法とルール

行政書士の仕事

行政書士の業務は,行政書士法第1条の2,3に規定されているが,私は運転免許も持っていないので,これまで接触したことはなかった。ただ,業法の免許について細かい処理をしているのだろうということは想像していた。

行政書士のための法律実務書2冊を読む

最近,「要件事実」について若干調べていると,Kindle本に日本行政書士会連合会中央研修所編の「行政書士のための要件事実の基礎」という本があることを見つけた。「民事訴訟編」と「行政訴訟編」に分かれていて,「行政訴訟」についての要件事実を検討しているという内容なので購入してみた。目を通すと「民事訴訟編」はやけに分かりやすい。「行政訴訟編」はこれで要件事実の検討として充分なのかは今後検討したい。

さらに同じ編者の「行政書士のための行政法」というKindle本もあり,「総論」で行政法総論,行政手続,行政不服審査,行政事件訴訟等を取り上げているほか,「各論」で「道路運送法」,「道路運送車両法」,「土地利用関係法」,「廃棄物処理法」,「建設業法」,「出入国管理及び難民認定法」,「農地関係法」,「風営法」を取り上げている。各論は,司法書士が現に行っている許認可手続の分野の法令について,その概要,判例等で問題となった紛争事例を取り上げて説明しており,その分野の全体像の把握に最適だ。

両書ともお勧めしたい。

「行政書士のための要件事実の基礎」(日本行政書士会連合会中央研修所) (Amazon・本の森)

「行政書士のための行政法 第2版」(日本行政書士会連合会中央研修所) (Amazon・本の森)

 

 

法とルール

裁判と事実認定を考える

「裁判と事実認定を考える」の固定頁の第1稿を作りました。大項目の「裁判」の「裁判制度について」(以下に,引用します。)に続いて「日本の民事裁判制度」,「弁護士業務から見た民事裁判制度」を検討し,大項目で「事実認定」を取り上げています。「法を問題解決と創造に活かす」ために,立法のあり方(「立法と法解釈を考える」)と並び,私が最も力を入れて考察したいところです。固定頁の「裁判と事実認定を考える」は適宜改定されますので,そちらをご覧下さい。

立法と法解釈を考える」「法制史・外国法」にも手を入れました。

裁判を考える

裁判制度について

裁判は,古来からかなり普遍的に見られる制度であるが,その具体的な内容は,地域,時代によって相当に異なる。これらは法制史として検討されている,ただし,現在,その差異は,相当程度,縮まっていることは間違いないが,それでも他国の裁判制度を,そこで適用される法令も含めて理解することはそう簡単ではない。

ただ裁判制度のように,関係者に対して具体的な影響があることを理解しつつ,その方法を意識して事実を認定し,判断する機会(制度)は多くはないから,それなりに優れた制度として検討の対象となることが多いのは,理解できる。ただ裁判制度を論じる人はどうしても「焦点効果」にとらわれ,たかだか政府の1部門である司法機関が,持ち込まれた案件についての対応の問題であることを見失い,過大評価することが多い。確かにしっかりした法制度,裁判制度が機能していることが秩序維持や経済発展のために重要であることが指摘されているが,裁判所が世の中をよくしたり,経済発展させたりするわけではない。

裁判制度を考察する視点で重要なのは,その論理性と科学性である。参考本として次の2冊を挙げておこう。

「法廷に立つ科学 「法と科学」入門」(著者:シーラ・ジャサノフ) (Amazon・本の森)

「武器化する嘘 情報に仕掛けられた罠」(著者:ダニエル・J・レヴィティン) (Amazon本の森

一般に刑事裁判の方がなじみがあるが,これには複雑な要素・考慮が含まれるので,まず民事裁判を取り上げよう。

(以下,省略)

 

 

 

IT・AI・DX,日々雑感,法とルール

中身

暑いから自然好きの私も家にこもり,このWebをいじって時間をつぶすことが多くなる。もちろん,記事の充実を目指すべきだ。

このWebをだれが見に来るんだろう。数はどれだけかわからないが,法律について知りたい,弁護士に困り事を依頼した方がいいかと思ってたどり着く人もいるだろう。そういう人のために,「法律業務案内」の項目(メニュー)に,せっせと役に立つ記事を作って載せよう。自分のためにもなる。

新しい法律問題」には,当面「ジュリスト」を読み込んで,参考になる記事を紹介しよう。

法律相談と弁護への依頼」は一応記事は揃った。「市民・企業の法律問題」の充実はこれからだ。

分野別法律問題の手引」もおおよそ項目は揃ったが,内容はこれからだ(ただこれを形式的に網羅しても余り意味がないので,時折見直す程度にしよと思う。2021/3)。

法を問題解決と創造に活かす」では,まず「裁判と事実認定」に取り掛かろう。

そういう法律の分野よりも「問題解決と創造」に興味のある人もいるだろう。でも,やることは無限だ。次は,「動物と植物」,「地方政府」,「分業:国際経済」あたりから取り掛かろう,それにしても暑いなあ。

でも,形をいじるのも面白い

私はエイヤッと「レイアウト」を変えてから,どんどんこのWebの形をいじり始めた。

とりあえず,固定頁や投稿のカテゴリーとタグがグチャグチャになっていたので,固定頁やカテゴリーをドラッグ・アンド・ドロップで並び替え,整理できるプラグインを使い,整理した。タグはこれからだ。

サイドバー(画面の大きいパソコンだと右側)の最上部に検索を,次いで翻訳を置いた。Google翻訳は,本当にたくさんの言語についてあっという間に翻訳できてすごいなあ。でもこの機能は誰が使うんだろう。

検索は一般的なものを置いていたが,使っても何が何だかわからないので,キーワードで検索すると,選択によって関連性,新しい順,古い順に並び,それぞれのカテゴリーの記事数も表示されるウィジェットを置いた。しかも,検索されたキーワードは黄色でハイライトされる。これまではどこに検索したキーワードがあるのか分からなかったので,これは画期的だ。

ついでに今日は悪乗りして,サイドバーの一番下に「ラジオ体操」の動画を配置した。少しは体を使おう。

といっても私が何か特別なことをするわけではなく,WordPressに用意されたウィジェットや公開されているプラグインだけでできるのだから,びっくりだ。おもしろいよね。