格好がいいが更新をサボっている間)に、Kindle Paperwhiteの出荷が始まった。それに先立ち日本のAmazon(co.jp)でもKindle本の販売が始まった。私が注文したKindle Fire HDは、まだ出荷が始まっていない。Kindle本の世界は、まだその入口が少し姿を見せたに過ぎない状況である。

現状では日本のAmazonの日本語の本は圧倒的に少ない。青空文庫の無料本や漫画を含んで数万冊であろう。一方、洋書はアメリカのAmazon(com)に匹敵する百数十万冊が用意されている。この現状を見て決まり切った論評、即ち、日本語の本が少ないので云々ということはできる。しかし最初は、本の分野でもよちよち歩きで始まったAmazon商法は、今やとんどの商品分野で圧倒的な力を発揮しつつある。洋書の分野と同様、4、5年立てば、少なくても数十万冊を擁し、日本で先行した電子ブックを蹴落とすのではないかと思う。いや、共存、共栄というべきか。

Kindle本体がなくても、日本のAmazonで買ったKindle本は、IpadやAnoroidでも読めることが分かったので、私はKindle Fireを入手するまでの繋ぎとして、少し古いAnoroidでKindle本読んでいる。これはそれまでアメリカのAmazonで買った本を読むのに使っていたが、設定を変えると日本のAmazonの本を読むことができるようになった(恐らく、同時に両方は読めないのではないか。)。

ただ、Anoroidでは、解像度も、本を読む上でのいろいろな処理も今一である(といっても、無料で英和辞典も、国語辞典も使える。)。

Kindle本が開く地平

しかしそれにしても、Amazon(co.jp)で検索したKindle本が、日本語の本であれ、洋書であれ、すぐに読めるという体験は圧倒的な快感である。青空文庫もパソコンでは読む気がしないが、Anoroidでは十分に読める。当然、Kindle Fireでは、普通の読書体験になるだろう。河口慧海の「チベット旅行記」の何と面白いことか。多くはない日本語の本も、今まで読まなかった類の本に目を向けてみようと思えば、新鮮な本もある。

今の時点で何を読んでどんな歓びがあるか、Kindle本での読書は、読書の有り様をどう変えるのかは、稿を改めることにしよう。

なお、Amazon(com)で買った本も、Amazon(co.jp)で買った本も、アカウントを統一すれば、日本で買ったKindle Fireで読めるようだ。そして設定を変えれば、どちらのAmazonでも洋書を買えるようである(当然安い方で)。

一言でいえば、お酒を飲むのよりずっと楽しい世界が広がりつつある。

戯れ言日録

文字どおり日々の雑感を投稿する。もっとも頭に去来するすべての観念が日々の雑感であるとすれば、そこから、「山ある日々」と「法とビジネスの諸相」に関わる観念を控除した残り物ということもいえる。

「残り物には福あり」というから・・

でもあんまりつまらないことを追い求めても仕方ないから、暦と俳句の感覚に裏打ちされた自然観相もいいななどとも思う。そうはいっても一体どこにそんな自然があるというのだろう。