持続可能性について,「国際機関・政府」,「企業」,「私たち」がする取り組みについての情報を,まとめて提供する頁です。情報提供が主眼ではなく,あくまで私が考えるうえでの参考です。

国際機関・政府の取り組み

「成長の限界」や「エコロジカル・フットプリント」を追いかけるように,国連等の国際機関,日本の政府,自治体も動き始めてはいるが,その関係は錯綜しているし,実効性(というより「本気度」という方が適切か)も,多くは多分に疑問である。

国際機関の取り組み

歴史的な経緯を整理しておきたいが,次の機会にしたい。

国連

現時点では,「持続可能な開発目標(SDGS)」への対応が突出している。アメリカの対応が後ろ向きで足を引っ張っているが,同国内の反科学的な世論と相まって,こんなことをしていては,早晩アメリカは,世界の問題から置いて行かれるかも知れない。

WWF(世界自然保護基金)

民間機関として立派な活動をしていると思う。 WWFジャパンにリンクしておく。

その他

日本政府の取り組み

外務省

「ODAと地球規模の課題」という項目があり(外部サイトにリンク),「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の他,気候変動,北極・南極,地球環境等の項目が記載されている。

環境省

「政策分野一覧」という項目があり(外部サイトにリンク),総合環境政策,地球環境・国際環境協力,環境再生・資源循環,自然環境・生物多様性,大気環境・自動車対策,水・土壌・地盤・海洋環境の保全,保健・化学物質対策から構成されている。

下位項目に「持続可能な開発目標(SDGs)の推進」,別に「生物多様性」がある。

企業の取り組み

企業の取り組みは,「CSR」(Corporate Social Responsibility),「CSV」(Creating Shared Value),「ESG」(Environment,Social,Governance),「SDGs」(Sustainable Development Goals)の,それぞれ舌を噛みそうな略語を通じて捉えることができる。
CSR(企業の社会的責任)は,以前からいわれていたことで,そろそろ定着するのかなと思ったら,ポーターさんのCSVに足をすくわれ,更に最近は。ESCやSDGsに追撃されているという感じだ。でも言葉の問題ではなくて,社会における企業の捉え方の問題が基底にある。

CSR

「会社は社会を変えられる- 社会問題と事業を〈統合〉するCSR戦略」(著者:岩井 克人,小宮山 宏)

「CSRデジタルコミュニケーション入門」(著者: 安藤 光展 )

CSV

「CSV経営戦略 本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する」(著者: 名和 高司 )

私は名和さんの本は「コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法」が面白かった。特にその中で「ビッグ・ピボット なぜ巨大グローバル企業が<大転換>するのか」(著者:アンドリュー・S・ウィンストン) を紹介していることに(日本語版の序文も書いている)大きな意味があると思っている。同書が,世界の動きを[より暑く」,「より稀少に」,「よりオープンに」ととらえていることが優れていると思うし,実践すべき「ビッグ・ピボット」もとても興味深い。

ESG

「ビジネスパーソンのためのESGの教科書 英国の戦略に学べ 」(著者:黒田一賢 )

SDGs

「SDGsが問いかける経営の未来」(モニター デロイト :編集)

私たちの取り組み

私たちひとりひとりが「持続可能性」のために何ができるかはとても難しい。ただ毎日の仕事や生活をする上での「心構え」はあり得るだろう。「成長の限界」を書いたデニス・L・メドウズさんもランダースさんも,本当は地球の未来に悲観的だけれども,力を抜いて歩むことを勧めている。まずこれらを紹介し,追って,具体的に何ができるかを考えていこう。

◆デニス・L・メドウズさんが勧める5つのツール

ビジョン を 描く こと、
ネットワーク を つくる こと、
真実 を 語る こと、
学ぶ こと、
そして 慈しむ こと

◆ランダースさんの 20 の個人的アドバイス

❶ 収入より満足に目を向ける
❷ やがて消えていく物に興味を持たない
❸ 最新の電子エンターテインメントに投資し、それを好きになろう
❹ 子どもたちに無垢の自然を愛することを教えない
❺ 生物多様性に興味があるなら、今のうちに行って見ておこう
❻ 大勢の人に荒らされる前に世界中の魅力あるものを見ておこ う
❼ 気候変動の影響が少ない場所に住みなさい
❽ 決定を下すことのできる国に引っ越しなさい
❾ あなたの生活水準を脅かす持続不可能性について知ろう
❿ サービス業や介護の仕事が嫌なら、省エネ関連か再生可能エネルギーの分野で働きなさい
⓬ 成長は良いことだという考え方から脱却する
⓭ 化石を基にした資産は、ある日突然、その価値を失うことを忘れないように
⓮ 社会不安に敏感でないものに投資しよう
⓯ 相応の義務以上のことをしよう。将来後ろめたい思いをしなくてすむように
⓰ 現在の持続不可能性の中にビジネスの可能性を探ろう
⓱ ビジネスで、高い成長性と高い利益率を混同しないように
⓲ 選挙で再選を望むなら、短期的に結果が出る公約を掲げよう
⓳ 未来の政治は物理的限界に左右されることを覚えておこう
⓴ 政治において、限りある資源の平等な入手は、言論の自由に勝ることを認めよ

地方で生きる