IT・AI・DX,本の森

「AIをビジネスに実装する方法 「ディープラーニング」が利益を創出する」(著者:岡田陽介)(Amazonにリンク

著者サイドによる紹介と目次

もはや「AI(人工知能)を試験的に導入してみよう」という時代は過ぎ、様々な企業が、現実のビジネスにAIやディープラーニング技術を活かした事業展開を行っている。

そうした動きは決して製造業やハイテク企業に限ったことではなく、小売・流通業や物流などなど、業界や業種を問わず急速に広がっている。

本書は、設立わずか6年で、国内企業数社でのAI導入支援の実績をもち、ディープラーニングが成果を出し始めた2012年から、いち早く同技術に注目してきたITベンチャーであるABEJA(アベジャ)の経営トップが自ら語る「AIのビジネスへの実装の具体的方法」。

AI・ディープラーニングをどう現実のビジネスに活かせばいいのか? 基本的なしくみから、実装・運用の成功要件、最新事例までを、文系ビジネスマンでも理解できるように、わかりやすく解説する。

目次

  • 1章 なぜ、いまだにAI導入を躊躇するのか
  • 2章 ネコでもわかるディープラーニングの原理
  • 3章 AIの導入前に知っておきたいこと
  • 4章 データ取得から学習、デプロイ、運用まで ~AI導入のプロセスを知る~
  • 5章 AIを導入した企業のビフォー&アフター
  • 7章 レバレッジ・ポイントにAIの力を注ぎ込む

私の簡単なコメントとメモ

2018年10月10日発行。この本は、非常に正直な本だと思う。「設立わずか6年で、国内企業数社でのAI導入支援の実績」という記述が、そんなもん?という感想を抱かせるし、第5章で紹介されている「AIを導入した企業のビフォー& アフター」(ICI石井スポーツ、パルコ、武蔵精密工業、コマツ」の事例や、「画像、音声、テキストが新しいビジネスを生む」もびっくりしない。

第4章までのAI(機会学習)の基本的な説明と相まって、敷居の低い、手堅く正直な本といえるだろう。

詳細目次

IT・AI・DX,日々雑感

現状

前回の投稿「この夏の課題-「未来の法律事務所」へ」に記したように、2019年のお盆休みを利用して、Wordpress.orgに「未来の法律事務所」を作成し、Wordpress.comからこのWebを移行する作業に取り組んでいる。

サイト全体の単なる引っ越しではなくて、構成、内容も見直しつつなので、始める前は、深淵に引きずり込まれるような「徒労感」があったが、やり始めると、あれこれつまずきながらであるが、現状、ほぼ目的地が見えてきた。備忘をかねて、中間報告をしよう。

備忘-様々な問題

今回の作業は、「弁護士村本道夫の山ある日々」がいつまでたっても仕事のサイトと見てもらえないので(原因は、ひとえに作成者にあるわけだが)、内容を見直そうと思ったのが動機なので、最初からOrgに移行すると決めていたわけではないが、やり始めてみると何とかなりそうなのでOrgに移行することにした(レンタルサーバーは、Comのビジネスプランより安価でMS Officeが5セット利用できるサービスがあったので、早晩移行しようと思い2年前に加入していたが,そのままになっていた。)。

今の   WordPressの最大の問題は、エディターをGutenbergにするか否かであるが、所詮エディターの問題なので、移行後の課題とした。WordPressを利用し始めた最初の頃、エディターの自動整形機能には凝りていたし、英語圏でも評判が悪すぎる。

WordPressのテーマは、和製のLightning Proとその機能を拡張するプラグインであるLightning Fortの組み合わせとした。7000円弱である。

ところがLightning Proが共用サーバーにインストールできない。あれこれ調べると、インストールできるデータ容量の上限の問題であることがわかり、おまじないのようなiniファイルを作成して FTPでサーバーにインストールした。これだけでも結構ストレスだ、同じく容量の問題が、このWebのデータ全体の移行でも生じている。

テーマのLightning Pro+Lightning Fortのカスタマイズ画面は、今までのComのビジネスプラン+Lovecraftのものと全く違っていてかなり戸惑った。というより、インストールした時点でサンプルがあるのだが、それがトップページ(フロントページ)、固定画面、投稿画面、ウィジットとどういう関係があり、どこをどうやって自前のWebを作っていけというのか、根本的なナビゲーションが欠けている。私は、一応、Comでのテーマの入れ替えの経験があるので、あれこれ触っているうちに大体理解できたが、細かい部分に手を入れるのは、これからだ。大雑把にいえば、トップページ(ホームページの表示)は「最新の投稿」にし(「固定ページ」にするとどうなるのかよく分からない。Lovecraftではそれが簡単だったのだが)、ヘッダーとトップページ・スライドショー、PRエリアを作成し(pixabayやfont awesomeの使用法も試行錯誤だ。)、あとはウィジットで調整すればいいのだろう。

私がComで使用していたウィジットに「人気の投稿とページ」や「翻訳」があるが、これはComのプラグイン「JETPACK」の機能のようだが、Orgではどうか。Orgでも「JETPACK」は無料で利用できと聞いていたが、インストールしようとすると有料画面が出てくる。頑張って有料を押さないで先に行くと、無事無料版がインストールできた。しかし、上記のウィジットが見当たらない。無料版ではだめなのかとググってみると、デバック画面から設定できるらしい。無事設定完了。

新しいコンテンツとして「持続可能性」と「DX・AI・IT」を始めることにしたが、トップページ・スライドショー、PRエリアでの表示内容を考えながら、今までどおりの固定ページの内容を考えているうちに大分かんがえがまとまってきた、今まで、「問題解決と創造」であれこれ考えていたからだが、2015年のSDGs、足下のAIブームを考えると時宜にかなっているし、私の残された人生を託すに値する重要な問題である。

本の森は、書評ではなく、私が設定した問題(法とルール、持続可能性、DX、問題解決のヒント)に関連する情報として、大げさでなく取り上げていこう。

残された問題

SSLの設定(その後完了。適切な説明がないが、とにかくサーバーサイドで無料SSLの設定をし、WordPress側の一般設定で、ドメインをhttpsに書き換えてなんとかなった。慎重にやらないととにかくお金を取られる方に誘導されてしまう。)、データの移転、閲覧者のRedirection、誘導、これまでの利用システム等の縮小、解約等の技術的な問題が残っている。

もちろんコンテンツの内容のブラシュアップ、デザインの改善等々、ずっと続く課題である。

IT・AI・DX,日々雑感

このWebを「未来の法律事務所」と改題し内容を見直します

これまでこのWebは「弁護士村本道夫の山ある日々 法を問題解決と創造に活かす」として運用してきました。Web作成の最初期は、確かに私自身が山行に明け暮れた「山ある日々」と重なっていましたが、100名山を完登したあとは次第に山から遠ざかり、名前倒れになっていました。愛着はあるのですが、このままでは相変わらず趣味のWebのように見えて中身が伝わりにくいので、未来を見据えた弁護士活動をするという趣旨で「未来の法律事務所」に改題します。この夏の間に必要な手を加えます。

未来?

ただ私にとって未来というのは、なかなか微妙です。昔ならそろそろ「引退」を考えてもいい年になり、心身共前途多難だろうと思う一方、今私が考えていることは、2052年に持続可能な社会を創る活動に弁護士として参画し、これを見届けたいということです。

「2052」というのは、1972年にローマクラブから委託され、ドネラ・メドウザ、デニス・メドウザさんらと一緒に「成長の限界」を書いたノルウエーのヨルゲン・ランダースさんという科学者が、2012年に、その間の40年の地球の劣化を振り返り、40年後の2052年を予測した「2052 今後40年のグローバル予測」という本が予測対象とした年です。そのとき地球は、何とか破滅は逃れるだろうが、その後は決して甘くないという見通しです。

2052年は33年先ですが、平均余命が20年くらいなので、私が2052年を見届けるのはだいぶ苦しい。ただメドウザさんらの本を翻訳したシステム思考家の枝廣淳子さんに「人生のピークを90代にもっていく!」という本があって、これに倣って生きていけば大丈夫。でも枝廣さんには、「朝2時起きでなんでもできる!」という本もあって、徹底の仕方が半端ではない。

「未来の法律事務所」の内容

未来の法律事務所は、「持続可能な社会」を創造するための「法律サービス」を提言、実行することを主目的とします。

「持続可能な社会」を創造するためには、企業は、「持続可能な社会」という枠組みの中で、財の生産・消費と投資をすべきですし、投資家はESG投資という観点からこれを評価します。政府も、「持続可能な社会」を創造するために、立法、政策実行をすべきです。弁護士はそのための企業、政府の活動を、支援し、監視し、是正します。

「法律サービス」には、もちろん、個人や企業の価値・権利を擁護する通常の弁護士としての活動内容も含まれますが、価値・権利も「持続可能な社会」という枠組みの中に位置づけられるべきです。

「未来法律事務所」はこのような観点から「法律サービス」と「持続可能な社会」についての情報を提供し、実行します。

また「DX」もそのための方法として考察し、さらには、「問題解決」に遡って考察します。

「DX」については、プロジェクトに参加する予定があります。「AI時代の弁護士業務」という論考も作成します。

これらの記事については、これまでの記事が生かせるものもありますが、相当部分を新たに書き下ろし、修正する必要があると思っています。

技術的な問題

技術的な問題については、出来るだけ負担を軽くしたいと思います。

Webのベースは今までどおりWordPressで何の問題もないのですが、comのままにするか、orgにするかという問題があります。自分でサーバー管理をすると余計な問題が生じる可能性もありますが、orgの「自由」は魅力的です。だいぶ手を加えるとすると、新たにorgにしたい気もします。新しいEditorのGutenbergをどうするかという問題もあります。少し考えましょう。

テーマは、Lightningにしようと思っています。写真も利用しやすい環境になりましたが、私は写真を撮るのが致命的に下手なようです。だから見栄えはあまり変わらないかもしれません。

なお「未来の法律事務所」はWebの題名です。私はこれまでどおり「カクイ法律事務所」で弁護士として執務しています。