本の森

本を読む本 (講談社学術文庫)

posted with amazlet at 15.01.13
J・モーティマー・アドラー V・チャールズ・ドーレン
講談社
売り上げランキング: 1,993

原著:How to read a book

一口コメント

定評のある読書論である。今読んでも十分に参考になるが、「読書論」を読書するというのは、何となく滑稽だ。

本の森

「本の森」は、私が読んだor目を通したor買ったままになっている本から、現在取り組んでいることのために読み、あるいは好奇心、楽しみのために読んだ本の中から、備忘のために適当に選んで作成する、私自身のための主観的な資料集です。何かしないとその本を買ったことさえ忘れてしまうから!

一つの本を取り上げる「「・・」を読む」の外、ある分野の本んをまとめる「「・・の本」まとめ読み」も作成します。

紹介の仕方や記述について、どのようなスタイルが最も省力化できて、かつ有用かは、なお試行錯誤するしかないようです。ただAmazonとの連携は有用でしょう。

「本のタイプ」として、佐藤優さんの「読書の技法」が紹介する、②簡単に読むことができる本、③そこそこ時間がかかる本、⑤ものすごく時間がかかる本に、①必要なときに参照する本、④かなり時間がかかる本を加え、5分類にするのがよさそうです。

「読込度」は、M.J.アドラーの「本を読む本」に準じ、第2レベル「点検読書」を、「点読」と「通読」に、第3レベル「分析読書」を「精読」に、第4レベル「シントピカル読書」を「熟読」にし、さらに、それ以前の段階の「眺め読み」を加えるのが。適当だと思います。

最初は、本の紹介や評価に加えてこれも紹介しようと思ったのですが、煩雑ですね。本の紹介の仕方は、「適宜」がよさそうです。

山ある日々

山ある日々という言葉に、私はうっとりする。この言葉を思いついた頃は、「山ある日々」は、実際に登山している日々を指していた。でも今は、もっぱら街中にあって、思い出す登山の日々、思い出す山々の風景、あるいはもっと抽象的に、私が山の緑、紅葉に包まれているイメージを呼び起こす。

一方、その頃の日常を指す言葉は、「毎日がエベレスト」。でもこれはいささか羊頭狗肉で、あまり流行らなかった。

しかし毎日がエベレストだろうと、山ある日々だろうと、街中はうるさく汚い。ずっと頻度は減るがこれからも山に出かけるだろう。そして山から清らかな風と、汗だらけの身体を運んでくるのだ。