問題解決と創造の知識,山ある日々

百名山完登から百講座完習へ

百名山を完登したのは大分前(調べると2009年だった)になるが、それからしばらく山を楽しんでいたら、突然(2013年生まれの)孫娘への様々な付き添い、本読みの日々が続いた。併行して趣味としていた私の読書スタイルでは次々と対象が移り変わってKindle本が増大するだけで(遂に5000冊を突破した)、その「成果物」が余りに乏しいまま「成果物」も脳内で行方行方不明になるので、この際、様々なこと学んで「身につける」ことにしてみようと思う。大好きなお酒も、最近は少し飲み過ぎると、翌々日まで動けなくなってしまうので、ちょうど良い。身につけるといっても、俳句とか、楽器とか、ヨガとか、料理とかも楽しいだろうが、まずは早くやらないと間に合わなくなってしまう今まできちんと取り組んだことのない数学や自然科学、更にどうみても虫食い状態にあるとしかいえない人文科学、社会科学分野の「教養」について(みんなから嫌われる言い方だが 「現代的教養」と捉え返せば、それほど悪くない。私のこのブログでいえば、要は「問題解決と創造」だ。)、過不足なしに体系的に、かねがね時折視聴している「放送大学」の講座でフォローしていきたいと思う。キャッチフレーズは「百名山完登から百講座完習へ」だ。そう、百山から百座へだ。
このようなことができるかどうかは、意思の問題ではなく、「機会」の問題だと思う。私はかなり仕事はセイブしつつ暇になりつつあるから、そのための時間は確保できるのではないかと思う。本当に仕事が忙しかったり、毎週決意新たに山に登っていてへとへとになったりして、酒を喜びにしていては、「百講座完習」などできるはずがない。ついでに、「米英駆逐」というセンスはもうやめて、孫娘に胸を張れるように日本語なしでの海外ドラマを楽しんでみたい(要は、リスニングだ)。
このように考えた「百講座完習」の対象は、①ゆっくり身につける数学・自然科学、②さっさと全体を俯瞰する「教養」科目、③海外ドラマのリスニングだ。

百講座完習のための方法論を考える

学ぶことについて、親切にいろいろと教えてくれる本は数多い。今回、かなり目を通してみた。書き手は、A.「心理学者」が多いが、B.俺はこうした派も多い。もちろんA+B派もいるし、これが一番読みやすいように思う。でも結局、ⅰ自分の「問題解決」と位置づけて、ⅱ無理なく実行出来る計画を立てて文書化し、ⅲ実行するということに尽きるようだ。私は、元来ずぼらな人間だが、百名山に完登できたこと、ここ3年半ぐらい、月単位の中断は挟みつつ、断続的に、お酒を飲んでいない翌日が晴れていればほぼ毎朝、スロージョギングができているので、百講座完習も、楽しくできるように工夫すれば、続けられるのではないかという希望を持っている。ただ、お酒はこれを邪魔にする。
さて、上記の学習本のうち、A+B派であるが、「ULTRA LEARNING 超・自習法 どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド:スコット H ヤング」と「脳が認める外国語勉強法:ガブリエル・ワイナー」が面白い。これらを参照しながら、今後の「百講座完習」に取り組んでいこう。
ただ、①ゆっくり身につける数学・自然科学も、②さっさと全体を俯瞰する「教養」科目も、足をすくわれる要素は多い。①についていえば、大きな声では言えないが、放送大学の数学・自然科学系の講師陣は概して理知的ではない。②についていえば、放送大学の「教養」科目の講師陣は、概して視野が狭い。だから楽しくない要素も多い。このぐらいいっておけば、視聴の過程で愉快でなくなっても、継続できるだろう(なお全く余分な補足であるが、私は、時代的な状況もあって、高校、大学でまともに勉強していない。だから教授側を批判できる立場にない。今まではその立場をそれなりに大事に思って学んでいないことを乗り切ってきたが、最近、当時のことを振り返る本を読んでいるとうんざりすることが多い(「東大法学部の真相: 元全共闘の証言:大野 正道」は、特に書名を記して嫌悪感を表しておこう。)。これから私に残された時間はそれほど多くはないが、人を攻撃するより、「我が弱き」と共存して学んでいこう。)。
話を元に戻して、先ず①については「微分積分入門]をゆっくりと(とりわけ最初だから時間をかけて)、②については「問題解決の進め方」をさっさと概観しよう。この過程で関係する本について目を通したり、昔学んだことを思い出したりすることは楽しいだろう。
そして①②について、3年間ぐらいの間に「百講座」(45分××15回)の完習を目標とし、これに加えて③海外ドラマのリスニングは、成り行きだ。

ネットでの学びの問題-海外ドラマのリスニング

何が課題か

今、何かを学ぶためには、ネット上で様々な動画を視聴して行うことが可能だ。
「百講座完習」では、主として「放送大学」のネット配信の講座を視聴するが、これについては技術的な問題は余りない。
そこで、あれこれ課題満載の動画サイトで海外ドラマを視聴する方法を検討しよう。この関係については「海外ドラマ…」と銘打った様々な導入書があるので適宜参考にされたい。ここでは、有効な技術的な問題を検討する。

英語音声を聞き取る

まず海外ドラマを日本語吹き替え版、あるいは英語音声を日本語字幕で視聴するのは、普通の楽しみ方だ。パソコンを利用する場合も、スマホ(タブレット)を利用する場合もあるだろう。ただリスニングを目的とする場合、英語音声+日本語字幕は、日本語字幕に気をとられてあまり英語音声を聞き取ることはできないだろう。
そこで英語音声を英語字幕で見るということになる。英語音声と英文の意味を併せて理解しようというわけだ。更にこれに加えて特に初歩のうちは、英語字幕を文字に記録してゆっくり理解するのがよいと思える。
この場合の最大の問題は、通常、英語の音声や字幕の進行が早すぎて、音声も意味も理解するのが困難だということであろう。特に「シスコメ」というジャンルは、まず聴き取れない。そこで画面の進行を緩やかにする設定が利用できれば、一応それが可能ということになる。ただ、サイトやアプリによってやり方はまちまちだし、一々それを区別して実行するのは煩わしい。

私のお薦めする方法

そこでこれについては、パソコンで、Google Chromeに「Video Speed Controller」という拡張機能を入れれば、音声スピードの増減が10%単位で、更に10秒の戻り・送りも、すべてキーを押すだけの統一的な操作でできる。これはかなり快適であるので、お薦めできる。
特に、Amazon Prime Video は、スピードの増減ができないので必須だ。また各サイトのそれぞれのアプリも増減幅が大きかったり操作が違うので極めて煩わしい。
「Video Speed Controller」は、スピード減はSを、増はDを、何回か押せばいい。さすがに70%以下以下にすると聴き取りやすいし、何より英語字幕も読みやすい。他にもパソコンであれば統一して操作できることも多い。初級段階は、海外ドラマの視聴には、パソコン+「Video Speed Controller」を利用するのがよさそうだ。

英語音声を文字にする

英語音声(英語字幕)を文字化するのは、一昔前はもちろん人力でやっていた。これが煩わしいことはいうまでもない。今はパソコンにも無料のGoogle翻訳があるが、使い勝手ということであれば、今のところ「オートメモ」がいいだろう。日本語でも、英語でも、中国語でも、その他多くの言語について、録音して待っていれば録音時間の半分以下で文字化してくれる。精度は要はGoogle翻訳だ。これでうまく文字化されていない部分は、「オートメモ」でも聞き取れなかったのだから無理もないと頷いておけばいい。やはり子どもの発話は、「オートメモ」も少し苦手なようだ?
文字化した会話を参考に何度か聞き取っていけば、そのうちリスニングも得意になる(はず)だろう。

いきなり外語環境に放り込む

上記した「ULTRA LEARNING 超・自習法 どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド:スコット H ヤング」も「脳が認める外国語勉強法:ガブリエル・ワイナー」も、外語学習の方法として、いきなり外語環境に放り込まれることを、推奨している。ふつうはそんなことは余り実行できないし、人ごととして笑っていられる。しかし、海外ドラマを利用すれば、20か国語程度については容易にその環境が準備できる。特にNetflixやAmazon Prime Videoについてはそれが可能(要はドイツ語音声、ドイツ語文字、アラビア語音声、アラビア語文字等)な海外ドラマ(英語ドラマ)が数多くある。更に Disneyは、これに最適だ。
これらは、「オートメモ」で文字化も可能だ。面白い時代になったものだ。

百講座に応用する

放送大学の講座にも、字幕が出るものがあり、外語関係については上記のことが当てはまる。普通の講義でスピードを早くできて、視聴時間を短縮できる。
それより特記すべきは、「Wondrium」(旧Great Courses)だろう。これは有料の英語での講義で、そのままでは速すぎてなかなか聴き取り、理解は困難だ。これまでは加入しただけで持て余していた。しかしこれには英語字幕があり、その進行をゆっくりすると(例えば70%)、文章に近い話し方の英語音声+英語字幕は、そのままでもかなり理解できる。しかも英語のPDFの教材がダウンロードできる。更に「オートメモ」で、英語音声で文字化できる。
文字化しtら英文テキストを翻訳することは、昔からなされてきたことだ。しかし最近では、それがますます容易になった

放送大学の講座にも、字幕が出るものがあり、外語関係については上記のことが当てはまる。普通の講義でスピードを早くできて、視聴時間を短縮できる。
それより特記すべきは、「Wondrium」(旧Great Courses)だろう。これは有料の英語での講義で、そのままでは速すぎてなかなか聴き取り、理解は困難だ。これまでは加入しただけで持て余していた。しかしこれには英語字幕があり、その進行をゆっくりすると(例えば70%)、文章に近い話し方の英語音声+英語字幕は、そのままでもかなり理解できる。しかも英語のPDFの教材がダウンロードできる。更に「オートメモ」で、英語音声で文字化できる。
文字化しtら英文テキストを翻訳することは、昔からなされてきたことだ。しかし最近では、それがますます容易になった

放送大学の講座にも、字幕が出るものがあり、外語関係については上記のことが当てはまる。普通の講義でスピードを早くできて、視聴時間を短縮できる。
それより特記すべきは、「Wondrium」(旧Great Courses)だろう。これは有料の英語での講義で、そのままでは速すぎてなかなか聴き取り、理解は困難だ。これまでは加入しただけで持て余していた。しかしこれには英語字幕があり、その進行をゆっくりすると(例えば70%)、文章に近い話し方の英語音声+英語字幕は、そのままでもかなり理解できる。しかも英語のPDFの教材がダウンロードできる。更に「オートメモ」で、英語音声で文字化できる。
文字化して英文テキストを翻訳することは、昔からなされてきたことだ。しかし最近では、それがますます容易になった(例えば、WORD)。
今まで「Wondrium」(旧Great Courses)は、そのうちにと思ってきたが、なにがしかはすぐに「百講座」に組み込もう。

報告しよう

これからは、私の「百講座完習」について、できるだけ報告していこう。

ブログ本の森と山ある日々,問題解決と創造の知識

なかなか大変だ

「問題解決と創造」などという大それたコンテンツ(項目)を作り始めて大分時間が経ったが、何を目指し、どういう内容にするのかが、なかなか落ち着かなかった。普段目に入った面白そうで重要なKindle本を批判的に読んで紹介していくこと、「問題解決」に資することを着地点にすること、小項目を、問題解決とその方法を踏まえ、個人、企業、政府、環境及びこれらの相互作用からなる社会・世界の5領域にすることは、おおよそ決まっていたが、手許にあるKindle本とR本を睨みつつ、項目立てを整理し、重要と思われる本の分類をしていくことは、際限のない大変な作業であった。しかし、項目立てとその関係を整理することは、必須の作業と思われたので、飽きもせず、暇な時間を見つけては延々と作業を続けてきたが、際限がなく完成などしないが、地政学にはまり込んで以来記事を作れなかったが、項目立てとその関係についてはおおよそ目途がついたので、いったんここで項目の改定を終え、各項目について概観し、本を紹介する作業を再開したいと思う。

再開に当たって2点を確認したい。

解決できる問題は限られている

「問題解決と創造」とはいうものの、本を読む主たる目的は、曖昧な知識を整理したいとか、新しいことを知りたいという好奇心を満たすことが大きく、個人として問題解決に結びつくことは限られている。個人レベルの問題でいえば、仕事回りのことを除けば、健康、習慣の改善、目標達成くらいであろうか。社会・世界論でも、仕事回りのことを除けば、政府の行為の理解・対応、持続可能性への小さな参加、デジタル論への対応ぐらいであろうか。「問題」とされることの多くは、専門家の業界内議論の整序の追跡(これはこれで面白いこともあるが)や、居酒屋論議というレベルである。これは批判ではなくて仕訳の観点である。

ただ私は、社会・世界論に、「法とルールの基礎理論」、「デジタル論」を結び付けたいという思いがあるので、業界内議論や居酒屋論議で終わらせる気はない。もう少し先に行きたい。

Kindle本をどう読むか

ただ昔は余り感じなかったのだが、最近Kindle本(電子書籍)がなかなか頭に入らないと感じることがある。特に画像本は、本当に読みにくい(拡大して読んではいるが。)。ではR本(紙本)にすればいいかというと、字の大きさの問題、持ち運び・保存の問題で、どうしてもKindle本にしたくなる(R本があってもKindle本を買うことがある。一番最近の例でいえば、「啓蒙思想2.0 政治・経済・生活を正気に戻すために (ハヤカワ文庫NF) :ジョセフ ヒース」がそうだ。)。

これはノート論も絡むのでどうすれば事態を打開できるか、もう少し、考え、調査してみよう。

このような問題を抱えつつ、今日現在で整理した「問題解決と創造」の目次は、Ⅰ問題解決と方法/環境/個人/ Ⅱ企業/政府/社会/世界、及び実践論としての、Ⅲ社会・世界の複雑な問題群/デジタル論/法とルールの基礎理論である。しかし、これに各項目数冊から10冊程度の本を貼り付け、理解するのはそれだけで大変だ。

このように目次を整理するために、ここ数週間で重要と思われる数十冊のKindle本を買ってしまった。自分を励ますために、紹介予定として掲載しておこう。しばらく買うのはやめよう。

  • 協力の条件:盛山和夫
  • コンサルタントの秘密 技術アドバイスの人間学:G.M.ワインバーグ
  • リスクの立憲主義:エイドリアン・ヴァーミュール
  • 教養としてのデジタル講義 今こそ知っておくべき「デジタル社会」の基礎知識:ハル・アベルソン, ケン・リーディン, ハリー・ルイス, ウェンディ・セルツァー
  • 時間術大全―人生が本当に変わる「87の時間ワザ」:ジェイク・ナップ, ジョン・ゼラツキー
  • Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!:リチャード・ブロディ
  • 1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣:ケビン・クルーズ
  • 世界標準の経営理論:入山 章栄
  • 習得への情熱  チェスから武術へ―上達するための、僕の意識的学習法 :ジョッシュ・ウェイツキン
  • 啓蒙思想2.0〔新版〕 政治・経済・生活を正気に戻すために (ハヤカワ文庫NF) :ジョセフ ヒース
  • FOOTPRINTS(フットプリント) 未来から見た私たちの痕跡:デイビッド・ファリアー:デイビッド・ファリアー
  • 生活者モード戦略 変貌する生活者の欲求を捕え、DX時代の事業を設計する :佐藤 智施 and 大倉 幸祐
  • シンプリスト生活:Tommy
  • 人生はゲームなのだろうか? ―〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学 (ちくまプリマー新書) :平尾昌宏
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか(新潮新書):森 博嗣
  • 社会科学の哲学入門:吉田敬
  • 社会問題とは何か-なぜ、どのように生じ、なくなるのか?:ジョエル・ベスト R
  • 高校生からわかる社会科学の基礎知識:酒井峻一
  • デジタル読書のすすめ: クリエーターのための「知識からアウトプットまでの一貫したプロセス」が手に入る! :大山 賢太郎
  • これで読書ノートが続く!本を探す・読む・活かすを効率的にする「Kindle×Evernote読書術」:小田やかた
  • 数字でみる日本の100年 日本国勢図絵長期統計版(2020年2月)
  • データが読めると世界はこんなにおもしろい データブック オブ・ザ・ワールド入門:データブック 入門編集委員会
  • 動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか:フランス・ドゥ・ヴァール
  • サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠 (文春文庫) ジリアン・テット
  • Anthro Vision(アンソロ・ビジョン) 人類学的思考で視るビジネスと世界 :ジリアン・テット
  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~ :宮台 真司 and 野田 智義
  • Think critically クリティカル・シンキングで真実を見極める:ジョエル・ベスト
  • NOISE 上・下 組織はなぜ判断を誤るのか?:ダニエル カーネマン, オリヴィエ シボニー, キャス R サンスティーン
  • 入門・行動科学と公共政策 ナッジからはじまる自由論と幸福論 :キャス・サンスティーン and 吉良貴之
  • 世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史:スティーブン・ジョンソン
  • 世界を変えた6つの「気晴らし」の物語 新・人類進化史II:スティーブン・ジョンソン
  • 世界が動いた「決断」の物語 新・人類進化史Ⅲ:スティーブン・ジョンソン 
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか:クロード・スティール
  • ブリタニカ草稿 ──現象学の核心(ちくま学芸文庫):エトムント・フッサール
  • ひとのことばの起源と進化:池内 正幸
  • 意識の進化的起源 ──カンブリア爆発で心は生まれた:トッド・E・ファインバーグ, ジョン・M・マラット
  • 動物意識の誕生(上)(下):シモーナ・ギンズバーグ, エヴァ・ヤブロンカ
  • 進化の意外な順序-感情、意識、創造性と文化の起源:アントニオ・ダマシオ
  • ヒトの社会の起源は動物たちが知っている:エドワード・O・ウィルソン
  • 道徳の自然誌 :マイケル・トマセロ
  • 思考の自然誌 :マイケル・トマセロ R本
  • 文化的進化論 人びとの価値観と行動が世界をつくりかえる:ロナルド・イングルハート
  • 社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学: ジョナサン・ハイト
  • 社会問題とは何か-なぜ、どのように生じ、なくなるのか?:ジョエル・ベスト

<問題解決と創造>の目次1 問題解決と方法/環境/個人

  • 問題解決と創造
    • 問題解決と創造
      • 問題解決総論-好奇心から問題解決へ
      • 問題解決を妨げる思考
    • 問題解決の方法・スタートⅠ:学習・読書・ノート
      • 学習する
      • 読書する
      • ノート論
    • 問題解決の方法・スタートⅡ:行動・思考とデータ
      • 行動と思考の起点
      • データ・資料で見る社会・世界
    • 問題解決の方法Ⅰ:基本と個人
      • ヒトの進化的適応
      • 言語
      • 論理
      • 数学
      • 統計学・データ分析
      • 問題解決・OR・数理モデル
      • 心理学
      • 哲学
      • 創造とアイデア
    • 問題解決の方法Ⅱ:社会・世界
      • 社会への多様なアクセス
      • 集団の進化的適応
      • 社会科学方法論
      • ミクロ経済学
      • ゲーム理論
      • 社会学
      • 社会心理学
      • 人類学
      • 行動経済学-行動科学
      • 複雑系とシステム論
      • ネットワーク 論
      • コロナ論
  • 環境:自然・人類・情報・人工物
    • 自然
      • 科学の初歩
      • 科学史・科学哲学
      • 物理学
      • 化学
      • 宇宙・地球
      • 生物
    • 人類
    • 情報
    • 人工物・テクノロジー
    • 危機にある地球・環境・生態系
  • 個人:行動と生活
    • 身心と行動・思考
      • 身心論
        • 身心論の基礎
          • 春木身体心理学
          • 山鳥神経心理学
          • 西垣基礎情報学
        • 心的世界を解明する
          • 認知科学
          • 脳神経科学
          • 医学・看護学
        • 外部世界-共同主観的世界
      • 行動・思考論
        • 行動論とその応用
          • 動物行動学
          • 行動分析学
          • オートポイエーシス
          • アフォーダンス
          • 行動論の応用
          • 仏教論
        • 思考類型
        • 行動・思考の諸相
    • 生活と文化
      • 生活総論・人生論
      • 家族とコミュニティー
      • 健康・運動・瞑想
      • 仕事
      • 知的生産・教養・芸術
      • 日常・自然とつながる俳句の世界
      • 思想
    • 行動を変える
      • 習慣を変える
      • 依存を脱却する
      • 思考を改善する(クリティカル・シンキング)
      • 上達する
      • 目標を達成する
      • 自然を経験する
      • 歩く・走る・登山する

<問題解決と創造>の目次2 企業/政府/社会・世界

  • 企業:経営と統治
    • 企業とは
    • 経営
    • 会計
    • 統治と内部統制
  • 政府:支配と政策
    • 情況論
    • 権力・国家・政府・行政
    • 政治と政策
    • 地方自治
    • 財政
    • 教育・医療機関等
  • 社会・世界
    • 情況論
    • 地理と歴史
    • 経済論
    • 国際関係

<問題解決と創造>の目次3 実践論

  • 社会・世界の複雑な問題群
  • デジタル論
  • 法とルールの基礎理論

ブログ本の森と山ある日々,問題解決と創造の知識

2021年8月終わりの状況

去年の夏の終わり(2021年8月31日)に、「やっと再開できる-これから先も書き続けよう」を書いて、この時点での関心事と関係する本を「関心が移動する1-歴史と国家へ 2.1. 歴史への視角 2.2. 国家・戦争論 2.3. 歴史の中心」、「関心が移動する2-生命・動物・ヒトの行動」、「関心が移動する3-その他」に分けて掲げておいた。

それからの推移

それから半年経ってしまったが、その間も、いろいろと関心の対象を移動させしつつ、様々な分野の本に目を通していたが、記事は作成しなかった。

2021年でいえば、ノート論からObsidianを知り、慣れるのにしばらく時間がかかったこと、俳句や様々な歳時記に目を通したこと、会社設立登記をオンラインですることが面倒だったこと、会社の内部統制について詰めて考えたこと(監査役をしている会社用に作成し、まだ記事にしていない。)等があった。

2022年になって、個人、社会の有り様を捉えるためには、ヒトの進化的適応をしっかり理解すること、進化論の定性的な捉え方だけではその抽象度によって様々な分析が可能と思われるので進化・遺伝の物質的基盤を捉えること(「ビジュアルで見る遺伝子・DNAのすべて:キャット・アーニー(原書房)がお薦めだ。)、更に化学や物理の初歩を思い出すことや数学も使えるようにすることに注意を向けた。進化的適応を理解するには、動物の中枢神経を理解することが必須なので「意識の進化的起源 ──カンブリア爆発で心は生まれた:トッド・E・ファインバーグ, ジョン・M・マラット」や「動物意識の誕生(上)(下):シモーナ・ギンズバーグ, エヴァ・ヤブロンカ」が興味深い。しかしこれを「問題解決」につなげるのは、相当しんどい。そういう中で「問題解決と創造」の目次に手をいれて「<問題解決と創造>を見直す」につなげることができた。

最近手にした「暴力と紛争の“集団心理”:縄田健悟」は、進化的適応も十分に視野に入れており、ここまで来ると「地政学」についても冷静に対処できるだろう(最近、またぞろ感情的な議論がなされているが。)。約1年で、「ひとまわり」だ。