本の森

「私本管理」で本の整理をする

「私本管理PLUS」というフリ-ウエアのソフトがある。本の整理をしてくれるソフトだ。もちろん、本を片付けてくれるのではなくて、自分で本の情報を入力し、その情報の一覧管理ができるという意味だ。

入力は、このソフトの新規登録画面で、大部分の本の裏表紙に記載してあるISBN番号を打ち込むか、バーコードリーダーで読み取る。そうすると、Amazon等に接続し、そこにあるその本の主要な情報を読み込んでくれる。これで購入した本の整理がいとも簡単にできる。自分で追加したい情報も入力することができる。数千冊までは問題ない。

ただそれ以上に入力した情報を整理するのは、今まで長い間このソフトを使ってきたが、できたためしがない。そんなに難しくないのかも知れないが、どうも触る気がしない。一覧と検索さえできれば、それ以上の整理は不要という頭があるからかも知れない。

私の使い方

私は、事務所にある法律書全部をアルバイトの人に打ち込んでもらったことがあるが、所詮、数が限られているので、見つからないけどあるはずだとか、あるかどうか覚えていないという場合に使っただけだ。事務所移転で、意味がなくなってしまった。

今回は、「本の森」で気まぐれに本の紹介もしようと思うので、これで管理していかないと追いつかなくなってしまうだろう。過去の蔵書はともかく、新しく買った本や今後紹介したり参考にしたりする本を適宜入力していけばいいだろう。

そのため、私本管理に入力した本は表紙に1枚、記事に本の名前だけ挙げた本は背に表紙1枚、内容を紹介した本は2枚の、シールを貼る(←備忘)。

千夜千冊

松岡正剛さんが「千夜千冊」というWEBサイトで、既に1500冊近い本を紹介していることはご存じであろう。

最初に始めたのが、2000年2月23日で、以来、これを継続してきたことは本当に立派だ。選択された本も、程度が高く、しかもその内容を詳細に紹介した上、外の本との関係にも言及するので、理想的な本の紹介欄である。このようなことは到底できない。

ただ、私は、文筆家ではなく、一市民なので、off -the-job timeに目を通したほとんどは薄い本から、現代がどう理解できるかに焦点を当てたいと思う。

 

IT・AI・DX

ウインドウズ8を巡って

「同時併行的ITパニック」という記事の中でウインドウズ8のことを少し賞賛した。ただ新しく買う場合はともかく、ウインドウズ7以前のウインドウズから、すぐにアップグレードすることはよく考えた方がいい。

まず、スタートメニューがないのはとても不便だ。これはスタートメニューを作るフリーソフトで復活させるべきだが、それが気持ち悪い人もいるであろう。

ソフトについてはウインドウズ8をインストールする前に対応状況が表示されるが、大体対応していると聞いていたとおりだった。しかもその時点で対応していなくても、今は自動でインストール(オンラインアップデート)してくれるソフトも多く、あまり気にする必要はないだろう。ウインドウズXP時代からバージョンアップしていないものは問題があるだろうが。

むしろハードが困るのではないか。現に私は、マウスも、DVDも今のところ使えない。DVDはWEBサイトで調べると対応予定とあったが、いつかは分からない。事務所のDELLのマウスは古くてもそのまま使えたので気にもしていなかったが、自宅で使っていた小さくてかわいい、でも安いマウスは使えない。およそ対応する気もないらしい。その他、プリンターなどもよく調べた方がいいだろう。

ウインドウズ8は、これまでの画面(スタートメニューなし)と、新しい「スタート」画面が別になっており、後者が新しい試みであり、ここにあるいろいろなアプリが楽しいわけだが、でもこれはニュース等の若干の情報提供を除けば仕事用ではなく「趣味」のためのものだといわざるをえない。だから仕事では、これまでの画面を(スタートメニューをつけて)使うわけだが、それではウインドウズ8の意味がない。

その他、思わぬ事が起こるのも、世の常だ。ウインドウズ7の時の辞書ガシェットが消えたが事なきを得たことは、「同時併行的ITパニック」に書いた。

もう一つ。メールソフトのshurikenがつながらなくなった。再インストールすればいいかなと思っていたが、DVDが使えないことが分かり、当分だめかと思っていた。ところが・・・

実はアップグレードするとき、セキュリティソフトがウインドウズ8に対応していないと表示されたが、試用中だし、何とでもなると、気にもしなかった。そして昨日の夜、試用中のセキュリティソフトがウインドウズ8対応に自動アップグレードされ、もしかしてと思い、shurikenを起動させるとつながっている!要するに、セキュリティソフトは自分がウインドウズ8では役に立たないので、メールのネット接続自体を阻止していたわけだ(と思う。)。

本当に余計なことをする。

KINDLE本(洋書)を巡って

私は、まだ日本のAmazonで、KINDLE本を購入していないし、現時点では購入できる環境もないのでよく分からないが、どうもkindle本体がなくても、ipad、iphone、ipodtouch、androidで読めるので、そのためのアプリをこれらの機器にインストールさえすれば購入できるらしい。私の、ipodtouch、androidは、古いとか、故障中とかでうまくいかない。ア今のところメリカのkindle-ebookのようにパソコンで読めるようにはなっていないようだ。

その場合、アメリカで購入したkindle-ebookがどうなるのかも、よく分からない。アカウントを同じにできる、その場合はどちらかでしか購入できない?というような情報もあるが、Amazonは次々に新しいことをするので、あまり気にすることはないかも知れない。

しかし、スマフォさえあれば(日本人の3分の1くらいが持っている?)、誰でも百数十万冊の洋書から選択してどれでも1分で購入できるようになった。驚愕の新時代というしかない。日本の本は、せいぜい数万冊で色あせてしまう。

もう英語が読めないなんていえなくなってしまうなあ。

本の森

中学生からの作文技術 (朝日選書)

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本多 勝一
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一口コメント

「中学生からの」としたことで、本多さんの論争癖が押さえられ、読みやすくなった。語順と、読点が、「目玉」だが、この本の指摘する原則を頭の隅に置いて書くだけで文章の読みやすさはずいぶん変わるだろう。ただこの原則も十分に面倒くさいが。

コメント

本多さんには、もともと「日本語の作文技術 」、実戦・日本語の作文技術 という朝日文庫の本があり、これから「最低限これだけ習得すればいい部分を抽出」したものだそうだから、本多さん特有の、読んでいていやになる攻撃的な部分、独断的な部分も「最低限」で、要点だけ書かれていてお得だ。「日本語の作文技術」の主語廃止論、かかる言葉と受ける言葉(述語にかかる格助詞の成分は「補語」で、あとは修飾語と理解すればいいのだろう。「入門 日本語の文法」(村田水恵:アルク))もそのまま受け取ればいいだろう。今の外国人教授用の日本語文法(日本人のための日本語文法入門)と同じセンスと思われるので、このようなとらえ方に先見の明があったことは間違いない。

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